藤岡幸夫が求めたドヴォルザーク“真実の音”「新世界交響曲」
21世紀の新世界

　ザ・シンフォニーホール新春の風物詩として人気の「21世紀の新世界」。
　今回も強固な絆で結ばれている藤岡幸夫×関西フィルハーモニー管弦楽団の迫力溢れる演奏に期待がもたれます。
　演奏会の前半には、今や日本を代表するピアノ界のプリンス外山啓介さんをお迎えし、豪華絢爛たるベートーヴェンの「皇帝」をお贈りします。異例のスケールでCDデビューを果たし、その後ドイツ・ハノーファーで研鑽を積んだ外山啓介さん。本場ドイツで深く培ったベートーヴェンへの畏敬の念を込めて、前進するエネルギーに満ちあふれた演奏でピアノ協奏曲の最高峰に迫ります。
　そして後半は、藤岡さんが関西フィルと心を込めてお届けする、ドヴォルザーク「新世界交響曲」。「ドヴォルザークの新世界が出版される時、ドヴォルザークはアメリカにいて校訂はブラームス他の第三者が行い、その際に臨時記号の読み違いや、善意での音の変更が行われてしまった。」(藤岡幸夫ブログ2015/1/8参照）ことを背景に藤岡さんが求めたドヴォルザーク“真実の音”。藤岡幸夫のまさに真･「新世界交響曲」が華やかに新年を飾ります！