リフォームの匠
3回登場

祖父母が眠れない家

建築士、照明コンサルタント、インテリアデザイナーと肩書きをもつ江口恵津子。今回、居場所のない祖父母に心落ち着く空間を・・という依頼に臨んだ。本人曰く、大胆な癒しも必要ということで玄関を取り壊し、納戸を解体し、10畳の居間の床板をはずし、と100%変えてしまうのか・・とも思わせたが、それは多角的な癒しを追求するためで、居間とキッチンの床質を同じにすることでのバリアーフリーに。掘り炬燵をつくることにより、デザイン的にも実用性にも落ち着ける場所にした。玄関にも視覚的な癒しを意識し、庭には花々と音の癒しを加え、料亭の趣を感じさせた。
(6月23日放送)

方角に惑わされた家

玄関をあけるとすぐ浴室。不要に2つもトイレがあり、居間はトイレと浴室で遮光されている水回りの問題が多い家を、母娘2人暮らしにぴったりのバリアーフリーを兼ね備えた穏やかな光のはいる優しい家に。江口が展開する不要物の再生術には甚だ脱帽といった感じである。ただ、部屋を改造するだけでなく、家の家具の色合いや、デザインなど江口のコーディネーター的なセンスが光った大改造。
(8月11日放送)

玄関で寝る家

築50年、13坪の木造2階建てに家族5人で暮らす家。
玄関を入ってすぐの祖母の部屋は、他の部屋への動線になっている為、落ち着いて眠る事が
出来ない。江口は狭いスペースの中で用途に合せた空間を独立させ、2方向から使える多機能かつ実用的な収納家具を披露し、家の中に明るい光が差し込む構造は祖母だけでなく、家族全員の癒しの時間を取り戻した。  
(04年5月16日放送)