滋賀県の子どもたちは、5年生になると琵琶湖で 船旅をするんです。
その船がこれ、学習船「うみのこ」です。
今日は、長浜の5年生たちが出港します。



今回のコースも琵琶湖全体を使ったもの。
最初に目ざすは竹生島です。
木が枯れていますね。この島に住むカワウの フンのせいなんです。



船旅の間、子どもたちはいろんな勉強をしますが、 すべて内側から琵琶湖に触れてみようという 体験学習ばかりです。
たとえば、プランクトンの観察。
水の透明度調べは、琵琶湖の北部や南部の水。
それに子どもたちが住んでいる町の水を比べます。
琵琶湖の水環境を自分の目で確かめます。



滋賀県立びわ湖フローティングスクール 江川久雄さんは、「琵琶湖の湖上から京都、 滋賀、琵琶湖をもう一度見直すことによって 環境意識を高める一つのきっかけとなるの ではと考えています。」



湖の中から町や港を見るのももちろん始めての体験。
子どもたちは、身近な水環境を体いっぱいに感じているようですね。