三が日が明けて早々、 明日香の外れにある、古い里を訪れた。 静かな道を歩き、吸い込まれるように神社に行きついた。 小さな境内は掃き清められ、朝日に輝く門松が美しい。 人の気配はないけれど、 この空間にはずっと続くひとの想いが、 ぎっしりと詰まっている。