こうして眺めると、人は水に生かされていることが よく理解出来る。 軒先から出航していく漁船。 鍬を持ち、水の合間を縫う細い畦を歩く人。 ここには人が人として、綿々と綴られて来た生活が、 今もその姿を変えずに生き生きと輝いていた。 恐らくかけがえのない輝きなんだろうと思う。