ここは大阪市平野区にある車イスなどの福祉 機器を売っているお店。
車椅子でちょっと困ったことがあります。
「有料で引き取っても、すぐに出ていくものでも ないし、普通の物品以上に場所がかさばってしま うので、処分に困っています」と杉本栄二さん。



そこに現われたのが、南アフリカ共和国出身 のトーマス・カンサさん。
「粗大ゴミの中で、車椅子を初めて見つけた 時はびっくりしました。日本ではきれいなものも 捨てたりします。これは多分世界で日本だけ です。」



英会話の先生をしているカンサさんは、要らなく なった車椅子を修理して、少しずつ自分の国に 送ってきました。今年中に２０００台目を送るのが 目標。その目標は軽く突破するそうです。



近くの柏原市立保育所で、子どもたちと一緒に 車椅子を磨くカンサさん。
子どもたちの心にもとってもいい影響を 与えているようです。
「カンサさんに機会を与えていただき、 子どもが本来もっている優しい目を、 育てていけたらなと思っております。」と園長先生。



「やさしい地球は大切です。 やさしい地球はやさしい人間もいる。 物を大事にしない時は、人間も大事に できない。」
遠いアフリカの国に、カンサさんの気持ちが 今日も届きます。



問合わせ先　　　　　ＹＯＵＤＡ（ユーダ）車イス緊急修理サービス
　　　　　　　　　　　　Ｔｅｌ．０６−６７１９−５４８２