2022430(土) 放送

いつものキッチンカーから始まるスタイルと違い、湯河原駅をバックに自撮りする速水。まだあたりは薄暗い。今回はなんと番組初!漁に出るというのだ。早速キッチンカーを運転し港へ向かう。「朝の海きれいだなー」必ず現地の景色や自然を堪能するのも速水スタイルだ。

しらすは、炒めたり、炊き込んだり、お弁当の食材にも使える便利な食材だが、今回は漁に出て、普段なかなか食べられない生しらすを調理するという。しばらく運転し、福浦漁港に到着。「漁に出られるってわくわくする!」と港を歩いていると、「もこみちさーーーん!」と遠くから声が。「ちょっと今そちらに行きまーす」と速水が近づいていくと、声の主は今回の依頼者であるしらす漁師の三輪さんだった。「今日のコンディションはどうですか?」と聞くと、「ん-、獲れるように祈りましょう!」と少しお天気が気になる様子。二人で天にお願いし、いよいよ人生初のしらす漁へ。黒の長靴、カッパ姿も様になる。カメラに向かって大きく片手をあげる速水。よく獲れる日は、100キロぐらいだと聞き「よし!100キロいくぞー!」とやる気満々だ。しらすがいそうなあたりで船を旋回し何度も捕獲に挑むが、無情にも三輪さんから「ちょっと今日はいないみたいです…本当に申し訳ない。」と告げられる。しかし、速水は「勉強になったし、楽しかった」と前向きだ。すると三輪さんが「実は、冷凍生しらすというのがあるので、もしよかったらそれを味わってほしい」と、冷凍生しらすをいただくことに。しかし、冷凍とは思えないほどつやつやのしらす。速水も「光に当たってキラキラ輝いてかわいい!」と食材愛が止まらない。「いや、うまい!とろける。塩味と甘みがある」と大絶賛。湘南しらすは一般的なものよりも大きいので、一匹一匹に魚の味がしっかり味わえるという。

しらすは、和食、パスタ、かき揚げなどいろいろな使い方が出来、たくさんのレシピがあるが、今回はおもしろい感じにしたいという。色、見た目のインパクト、白黒の世界観を演出するというのだが一体どういうことだろう。

さらにヒントを探しに地元の食堂へ。しらす丼セットを頼む。「うん!おいしー!(何もかけずに)そのままでもいい!」とやはりしらすのおいしさを再確認。レシピのヒントを探るために地元の方はどのようにしてしらすを調理しているのか聞いてみる。すると、トースト、ピザ、卵焼き、ピーマン炒めなどたくさんのアレンジ方法を教えてもらった。いろいろなヒントを踏まえ、家庭的でもありレストランにも出てきそうな洋風アレンジにすることにした速水。この食堂をあとにしようとしたそのとき!店頭で「湘南ゴールド」というみかんを偶然発見。「ナイスタイミング!」と地産地消をモットーにしている速水のレシピは完全に固まったようだ。「では、お付き合いのほどお願いします!」と調理スタート。

しらすのフリットのイカスミパスタ

  • ①卵、水、小麦粉で卵液を作り、小麦粉を絡めたしらすを和えて、ほぐしながら油で揚げる
  • ②フライパンで油を熱し、にんにくの香りを出して、トマトペースト、イカスミ、白ワイン、コンソメスープを入れソースを作る
  • ③ゆでたパスタをフライパンに入れ、ソースに絡める
  • ④パスタを皿に盛り、しらすのフリットを乗せる
  • ⑤みかんを皮ごとスライスして、風味をつける

「お待たせしましたー!」と依頼人三輪さんの元へ。「おー!すごいっすね!想像してた感じではなかった!」と驚きの表情。「ん!うまい!」その言葉だけで速水から満面の笑みがこぼれる。フリットのしらすに塩味があるので塩コショウしなくても、味がしっかりしているという。次に添えてあるみかんを絞る。「最初にファッとみかんの香り。まさに味変です!がっつり食べちゃっていいですか?」と三輪さんの食欲も止まらない。「しらすがこんな風になるなんて思わなかった。このレシピはしらすを楽しむにはすごくいい!こんな風に洋風やイタリアンに使ってもらえたらしらすレシピの幅も広がる!」と大喜びだった。

調理を終えた速水も、「何より料理を出したときに驚いてもらえた。」と三輪さんのファーストリアクションが相当うれしかったようだ。