大阪市立扇町小学校

2016年12月9日

授業風景101

授業対象5年生 60名

写真子どもたちに、机の上だけの学習ではなく、放送局の仕事の雰囲気を少しでも体験できるような授業を」という学校側の要望もあり、今回はニュース情報センターの座波報道係主任が講師を担当しました。

写真 「今回の出前授業のメインは、元カメラマンの撮影教室。扇町小学校の子どもたちに、ハンディカメラを使って「人をかっこよく撮る」「60人全員が映るようにする」などの課題にチャレンジしてもらいました。

写真 子どもたちにはちょっと難しいかなぁ…と最初は思っていました。ところがやってみると、カメラがぶれないように適度な距離を保ったり、全員の顔を映そうとカメラを高く上げて撮影してみたり。「どこで習ったの?」と思うほどのカメラワークを見せる子どもたちもいて驚きました。聞いてみれば、運動会や旅行で家族や友だちを撮った経験があったとか。スマホなどにカメラがついて当たり前のこの時代、子どもたちにとってカメラ操作は御手の物でした。ちょっと物足りなかったかなぁ。

写真 現場に居合わせた視聴者の方が撮影し、放送局に投稿される機会が増え、ニュース番組でも「視聴者提供」の映像を見ない日はないほどになりました。その一方で、誰もがカメラを手にする時代だからこそ、撮影に気を遣う場面もあります。「人を撮影するときには話をして、心を傷つけないように撮ろう」とのアドバイスに、真剣に耳を傾けてくれた子どもたちの表情が印象的でした。60人のやさしい子どもたちから、いつか心温まる映像がABCに届けられるのではと、とても楽しみです。