ストーリー
「推理プロセスのポイント」はネタバレの情報を含んでいます。推理前の場合はご注意ください。
海馬地区近くを流れる渓谷で、頭から血を流して倒れている男が発見される。
発見した医師の佐多によって宗谷家に運び込まれ、佐多の娘で看護師・真紀の看護を受けて意識を取り戻すが、自分の名前が思い出せない。頭を打ったショックで記憶が失われたのだ。
宗谷家当主の正太郎から「記憶が戻るまで、ゆっくり養生されるがいい」と厚遇され、屋敷に留まることになるが、使用人達の態度はよそよそしく、村人からは胡乱な目で見られ…。
時折襲うフラッシュバックに記憶の断片を見るが、未だ何も思い出せずにいた。
やがて、自分の名前が「潮野卓也」であることが分かり、海馬村、つまりこの村の出身であることも判明する…しかし、なにかを隠している村人たち。
なにも思い出せない卓也。自分を探すべく、卓也の足はフラッシュバックで見た、青い花の咲く岬「忘却の岬」へ向かうのだった。
その晩、村の陶芸家・エリの恋人のフリーカメラマン立石が忘却の岬で殺される。
当日の夕方、忘却の岬に一人で居た卓也にはアリバイが無く、犯人の疑いがかけられるが…。
- 30%
- 都井 研作(運転手兼雑用係)
- 23%
- 日向 亜紗子(家政婦)
- 18%
- 佐多 真紀(看護師)
- 11%
- 宗谷 正彦(建築会社専務)
- 5%
- 宗谷 正太郎(建築会社社長)
- 5%
- 宗谷 泰江(正太郎の妻)
- 3%
- 佐多 輝明(医師)
- 2%
- 室戸 孝(農家兼陶芸家)
- 1%
- 伊良湖 エリ(陶芸家)
- 1%
- 潮野 卓也(記憶喪失の男)
- その他
- 飯田 シン、潮野 美和 など
真犯人は、日向亜紗子。
被害者は、忘却の座ではない別の場所で殺された後、車椅子を使って忘却の座に運ばれたことを轍と足跡から見破る。
死体を運ぶまでの間に、物置小屋の引き戸の中に隠されていたことを、人形ケースの高さの違いから看破。
ソファではなく、引き戸の中の椅子に座らせた点から「犯人は、卓也と真紀がストーブを取りに入ることを知っていた」と推理。
被害者の携帯電話の電源が切られていたことから「犯人は、音量が大きいことを知っていた人物」と見抜く。
包帯が血で汚れていないことから、卓也を犯人から除外。
卓也が「今は2008年」と誤解した点を、地震と月齢(さらには朝日放送のロゴ)などから、「誤解である」と指摘。
犯人名と理由まで正解…46名(約0.2%)
キング・オブ・エレガントに選ばれたのは、
東大阪市のペンネーム・ミステリードさん