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月〜金曜日 18時54分〜19時00分 |
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京都市・南座 |
南座の「吉例顔見世興行」の「まねき」に「坂田藤十郎」の名が231年ぶりに登場する。人間国宝の三世・中村鴈治郎が坂田藤十郎を襲名し、この顔見世興行で坂田藤十郎の襲名披露の演技をする。歌舞伎ファンには見逃せない興業で、藤十郎ブームが起こりそうだ。 |
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阿国歌舞伎に端を発した歌舞伎はその後、江戸や京、大坂で流行して爆発的な人気を得るようになった。しかし、演じる姿態がエスカレートして、風俗上の問題で徳川幕府から何度か上演禁止になるなど、紆余曲折を経て、役者の演劇表現中心の今日の歌舞伎へと発展していった。 |
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(写真は 南座) |
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場内の灰皿、くず入れ、玄関のもぎり台にまで高級な調度品が配置されており、階段手すりの擬宝珠(ぎぼし)も日本独特のものと言える。さらに2階、3階客席のてすりや場内いたる所の柱などの細部にまで気を配り、凝ったデザインの飾り金具が取りつけられている。 |
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(写真は 客席) |
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大掛かりな装置として「せり」がある。このせりを使って役者や大道具を舞台に上げ下げでき、せりをうまく使うと一段とスペクタクルな舞台効果が得られる。 |
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(写真は せり) |
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南座の隣に軒を並べる「祇園饅頭」も江戸時代中期の文政2年(1819)創業の京菓子「志んこ」の老舗。「志んこ」はキビやアワでなく、米の粉(真粉)で作ることから名付けられた素朴な京菓子で、ほどよい歯切れと口の中でとろけるようなまろやかさが、芝居見物の幕間のおやつやお土産に最適と人気がある。 |
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(写真は しんこ (祇園饅頭)) |
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坂田藤十郎は二世、三世と襲名されたが大成せず、三世後は坂田藤十郎の名は消えていた。平成17年、231年ぶりに中村鴈治郎が坂田藤十郎襲名、南座の顔見世興行の襲名披露の舞台で、初世・藤十郎の当たり役「夕霧名残の正月」の藤屋伊左衛門を演じるほか「曾根崎心中」「本朝廿四孝」など、新・藤十郎の演技を歌舞伎ファンを前に披露する。 |
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(写真は 坂田藤十郎供養塔(大阪・四天王寺)) |
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