現在、日本全国で盲導犬を希望している視覚障害者が約4700名ですが、将来的には約7800名と見込まれています。(日本大学調査資料による)然し乍ら、現在のところ生育犬は約850頭で、しかもその内で年間に供給可能な実労盲導犬は約120頭という現状であり、それは希望者総数の2.6%に過ぎません。
さらに聴導犬に至っては実労犬が全国で15頭程度であり、介助犬と同様に社会的認知すらも不十分な状況です。
視聴覚障害者の方々にとって盲導犬・聴導犬等の援助により、その生活領域が拡大すれば、ハンディによる障壁の2分の1が取り除かれると言われています。
私共の草の根運動を通して盲導犬・聴導犬等の普及を図ることにより、一人でも多くの方々の社会的自立へのお役にたてればと願っています。