奈良県・平城京の近くで無農薬の自然農法 を続けているグループ(トムソーヤクラブ)が います。トムソーヤクラブの方々は、遺伝子の 組み替えや農薬化成肥料はいやだと批判する ばっかりじゃなく、それをつかわなくても獲ること ができると自分たちで農作物を作っています。



他の田んぼはもう田植えが終わっていますがこちらは雑草だらけなのに 大丈夫なんでしょうか。

「大丈夫!これが肥料になるのだから。」とトムソーヤクラブ代表阿藤鋭郎さん。



阿藤さんたちの方法は、農薬で雑草をすべて 枯らせてしまうのではなく、雑草を肥料にする というもの。自然をそのまま生かすのです。
無農薬なのに1反あたりの収穫量は、奈良の 平均収穫量を越えているそうです。



農薬を撒かないたんぼにはいろいろな生物が育ち、害虫を食べてくれるます。 自然のままに生き物が住み続ける。自然のビオトープを農業に生かしているんですよね。

▲てんとう虫

▲おたまじゃくし



科学肥料が害虫を呼んで、それを殺すために農薬を撒き、それが結局生態系を 殺してしまう。そこでまた農薬を撒かなければならないという悪循環になっているので、 その辺のところを断ち切ったらと感じています。自然は、ほっておけばほっとくほどうまい 具合にまわっていって、それが豊かな収穫につながっていくと思いますとお話して 下さいました。

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