富田林市立第一中学校
2015年2月6日
63
中学1年生15名
出前授業「ABChan(えびちゃん)教室」では、近畿2府4県の小学校高学年を対象に各学校を訪問し、放送局のお仕事について授業を行っています。
今回は番外編として、ABChan教室として初めて中学校を訪問しました。メインテーマは「スポーツディレクターのお仕事とは?」。放送局に興味があるという15名の皆さんは、少し緊張した面持ちで我々スタッフを迎えてくれました。
今日の講師は、ABCで約30年に渡りスポーツ番組の制作に携わってきた藤井慎也先生です。まずは、スポーツの番組に限らず、放送局のディレクターを志すのに必要な考え方のお話から。「なんでもチャレンジしてみる!」「放送局の仕事は"分"単位でなく"秒"単位。丁寧に慎重に仕事に取り組む」「ひとりでは何もできない。チームワークが何より大事!」といった基本的な仕事への姿勢のお話がありました。
一口にスポーツ番組制作と言っても、仕事の種類は多岐に渡ります。瞬発力が必要なプロ野球や高校野球中継だけでなく、じっくりと取材をして良い番組を作るのもスポーツディレクターの大事な仕事です。
これまで講師が体験した印象的な試合の中継映像をみんなで見たり、中継の放送席でディレクターは具体的にどのような仕事をしているのかなどを勉強しました。
生徒から「どうしたら良い番組になるのですか」という質問が飛びました。講師は、「番組に対する(スタッフの)熱い思い入れがあるかどうか。皆が同じ方向にむかって仕事をすればきっと良い番組になる」という言葉とともに、「凄いのは"選手たち"。凄いアスリートの皆さんを、もっとスゴク、より美しく見せるのが、スポーツディレクターの仕事であり、腕の見せどころ」とのメッセージを送りました。生徒の皆さんはみな真剣な眼差しで、メモをとりながら話に聞きいっていました。
皆さんにはその後、実際にテレビカメラを触る体験をしてもらいました。表情が和らぎ、順番を競うようにして交代で楽しそうにカメラを肩にかついでいました。この中から未来の放送マンを目指す生徒が出ることをスタッフ一同楽しみにしています。