富田林市立伏山台小学校
2015年6月26日
66
5年生 40名
岩本計介アナウンサーが、朝日放送の長寿番組(1979年放送開始)「おはよう朝日です」の制作現場を紹介。アナウンサーの仕事を伝授しました。
今回の先生は、4月から「おはよう朝日です」6代目の司会者になった岩本アナウンサーです。梅雨らしい雨が朝から降りしきる中、11時30分に伏山台小学校に到着しました。
校長先生が玄関でお出迎え。にこやかな笑顔に、スタッフの緊張も和みます。
緑豊かな高台の住宅地にある校舎は、ちょうど給食前で、懐かしい匂いが廊下まで漂っています。岩本アナ「僕も給食食べたいな〜」が第一声。スタッフ一同も大きくうなずきました。
一時間目の授業。
ABCを知ってもらう「面白クイズ○か×」と岩本アナの「発声練習、早口言葉&ニュース原稿に挑戦」。
岩本アナの長女も小学校5年生。今日のみんなと一緒です。すぐに打ち解けて元気一杯の授業が始まります。
発声練習と早口言葉の後、本物の放送用カメラの前に座り、本当のスタジオ生放送のようにディレクターが秒読みをして、インサートVTRも見ながらニュースを読みます。
岩本アナのお手本の次に、最初に挑戦したのは担任の柏原先生(学生時代はラグビー選手)。
これは、大人でもとても難しいです。先生でも、やはり緊張します。
しかし、照れることなく大きな声で元気に読みました。
そして、児童たちから大きな拍手をもらいました。かっこ良いです。
続いて、児童たちが我先に挑戦します。
多くの児童がニュースの速さについてゆけない中、「将来アナウンサーになりたい!」という女子児童が見事に最後まで読み切り全員が大拍手。一クラスしかない5年生のみんなは、とても仲良しです。
二時間目の授業。
まずは先日、朝3時から密着して作成した「おはよう朝日です〜制作の裏側」(VTR8分)を観ます。50人以上のスタッフが、真っ暗なうちから朝8時の放送終了まで、様々な仕事をしています。普段は見ることのできないテレビ生放送の裏側を児童たちも興味を持って観てくれました。
そのあと、高校野球の実況が高く評価されて、スポーツアナウンサーとしても大きな賞をもらっている岩本アナが、野球実況を指導します。児童がピッチャーとバッター。キャッチャーと審判の役はスタッフが務めます。実際にボールを投げて打ち返します。その様子を生で実況します。もちろん原稿はありません。「これは難しい!」ほとんどの児童が絶句する中、岩本アナが見事な模範実況を披露。児童も先生もスタッフも、感心しきりでした。
最後に岩本アナから贈る言葉…
「アナウンサーの仕事は話すことですが、聞くことがもっと大切です。しっかり相手の話を聞いて心をこめて言葉を返す。」
「皆さんも相手の気持ちを理解して、今日、皆で学んだはっきりとした発声、元気一杯の声で、自分の気持ちを相手に正確に伝えてくださいね。」
「楽しかったです!」岩本アナも、心から素敵な出会いを喜んでいました。