枚方市立平野小学校
2016年10月20日
92
5年生 77名
当初は、9月20日に予定されていたため、リオ五輪を現地取材した北村真平アナウンサーに、ほっかほっかの情報とともに、熱い授業を展開してもらうつもりだったのですが、その日は学校が台風による警報のため休校となり、1ヶ月遅れての開催となりました。
自己紹介で得意のダンスを披露して、しっかり子どもたちのハートを掴んだ北村アナが、ブラジルでの中継裏話や、五輪選手の素顔を交えながら、「アナウンサーの仕事」について授業しました。
「今回の出前授業の話をオファーされたときは不安でいっぱいでした。リオとは12時間の時差があるから、日本で深夜の生中継は見てなかったんちゃうかな…大会から2ヶ月近く経って記憶もぼんやりしてきてないかな…。
どっこい、実際に子どもたちに聞いてみると、
「陸上のリレーで日本チームがバトンパスをすごくがんばっていたのがよかった」
「体操の内村選手が着地を決めたところがかっこよかった」
「卓球女子団体の選手たちが最後まであきらめずに勝った」
などなど、アツい感想がたくさん出てくる出てくる!ニュース番組のダイジェスト映像等で選手たちの活躍をしっかり見ていたんだそうです。
そんな子どもたちに、テレビには映っていない、現地で見聞きしたことをたくさん話しました。陸上のケンブリッジ選手からバトンパスの大変さについて話を聞いたこと、体操の内村選手がただ一人競技の合間に目をつむって延々とイメージトレーニングをしていたこと、卓球の福原選手が後輩の伊藤選手の試合でゆっくりと手拍子をしながらリズムを落ち着かせようとしていたこと、ブラジルの人たちが日本という国を好きでいてくれているということ。
ときに交えるクイズにも懸命に取り組みながら真っすぐな目で話を聞いてくれる子どもたち。授業が終わってからも、オリンピックについて沢山質問を投げかけてくれました。
現場に行かなきゃわからないことを見聞きできるこの仕事の楽しさ、アスリートたちのひたむきに戦う姿、国を超えて色んな人々と感動を共有できる五輪の素晴らしさが少しでも伝われば、と願ってやみません。
そして4年後は東京での開催!その頃はみんな中学3年生。今大会の卓球・伊藤選手と同い年。ひょっとすると、この中からオリンピックで活躍する選手が…!?もしそうなったらABCでたっぷり取材させてくださいね!笑」