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『必殺仕事人2014』のトークイベントが開催されました!

2014年7月22日

『必殺仕事人2014』の放送もいよいよ目前。ドラマへの期待が高まる中、東山紀之さん、松岡昌宏さん、知念侑李さんの3人によるトークイベントが、六本木ヒルズの特設ステージにて開催されました。

世界的和太鼓集団『天邪鬼』による威勢のいい太鼓演奏が鳴り響く中、3人が登壇。三者三様のきりっとした和服姿に、待ちかねたファンから大きな歓声が上がりました。
まず、渡辺小五郎役の東山さんが、集まった650人のファンを前にごあいさつ。「『必殺』は歴史ある作品。そこに、新しい風を吹かせに知念という後輩が入り、装いを新たに素晴らしい番組になっています。ぜひ期待してください」
続いて、経師屋の涼次を演じる松岡さんは「年明けすぐの寒くて厳しい撮影でしたが、きっとその寒さが、ある種の“色気”という必殺の醍醐味となって映像に残っていると思います。ドラマを見て、ちょっと涼しい気持ちになっていただけたら、夏にぴったりの作品になるんじゃないかと思います」と冬の撮影現場を振り返りました。
今回新たに仕事人のメンバーに加わることになった知念さんは「“一休さん”みたいな坊主の男の子が、どんな風に仕事人になっていくのかを見ていただければ」とみどころをアピール。三者三様、ドラマの出来栄えに自信をのぞかせました。

トークイベントの後半には、監督の石原興さんをはじめ「必殺」シリーズを長年支えてきた撮影スタッフ5名が登場し、撮影の裏話を披露する一幕も。
石原監督によると、撮影中に東山さんは腰を痛めてしまったそうです。東山さん曰く「人生で初めてぎっくり腰を経験。本当に“ギグ”っていうし(笑)、あぶら汗も止まらない。でも、(照明スタッフの)林さんに医者を紹介してもらって、1日で治しました」翌日に現場に走ってやってきた東山さんには、監督も驚いたとか。
また、松岡さんが「八重ちゃん」と慕う記録(スクリプター)の野崎八重子さんは、松岡さんの気配りしすぎる性格を指摘し、「もっとリラックスした松岡くんが見たい」とリクエスト。その言葉には、さすがの松岡さんも「これは、家族会議です!汗かくね〜。親に言われてるみたい」と、タジタジでした。
そして、雪が降る2月の京都で川の中に入るという過酷な撮影に挑んだ知念さんに対しては、監督が必殺に出るならば越えなければならない試練と断言。「下にウエットスーツを履いていたので大丈夫」という知念さんの言葉に、松岡さんが「僕は履かなかったです」と対抗し、あわてて「やっぱ履いてないです!」と知念さんが切り返す場面には、ファンからも笑い声が上がりました。
さらに、スタッフからは東山さんと松岡さんが撮影前、早めに京都入りして「必殺」シリーズを支えた名優、藤田まことさんの墓参りに行くエピソードが披露されました。東山さんは、「必殺と言えば藤田さん。僕らはその世界観と存在に敬意を払うのは当たり前」と、その理由を説明。また、藤田さんを「親分」と呼んで慕っていた松岡さんは、藤田さんから「必殺、頼むぞ」と耳元で言われた声を覚えていると言い、「必殺という時代劇をテレビ界に残さなければいけないという使命感を持っています。今回は、知念が入りますとも報告しました」と、その思いを語りました。

「ぎっくり腰」も「冬の寒さ」も乗り越えて、俳優陣とスタッフが一丸となって作り上げた『必殺仕事人2014』、ぜひお見逃しなく!