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公演情報

ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団 
ザ・シンフォニーホール開館30周年記念

[指揮]ワレリー・ゲルギエフ
[ピアノ]デニス・マツーエフ
[管弦楽]マリインスキー歌劇場管弦楽団

日時 2012年11月10日(土) 15:00 開演 14:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 19,000円 B 16,000円 C 12,000円 D 9,000円
一般発売日 2012年5月27日(日)
優先予約日 2012年5月25日(金)
プログラム メシアン:キリストの昇天 ―管弦楽のための交響的瞑想―
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番

ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番「革命」
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

ザ・シンフォニーホール開館30周年の秋を飾る
偉大なる世紀のカリスマ指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏と
衝撃の天才ピアニスト、デニス・マツーエフ氏から
大阪公演に向けて、熱い熱いメッセージが届きました!



≪ゲルギエフ氏からのメッセージ≫

Q、マツーエフ氏について

 デニス・マツーエフ独奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はこの曲を演奏するミュージシャン一人一人の人生においても、コンサートホールで演奏を聴かれる聴衆一人一人の人生においてももっとも輝かしい出来事になることでしょう。
 今日、デニス・マツーエフはホロヴィッツ、スヴャトラフ・リヒテル、エミール・ギレリスらが連綿と受け継いできたロシア・ピアニズムの系譜に連なるもっとも卓越したピアニストであります。デニス・マツーエフは同世代においてはもはや並ぶ者がいないほど突出した稀有な存在です。マツーエフとの出会いは聴衆の皆様の心に忘れがたい思い出を刻みつけることでしょう。マツーエフの演奏とその楽曲解釈によって、よく知られた名曲も新たな視点で見直すことを迫られ、新たな深みと新たなニュアンスを発見なさることでしょう。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はまさにマツーエフの本領が遺憾なく発揮される曲と言えます。その演奏は実に伸びやかで、自信に満ち溢れ、瑞々しく、そこにはいかなる虚飾もありません。そして、難しいピアノ・ソロを弾きこなす円熟した技法は聴く者を圧倒することでしょう。この曲そのものがあたかもマツーエフの才能の気宇壮大なスケール、傑出した個性、オーケストラとの調和のとれた連携によって祝祭の雰囲気を醸し出す驚くべき才能を確証するために書かれたのではないかと思わせるほどです。


Q、マリインスキー歌劇場管弦楽団について

 オーケストラの能力はショスタコーヴィチの交響曲をお聴きになれば納得していただけるでしょう。私達はショスタコーヴィチの交響曲チクルスをニューヨーク、ロンドン、ウィーン、あるいはサンクトペテルブルグの最良のコンサートホールで演奏してまいりました。ショスタコーヴィチの交響曲全15曲を最新のフォーマットで録音しておりますが、これはマリインスキー・レーベルを発展させていく最優先分野の一つであります。このシリーズではすでに6枚のディスクをリリースしております。このチクルスに係わる仕事は今後とも継続していくつもりですが、これによって私達は芸術上の新たな高みに到達するでしょう。
 私達のクリエイティブな企画の成否は私達の大好きな日本の聴衆の皆様の判断に委ねることといたします。再会を楽しみにしております。




≪デニス・マツーエフ氏からのメッセージ≫

Q、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団とのツアーでは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏されますね。
 
 ゲルギエフと私のコンビによるこの作品の演奏は、“これぞラフマニノフの3番”とよく言われます。私自身にとっても、名刺代わりのような作品です。とても大きな爆発力を秘めている。そして、ピアニストの心理的、技術的、肉体的な状態があらわになる。初めて聴くピアニストの演奏でも、この作品の冒頭1分間の主題を聴いただけで、その人の音楽性を量ることができる。絶対に弾けるという自信がなくては取り組んではいけない作品だと思います。
 日本でラフマニノフの3番をゲルギエフと演奏するのは、今回が初めてとなります。このコンビでの演奏は、太鼓判を押しておすすめしますよ!


Q、オーケストラが、マリインスキー歌劇場管弦楽団だということもとても楽しみですね。
 
 はい。彼らは決して“伴奏”にまわることがない。まるで自分たちだけでシンフォニーを弾いているような演奏をします。すばらしいオーケストラは、全員が一つの音楽を目指している、そして、音楽への深い愛着を持っています。彼らはその実力を、日本でこれまで幾度も証明してきました。


Q、ゲルギエフ氏には、音楽的にどのような点で共感されるのでしょうか? 
 
 ゲルギエフが天才だということは、日本のみなさんもご存知ですから、言うまでもありません。まさに世界市民です。彼は、良い意味で予測不能な人です。この世には良い演奏家がたくさんいますが、そのうちの数百人は予測ができる音楽家です。でも、それではおもしろくない。ゲルギエフとの共演のおもしろさは、本番のその場でまったく新しい解釈が生まれてくるところにあります。すべての音符が頭に入っている作品ですら、ふと、まったく別の音楽のように聞こえる瞬間がある。これこそが、ステージに立つ魅力です。
 以前、こんなことがありました。ゲルギエフとの共演中、まるで自分がピアノの向こう側で、聴衆のようにピアノとオーケストラを聴いているような感じがしたのです。終演後それを彼に言うと、なんと彼も指揮台を離れて聴衆の立場で聴いていたような気がしていたと言うではありませんか。そんなトランス状態を一緒に体験したことがあります。ちなみに、二人とも一滴もアルコールは入っていませんでしたからね(笑)。
 私たちは最近、ほとんどリハーサルをしません。必要ないということがわかったからです。これは、私が気に入っているユーリ・テミルカーノフ氏の言葉です。「リハーサルで完璧に仕上げた音楽を本番のステージに持ち込もうとすれば、それは音楽を殺すことになる。音楽を創り上げるプロセスは、音楽家同士が互いに肘で小突きあうようなものだ。おもしろいことはすべて、本番でしか起こらない」。
 20年後、何をしていたかと問われたら、私はこう答えるでしょう。「20年後も、ゲルギエフ氏とラフマニノフの3番を演奏していたい」と。



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ザ・シンフォニーホール開館30周年記念
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団


1982年にザ・シンフォニーホールが開館して30年、カラヤン、バーンスタイン…伝説のアーティストたちが、数々の名演をホールに刻み込みました。そしてこの日も…。世界を震撼させる世紀のマエストロ、ワレリー・ゲルギエフの新たな伝説が生まれます!
35歳で芸術監督に就任して以来20余年、今や世界最高レベルにまで育て上げた手兵マリインスキー歌劇場管弦楽団と共に、巨匠ゲルギエフがやって来ます!ゲルギエフが、初めてザ・シンフォニーホールに登場したのは、1987年。何と豪華にも、エフゲニー・キーシンやワディム・レーピンといった当時のソ連の天才アーティストたちを引き連れての登場でした。以来、芸術大国ロシアが生んだ奇蹟の傑作たちを、圧巻の演奏で響かせてくれたゲルギエフ。今回は、ザ・シンフォニーホール開館30周年のためにこだわり抜いたプログラムで、野性味溢れる疾風怒濤の音楽を鮮やかに描き上げます!
まずは、フランスの作曲家メシアンの知られざる傑作から始まり、強靭なピアニズムで大人気のチャイコフスキー国際コンクール覇者デニス・マツーエフと贈るラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第3番」。華麗なる超絶技巧とこぼれんばかりのロマンティシズムが輝くピアノ協奏曲の最高傑作を、ダイナミックに、そしてドラマティックにお届けします!
メインは、“革命”の名でも親しまれている誇り高き傑作ショスタコーヴィチ「交響曲 第5番」!あの第4楽章冒頭の怒涛の展開、その後表れる勇壮なメロディーを、ゲルギエフがどんなテンポで描き、音楽をドライヴさせるのでしょうか!? ホールいっぱいに満たされる大迫力のオーケストラ・サウンドをどうぞご堪能下さい!!
ゲルギエフ&マリインスキー管の最高の組み合わせで味わう本当のロシアン・サウンド。さあ、祝祭の始まりです!

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