100人の第九、そしてバロックから近代フランス音楽まで
第九 de クリスマス


前身の《よみがえる第九》から数えると今年で29回目を迎える、延原武春さんとテレマン室内オーケストラ＆合唱団の「100人の第九」。今や12月の“季語”と言ってもいいかもしれません。
バロック音楽を中心とする第2部では、J.S.バッハの組曲第3番より、3本の華やかなトランペットが活躍する序曲＆アリア、大河のようなチェロのプレリュード、梢にきらめく光のようなヴァイオリンのガヴォット、そして少し趣を変えて近代フランスの楽曲を並べてみました。
さらに今回の隠しテーマは、宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』。J.C.バッハのソナタやモーツァルトの協奏交響曲の主題は、いずれも同ステージのプロローグや劇中で用いられているものです。
後半は「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、そして有名な讃美歌「われらが神はかたき砦」をモチーフとしたJ.S.バッハのカンタータ第80番の合唱で、どうぞ幸せな新年をお迎えください。