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公演情報

金子三勇士 ピアノ・リサイタル〜フランツ・リスト生誕日に捧ぐ〜
リスト生誕200年記念

[ピアノ]金子三勇士

日時 2011年10月22日(土) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 全席指定 3,000円
一般発売日 2011年5月22日(日)
優先予約日 2011年5月20日(金)
プログラム リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
バルトーク:10のやさしいピアノ小品 より “トランシルヴァニアの夕べ”
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」
ショパン:夜想曲 第2番 
ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」

リスト:パガニーニ大練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ」 
リスト:愛の夢 第3番
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

6歳で単身ハンガリーへ留学、飛び級でリスト音楽院大学入学という
異例の経歴を誇る大型新人ピアニスト金子三勇士。
HPでは、会報誌シンフォニアでは載せきれなかった素顔にまで迫ります!
“リスト演奏の申し子”が、現地ハンガリーで学んだ“魂”のリストとは、いかに!



Q 4月に京都市交響楽団とリストのピアノ協奏曲第1番でザ・シンフォニーホールに初登場されましたが、いかがでしたか?

 すごくいいホールだとずっと伺っていましたので、とにかく楽しみにしていました。それまで大阪で演奏する機会はほとんどなかったんですが、舞台に立ったとき、見た目も美しいホールだなと思って感動して、リハーサルでピアノを弾き始めると、まぁ音の響きの良さ!ちょうどいいバランスで、音が回っていく感じがすごく良かったです。京都市交響楽団の皆さんもマエストロも、全体的な雰囲気が明るくて、リストのコンチェルトにぴったりな雰囲気で心地よく演奏することができました。弾き終わった後にお客様からも熱気が伝わって、楽しかったですね。


Q 金子三勇士さんがピアノを始められたきっかけについて教えていただけますか?

 生まれは群馬県で、6歳でハンガリーに留学したんですが、その6年間で音楽との出会いがありました。ハンガリー人の母方の祖母が音楽家で、ハンガリーから子育てを手伝いに来てくれていまして、音楽と触れ合う機会を知らず知らず作ってくれました。ハンガリーのピアニストで指揮者でもあるコチシュのCDを祖母が買ってきてくれまして、それを毎日のように聞いていましたね。バルトークの作品集で子供のための分かりやすい作品だったんですが、毎日聴いているうちにピアノの音に憧れて、家にあった小さなピアノで、同じようなことができないかなと遊んでいました。


Q なんと、6歳で単身ハンガリーへ留学されたということですが・・・

 親戚にピアノの先生をしている人がいて、ハンガリーへ家族旅行にいったときに、ピアノを弾いてみたら、本格的に習うことを考えた方がいいと薦められたんです。両親の仕事もあって家族で移り住むことが出来なかったので、1人で行くしかなかったんですが、ハンガリーに行くことに抵抗はありませんでした。言葉も話せましたし、無意識ながらも自分はハンガリー人だという感覚がどこかにあって、むしろ行きたい気持ちでしたね。
実際に話が進んでいくと寂しくはなるんですが、成田空港で親と離れて飛行機に乗っちゃうと、6歳ながら、“昔の自分は日本においてきて、今は旅立つ自分みたいな”感覚になって(笑)。現地では、一般の小学校に行きながら、祖父母の家の近くのバルトーク音楽小学校に通うことになって、バルトークで音楽を始めた者としてすごく嬉しかったですね!


Q その後11歳で、国立リスト音楽院大学に飛び級で入学されたそうですね?

 ハンガリーって小さい国のわりに音楽小学校が300ヶ所以上あって、とにかく音楽を国の宝と考えている国なんです。当然コンクールもあって、各地の音楽小学校の生徒を集めた全国大会があるんですが、たまたま良い成績をとることが出来まして。そのときの審査員にリスト音楽院大学の先生がいて、大学を受験したら飛び級でも入れるよといわれたんです。無理だと思いながらも受けてみたら合格して!嬉しいんですけど、11歳で大学にいくことに不安もありましたね。今、振り返ってみると、周りと同じ環境の中でやっていくのにすごい背伸びしてたなと思います。ハンガリーも18歳までは義務教育なので、音大の成績と両立させるのに大変な生活で、精神的にも肉体的にも鍛えられた有難い5年間でした。
リスト音楽院を終えたとき、今度はハンガリーとは違う国で音楽の勉強をしたいなと思って考えてみると、日本人でもあるのに日本で学校に通ったことがなかったことに気づいたんです。次は、日本人としての自分も磨いてみたいと。帰ってきてから、東京という街のすごさとか、日本の都市の進んでいる感、21世紀を肌で感じさせる国だなと感じましたね。
 2、3年前くらいから、ハンガリーで勉強した自分が、今度は日本で何ができるか、自分にしかできないことは何かを考え始めるようになって、そこで、2011年がちょうどリスト生誕200年に当たることに気づいたんです。2011年のリストイヤーに向けて、ハンガリーで学んできたリストやその関連のことを少しずつ、日本や世界に紹介できないかなと思うようになりました。


Q ハンガリーで研鑽を詰まれた金子さんにとってリストとはどういう存在でしょうか?

 ハンガリーにおけるリストというのは、音楽的な意味でも文化的な意味でも本当に重要人物で国民的英雄のような存在なんです。リスト音楽院でも、どこかリストの教育システム、メソッドが生きていて、僕が実際に習っていた先生もリストの孫弟子の孫弟子のみたいな方々でしたので、そういう意味でも伝統が続いている環境だったなと思います。また、リストが立ち上げた学校ですので、建物に入る瞬間から目に見えないリストの魂を感じるようなオーラがありましたね。
 リストという音楽家は、ハンサムでピアノがものすごく弾けて、女性にモテモテで大スターで・・・というイメージで終わっちゃうことが多いんですが、僕が実際にハンガリーで出会ったリスト像は、本当にしっかりとした社会人。演奏家としても作曲家としても当時にしてはインターナショナルな活動をしていて、音楽だけでなく文学や哲学を勉強して作品を書いていましたし、当時の外交的なことにも参加していて、ヨーロッパで大洪水があったりすると、自らいろいろな復興支援をしてチャリティ演奏をしていた人なんですね。人生後半は宗教を学んで、ほんとにしっかりとした人生。そういう人生だったからこそ、曲もいろんな種類があって、まだまだ知られていない、でも素敵な面白い作品がたくさんあるんです。
 リストの音楽=超絶技巧の派手な作品とよく言われるんですが、リストにとって超絶技巧というのは一つのただの道具にしかすぎないと思います。テクニックを見せ付けるためだけではなく、作品を盛り上げるために使っているわけで、その超絶技巧でもっと大きなことを彼はイメージしていたと思うんです。なるべくその超絶技巧のところを難しく思わせず、裏に隠されている音楽的な意味をアピールできるように弾くというのが、自分にとって大きな課題ですね。


Q 今回のプログラムの聴きどころは!?
 
 まずは、リストの誕生日ということで、ハンガリーから来た者として、一番代表的なリストのハンガリー狂詩曲第2番を持ってきました。国民性もあって、ハンガリーの音楽にはどことなく素直さとかお人よしな、気さくで楽しい部分があるんですが、ハンガリー狂詩曲にもそれが出ていると思います!
 その次に自分がピアノを始めたきっかけで、音楽的に勉強になったバルトークから、かわいらしい曲を入れたいなと。リストの親友であったショパンからは、リストと似ている作りの曲を入れました。リストもショパンもお互いを意識し、評価し合っていましたから、リストのような派手さを持つ「英雄ポロネーズ」と、「愛の夢」のようなテイストを感じさせる「夜想曲第2番」を聴いていただき、リストとショパンの繋がりを楽しんでいただきたいです。
 後半は、リストで固めたいということで、ピアノ・ソナタは絶対に入れたいなと思いました。30分以上の大作で余りにも偉大な作品なんですが、彼の人生とか人間性が詰まっていてとても深い曲です。弾き続けることも大変な中で、本当にいろいろなことを伝えなくちゃならない。譜面には“ここはこういうことを考えてこういう感情で”なんてことは書いていないので、自分でイメージしないといけないんですが、そこで使われているメロディや、和音、和声、テンポ、リズム、音量を見ていくと、いろんなことが詰まっているんだろうなと思わせられます。もしかすると、リストの人生よりも、世界の歴史のように大きなスケールのものを表している作品なのかもしれませんね。とにかく、詰まっている内容がダントツに多いので、ピアニストにとって、どれだけのものをお客さんに伝えていけるのか勝負の曲ですし、聴く人にとっても、自分の経験した出来事や思い出、様々な感情が聴きながら湧いてくる、いろいろなことを考えさせられる曲ですね。
 超絶技巧的なところもあるんですが、それによって伝わる様々な感情の方に集中力を持っていって、リストがグローバルで不思議な巨大な作曲家であったということを紹介できればいいですね。ラ・カンパネラ、愛の夢第3番の流れでソナタを聴くと、リストのイメージが変わると思いますよ!!


Q ピアノ以外にどんな趣味をお持ちですか?好きなことは?

 いろんなことに興味を持ってしまって、どれが本当の趣味か分からないんですが、“お笑い”は好きですね。ハンガリー人って大阪の方々のノリと近いところがあって冗談好きなんです。吉本の芸人さんは本当にどなたも好きなんですけど、特に、明石屋さんまさんとか、あの頭の回転の速さはいつ見ても圧倒されますね。
 あと、料理のあとのお皿洗いも地味なんですけど好きで、嫌なことがあった日は無心に皿を洗いながら、“洗い流す”みたいな感じで(笑)。


Q 金子さんが憧れてらっしゃるピアニストは?どんなピアニストになりたいですか?

 今は亡きピアニストなんですけど、スヴャトスラフ・リヒテル氏です。生で聴いたことはないんですけど、録音の演奏を聴いていると、リストに似たような偉大さがものすごく伝わってくるような気がしまして、演奏のレンジも解釈の幅も広いですし、レパートリーにしている作品の幅もバッハから現代作品まで広くて、しかも高いクオリティで演奏されていたので、僕自身もそういう幅の広いピアニストでありながら、幅の広い社会人になりたいと思いますね。


Q 最後にファンの皆さんに熱いメッセージを!

 本当におかげさまで、リストイヤーの中でも、夢のようなリストの誕生日の日にリサイタルを開くことができて、すごい嬉しく思っています。リストとはどういう人だったのかというのを、ぜひ皆さんで考えていただき、少しでも、リストという巨大な人物を知っていただきたい気持ちで、10月22日大阪にお伺いしたいと思います。
一回しかない、リスト生誕200年のリストの誕生日ですから、一言でいえば、僕なりに心からお祝いしたいなと、そして「ありがとう」と言いたいです。できる限り、皆様に本当のリストをご紹介できるように努めて参りたいと思いますので、一緒にリストを祝いながら、リストの音楽を楽しんでいただければと思います。また皆様にお目にかかるのを楽しみにしております。


「おかげさまで」が口癖という謙虚で清々しい金子さん。
自らの夢をまっすぐに、前向きに語る姿が、とても印象的でした。
今、一番注目の新進ピアニストが初めて挑む、ザ・シンフォニーホールでのリサイタル。
リスト生誕日の挑戦をぜひお楽しみください!!





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“リスト演奏の申し子”!
現地ハンガリーで研鑽を積んだ若きホープがついにリサイタルで登場!
リスト生誕200年記念
金子三勇士 ピアノ・リサイタル
〜フランツ・リスト生誕日に捧ぐ〜


1811年10月22日、1人の天才がこの世に生を受けました。“鍵盤の帝王”フランツ・リスト。そして、200年のときを超えた2011年10月22日、新たなる“リスト”が私たちの前に現れます!
今、日本の音楽界を席巻する大型新人ピアニスト金子三勇士(みゆじ)。 4月の京都市交響楽団との共演で烈火の如きリストのコンチェルトを魅せ、大器の才を垣間見せた次世代のスーパースターが、今度は待望のリサイタルで登場します!リストと同じハンガリー人の血を継ぎ、6歳で単身ハンガリーに留学、若干11歳飛び級でハンガリー国立リスト音楽院ピアノ科入学、16歳で全課程を優秀で卒業、そしてバルトーク国際コンクール優勝という異色の経歴を放つ、まさに“リスト演奏の申し子”。日本人の枠を超えたスケールの大きな音楽性と表現力に、現地ハンガリーで育んだ超絶技巧と深いロマンティシズムが、リストを現代に蘇らせます!
 お届けするのは、リストを中心に、金子の破格の魅力を堪能できる名曲が並んだ夢のプログラム!まずは、お馴染みのリスト「ハンガリー狂詩曲第2番」から始まり、同じ東欧、ルーマニアの民族的魅力溢れる旋律が光るバルトークの傑作。そして、リストがリスペクトし続けた楽聖ベートーヴェンの大傑作ソナタ「悲愴」に、リスト世代のもう1人の天才“ピアノの詩人”ショパンの「ノクターン」「英雄ポロネーズ」で、リストを生んだヨーロッパの音楽世界をお楽しみ下さい。後半は、不滅の大名曲「ラ・カンパネラ」「愛の夢第3番」に、深遠な精神世界を描き神々しさまで漂わせるロマン派ピアノ作品の最高傑作「ピアノ・ソナタ」で、リストの真髄に迫ります!
豪壮なオーケストラをもしのぐ華厳な響きと、ハンガリー特有の哀愁の旋律が混ざり合った“リストの魂の音”。フランツ・リスト生誕のこの日、ピアノの魔術師リストの魂の咆哮をご期待ください!

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