タタラ場を中心として製鉄に従事する人たちが生活する集落を 山内と呼んだ。 この深い山あいの地において、多くの人たちが、 活気に満ちた日々を送っていたことだろう。 保存された町並みに、当時の繁栄ぶりが偲ばれる。 今、静寂に包まれたそんな光景を優しく見守るのは、 鮮やかなツツジの花たちだった。