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公演情報

聖響×OEK/ザ・ロマンティック! 第1回
第1回 メンデルスゾーン〜異国への想い〜

[指揮]金聖響
[ヴァイオリン]三浦文彰
[管弦楽]オーケストラ・アンサンブル金沢

日時 2011年4月3日(日) 15:00 開演 14:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 【3公演通し券】
Aセット 13,500円 Bセット 10,500円 (11/28一般発売)
※通し券はABCチケットセンターのみの販売となります。
※3公演とも同じお席でお取りします。

【各1回券】
A 5,000円 B 4,000円 C 3,000円 (12/19一般発売予定)
一般発売日 2010年11月28日(日)
優先予約日 2010年11月26日(金)
プログラム 《オール・メンデルスゾーン・プログラム》
序曲「フィンガルの洞窟」
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

交響曲 第4番「イタリア」
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

指揮者 金聖響さんが2011年新シリーズに向けて
“ロマン派にかける想い”を熱く語って下さいました!
さあ、聖響の浪漫の扉が開きます




Q 2003年から始まったシリーズも9回目を迎えます。
2011年はどのようなシリーズですか?


 内容的には2003年「新世紀浪漫派」と近くなります。当時はポジションをいただいていた大阪センチュリー交響楽団さんと全てがほぼ初めてで、ドキドキの状態でやらせて頂いた記憶があります!それから少し時間が経って、様々な経験をしてきた中で自分の今をじっくり考え、どういう演奏が出来るのか――。
 そして今回は、ポジションをいただいているオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)さんとのコラボレーションをすごく楽しみにしています!また、このシリーズでは、若いソリストを2名、起用することにしました。三浦文彰さん(ヴァイオリン)も、山本貴志さん(ピアノ)も皆さんご存知だと思うのですが、素晴らしい才能です。三浦さんのお父様は、私が東京デビューをした時の新星日本交響楽団のコンサートで、コンサートマスターをしてくださいました。さらに言うと三浦さんは池田市出身で、私も池田市出身なので「同郷ですね〜!」なんて言いながら共演させて頂いた覚えがあり、とっても縁深いお方です。そんな三浦さんの御子息とこのような舞台で共演させて頂くことを幸せに思っております。


Q 共演するOEKさんについてお聞かせください。

 まず、アンサンブル的に能力の高いことをできるオーケストラなんだなっていうことを2002年の段階で知るわけですよ。こんな高いレベルで演奏ができる室内オーケストラがあるんだって感動したのを覚えています。彼らの高いアンサンブル能力と知識を私はそっくりそのまま、いただいたと思いますし、CDの録音もほとんど彼らの力で出来上がりました。自分の若さと未熟さを、彼らの落ち着きと知恵と知識と感性で包んでもらった気がします。


Q もう一度、19世紀ロマン派の3人を取り上げようと思ったのはなぜですか?

 昨年は関西フィルハーモニー管弦楽団さんとチャイコフスキーをやらせて頂きました。私の中では、がっつりロマンティックな演奏にしたつもりなんです。
実はOEKさんとは、ロマンティックという言葉の定義に属するような演奏をまだしていないかもしれないという思いがあって、OEKさんとどこまでその領域に入っていけるのか、という挑戦でもあります。演奏する曲は2003年と繰り返しになりますが、明らかに全然違う世界が作れるのではないかと、そういう思いで選びました。


Q 今回の曲を選ばれた理由と各々の曲に対する思い入れがありましたら教えてください。

 OEKさんとの最初の出会いがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だったんです。これを機会にすごく良い関係になったという記憶があります。この曲をやる度にあの頃を思い出すんです。「フィンガルの洞窟」は私が大学生の時に初めてオーケストラで振らせてもらった曲です。「イタリア」はポルトガルでコンクールを優勝した時の、お披露目の演奏会で振りました。
 シューベルトに関してはですね、正直に言います。かなり苦手にしております(笑)リベンジでございます!!
 シューマンは録音したいという気持ちもありますが、交響曲4曲の密度の濃さというのは素晴らしいですよ!最終的には第1番か、第3番で悩みました。4月と10月に関しては、金沢でも定期公演がありますので、OEKさんとも話し合って第1番「春」に決めました。


Q シューベルトの「未完成」と「ザ・グレート」は何度か演奏されて苦手意識があるのでしょうか?

 シューベルトは何故か難しく感じるんですね。例えばモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、マーラー、ブルックナー、シュトラウスあたりは楽譜をみると、おおむね理解ができるんです。シューベルトも古典なのに、どっから進めて、どう動かしていけば、ちゃんと届くのだろうか・・・たぶん選択肢が多すぎるんだと思います。迷いの森に入ってしまって、どっからどう出て良いのか分からなくなるので困るんですね。
 マーラーぐらい楽譜に情報量が多いと、つなげやすいんです。道しるべが限りなく少ない中で、きちっとした判断をして、音楽的に納得のいく歩き方を考えるのが私の仕事なんですけど、あまりにも漠然としていることが多いなぁって感じるんです。魅力はすごく感じるんですけど、難しいなぁって・・・特に「未完成」はほんとに悩みます。それを踏まえた上で精一杯やらせて頂きます!


Q ご出身の大阪でシリーズ公演を続けられることについて、どのように思われますか?

 これ以上の幸せはないですね!!大阪は私にとって“帰って来る”場所。大阪のお客さんにいろんな曲を届けたいと思っています!
 今ほんまに頑張り時やと思います。良い機会はいただいているので、毎回しっかり自己確認をして、オーケストラと向かい合って、良い音楽をつくって、そこにたくさんのお客さんが来て頂ければ最高に幸せです!!
 ぜひ皆さん、ホールに遊びに来てください!


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2011年は私がアーティスティックパートナーを務めさせて頂いている、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)との共演でシリーズ公演を行います。題して「ザ゙・ロマンティック!」全3公演。
2010年の今年は「チャイコフスキー選集」をご堪能頂いておりますが、今回はメンデルスゾーン、シューベルトそしてシューマンが遺した19世紀、ロマン派の傑作をお届け致します。これまでもザ・シンフォニーホールでは幾度となく大阪センチュリー交響楽団と取り上げた作曲家ですが、今回OEKとの共演の中で、新たな境地を模索しながらエキサイティングな演奏をしたいと思います。  
ソリストにお迎えするのは話題沸騰のヴァイオリニスト三浦文彰さん、そして若手ピアニストの中でも最も注目されている山本貴志さんです。大変楽しみな若手ソリスト二人との共演は、私にとっても刺激になります。三浦さんとは初共演ですが、三浦さんのお父様とはご縁があり、私の東京デビュー公演時に、東京フィルと合併前の新星日響のコンマスだったのがお父様でした。偉大なコンマスでおられた三浦さんの息子さまと12年間という時空を経て、このような形で共演させて頂くのは感慨深いものがあります。
皆さん、どうぞこのロマンティックなシリーズ全3公演を楽しみにしていて下さい!ザ・シンフォニーホールでお会いしましょう!                          金聖響

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