高砂市立荒井小学校

2016年1月21日

授業風景74

授業対象5年生 140名

写真「震災時に報道機関の皆様がどのような対応をされたのか、今後防災減災に向けてどんな取り組みを考えておられるのか、視聴者にどのようなことを伝えていきたいか、等を学ばせていただければと思います。」
こんなメッセージとともに、5年生の主幹教諭から応募が来ました。

写真そこで、今回は「人と未来防災センター」にも研修で通っていた木戸報道課長に講師を依頼しました。文化財担当もしている木戸記者は、出前授業当日、取材(秀吉が家臣に宛てた文書の詳細)に龍野へ寄った後、高砂で出前授業を担当、即帰社して『キャスト』本番に出演、そんな報道記者の慌ただしいスケジュールを目の当たりにする授業にもなりました。

「子供のころから乗り物が大好きな僕が、記者になって初めて乗ったヘリコプター。ワクワクする気持ちの一方で、離陸する時にはいつも、悲しい災害が起こっています。上空からリポートする時の裏話はもちろん、災害報道をする4つの目的や、避難情報の種類、被災者にインタビューするときの気持ちや、報道局でやっている訓練のことなどをお話ししました。

・民主主義の日本では、誰も避難を命令してくれないので、避難するかしないかは自分で決めるんだ。放送はがんばって情報を伝えるけれど、その情報を待っていてはいけないよ。
・災害は訓練どおり起こらない、避難訓練のときは誰も怪我しないけど、もしかしたら、先生が怪我をして歩けなくなるかも・・・先生をおんぶしてどこまで歩けるかやってみたり、みんなで力を合わせて運ぶ練習をしたりするのも訓練なんだ。

そんなセオリーを外れた話も、メモを取りながら真剣に聞いてくれました。

写真ニュースキャスター体験では、アナウンサーもさることながら、フロアディレクターの「本番行きまーす」の大きな声。あしたから、会社来てくれへんかなぁ(笑)

息子が5年生になって、どんなふうにしゃべったらいいか、よくわかったつもりで行ったのですが、わが子より元気で、ちゃんと理解してくれているなぁと思った、みんなでした。」