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公演情報

ラファウ・ブレハッチ〜ショパンの真髄〜
オール・ショパン・ピアノ・リサイタル
ショパン生誕200年記念

[ピアノ]ラファウ・ブレハッチ

日時 2010年10月17日(日) 15:00 開演 14:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 7,000円 B 5,000円 C 3,000円 (C売切れ)
【10/3・10/17通し券】
Aセット 15,000円 Bセット 11,000円
※通し券は、ABCチケットセンター(06-6453-6000)のみの販売となります。
※2公演とも同じ座席でお取りします。
一般発売日 2010年4月25日(日)
優先予約日 2010年4月23日(金)
プログラム ≪オール・ショパン・プログラム≫
バラード 第1番 ト短調 op.23
ワルツ 第2番「華麗なる円舞曲」変イ長調 op.34-1
ワルツ 第3番「華麗なる円舞曲」イ短調 op.34-2
ワルツ 第4番「華麗なる円舞曲」ヘ長調 op.34-3
スケルツォ 第1番 ロ短調 op.20

ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 op.26-1
ポロネーズ 第2番 変ホ短調 op.26-2
マズルカ 第26(27)番 ホ短調 op.41-1
マズルカ 第27(28)番 ロ長調 op.41-2
マズルカ 第28(29)番 変イ長調 op.41-3
マズルカ 第29(26)番 嬰ハ短調 op.41-4
バラード 第2番 ヘ長調 op.38
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

第15回ショパン国際コンクールの覇者が贈る“真なるショパン”
ラファウ・ブレハッチ〜ショパンの真髄〜


ザ・シンフォニーホールが贈るショパン生誕200年記念コンサート・シリーズの中でも目玉イベントとなる、「ラファウ・ブレハッチ〜ショパンの真髄〜」。10月3日に行われた特別コンサート終演後、興奮さめやらぬブレハッチさんにインタビューを敢行!!
2005年ショパン国際コンクールの覇者として、いずれは、ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン、ブーニンといった大ピアニストになるであろうブレハッチさんが、このショパン・イヤーに何を思うのか!? そして、ショパンの命日10月17日に捧げるリサイタルに向けて貴重なメッセージを頂きました!



―――ショパン生誕200年という記念すべき年に、そしてショパン国際コンクールも開かれているこの2010年10月に日本にお越しいただき、ありがとうございます。

これまで4回ザ・シンフォニーホールで演奏させて頂いていますが、いつも、本当に良いホールだなと思っています。
お客様が非常に温かく迎えてくださいますし、ピアノも以前に弾かせていただいたものと同じですし、知っている場所に帰ってきた感覚がありますね。
コンサート中にすごい静かなんですね。でも、その静けさは無関心だからではなくて、これからショパンの音楽がはじまるぞという期待に溢れたような静寂があるんです。非常に集中して演奏を聴こうとしてくださって、そして演奏したあとは素晴らしい拍手や歓待の声をいただける。日本はショパンを本当に愛してくださっている国だと思います。
また、今日のようにショパンの曲で構成されているプログラムのコンサートのときは、ホールがお客様でいっぱいになるなと思います。


―――前回のショパンコンクールで優勝されて、人生が変わったのでは?

そうですね。かなり強い変化がありました。おそらく、10月21日という日付を境に、自分の人生が分岐点を迎えたと思います。それを機会に、世界中でたくさんのコンサートが出来るようになったというのが大きな違いだと思うのですけど、私の場合は、ゆっくりと自分の家でくつろぐ時間もありますので、その点ではそこまで多いとはいえないかもしれませんが。


―――ポーランド人にとって、ショパン国際コンクールとは?

5年に1度のことですし、ポーランドの音楽愛好家にとっては、待ち遠しい大きな大きなイベントです。コンクールが一度始まると、朝の9時から夜の8時までずっと予選会が続きますから、一日中演奏を聴いていられるんですね。もうほとんど1ヶ月続くような大イベントですし、今ではラジオで予選会からファイナルまで生放送されます。フィナーレになると、ポーランド中の小学生・中学生たちが、演奏を聴くためにワルシャワにやってきますし、全国放送のTV局が生放送するんですよ!
ただ、私の時間が無くて、今年のショパン・コンクールは、どんなことが起こっているのか見る余裕が無いので残念ですね。


―――前回のショパン国際コンクールで優勝されたブレハッチさんの演奏は、ショパンの演奏ともよく比較され、まるでショパンのようとも評されていますね?

そう言っていただけて私も光栄ですが(笑)、私がショパンに似ているかもしれないという要素として、ショパンの書簡や、弟子たちの言ったことなどを読んで研究している点があるかもしれません。その中には、演奏のデリケートさや表現の繊細さが書かれていますので、そういったものを再現しようと心がけています。ショパンにかかわる本当に原典的な資料に触れて勉強するということは、ショパンに近づくために有益な材料になると思います。ショパンの弟子の弟子にあたるピアニストの録音なども残っていますので、そういったものを聞くことも、今日(10月3日の特別コンサート)の協奏曲第2番の第2楽章の解釈にも非常に役に立ちましたね。


―――ポーランドではどのように暮らされているんですか?

基本的にポーランドにいるときは、外国でのコンサートのない期間になりますので、家にいて休憩したり、ピアノを弾いたり、本を読んだり、はたから見ると退屈な生活かもしれませんね。
ただ、一日中スタジオにこもって練習するばっかりでは良いはずもないですし、練習は賢くしなければなりませんね。また当然、別の分野、たとえば絵画であったり、学問であったり、音楽以外の分野から得るインスピレーションも、音楽を解釈していく上で重要ですので、そういったところに時間を上手く使っていきたいですね。
芸術家というのは、常にお客さんの前に出ているのではなくて、今みたいにコンサートを活動の期間があれば、しばらくコンサートから離れるという期間も必要だと思います。森にいったり、ジョギングしたりすることで、舞台が恋しくなってくるのだと思います。


―――10月3日は、特別コンサートということで、リサイタルと協奏曲を演奏していただきましたが、次回17日は、オール・ショパン・リサイタルです。今回選ばれた“こだわり”のプログラムについて教えていただけますか?

当然、今年はショパン・イヤーということもありますので、とにかくショパンのプログラムにするということは第一に決まっていました。そこで、同じくショパン・プログラムにしていた2006年ショパンコンクール直後のツアーのときと比べまして、そのときはソナタなどの大きな曲をメインに据えたんですが、今回は、そうではなくて、もう少し小ぶりな曲を並べたかったんです。そういうことで、バラードとスケルツォを選びました。
また、せっかくのショパン・イヤーですから、ポーランドらしいアクセントを加えたいと思い、“ポロネーズ”と“マズルカ”を2つセットで選びました。ポーランド舞踊というのは、ポーランド人にとっては近しいもので、生まれながらにもっているものですから。ただもちろん大事なのは、リズムだけではなくて、その曲のなかに含まれているニュアンスや感受性の強さです。それらが相まっての表現が出来ればと思います。
それぞれの曲にどんな感情が込められているかを感じ取って、それを自分の経験したことのように感じることで初めてお客様に伝わると思っています。


―――まさにショパンの命日に、ショパン国際コンクールの覇者による、オール・ショパン・リサイタルとなるわけですが、最後に一言メッセージをいただけますか?

日本のような非常にショパンを愛してくださっている国で、しかもショパンの特別な日に演奏できることを嬉しく思っています。もしかするとショパンの魂が聴きにくるのではないでしょうか!?


ラファウ・ブレハッチのピュアなる音色を、今度は存分にお楽しみいただけるオール・ショパン・リサイタルです!
チケットは、絶賛発売中!ぜひお早めに!!




 音楽を聴き、ふと涙が頬をつたう。その涙には、いったいどんな想いが込められているのでしょう。悲しかったこと?嬉しかったこと?それとも・・・。ラファウ・ブレハッチが奏でるピアノに、私たちはどんな想いで涙を流すのでしょう・・・。
 2005年ショパン国際コンクールの覇者ラファウ・ブレハッチ。ショパンと同じポーランド人にして、瑞々しく透明感溢れる演奏から“ショパンの再来”と呼ばれるブレハッチが、生誕200年記念の秋にポーランドから舞い戻ります!あのショパン・コンクールで評論家のみならず、ポーランド国民までもが涙した、ブレハッチの紡ぎ出す「音」。決して激情に走ることなく、弱音を際立たせ、深い表現力で描くブレハッチのショパンは、まるで“ショパンその人が演奏している”かのように美しく、静謐な世界をダイレクトに感じさせてくれます。
 プログラムはもちろんオール・ショパン!!10月3日(日)は、前半はリサイタル、後半は大友直人指揮大阪センチュリー交響楽団との共演で贈るショパンの青春讃歌“協奏曲第2番”という夢のような1日。そして、ショパンの命日10月17日(日)は、ショパンに捧げる感動のリサイタル!!不滅の名作“バラード第1番・第2番”に、ブレハッチでしか表現し得ない祖国ポーランドの魂が宿る“ポロネーズ”“マズルカ”と、ショパンの世界が蘇る、贅沢なひとときをご堪能ください!
 驚くほどに純度の高いピアニズムで魅せる“真のショパン”。ダイヤモンドの輝きを放つブレハッチの至高の音色を、あなたは涙なしに聴くことはできますか?

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