その挑戦は、空き缶の回収から始まりました。
琵琶湖の東に位置する滋賀県豊郷町。
このあたりは、日本を代表する企業を次々と 起こした近江商人の故郷です。
この町に代々油を商いとしてきた近江商人が おられます。環境にひじょうに関わりの深い ガソリンスタンドの経営。



環境について一番考えなければいけないのは 自分達だと考えた青山裕史さんは、ガソリン スタンドに様々なりサイクル商品を置くことに しました。
3年前、空き缶の回収から始めた リサイクルの挑戦は、今や何とお客さんから 回収した使用済みの天ぷら油から作った洗剤で  洗車をするまでになりました。



「手も汚れるし、みんなの嫌がる仕事です けれど、もともと僕ら油を扱う仕事やから 苦にはなりませんでした。」という青山さん。
いらなくなった油や空き缶などを集め、 専門の業者が回収に来る。どこにでもある ガソリンスタンドがリサイクルの活動の中心 になるよう、この運動が広がっていけばいいと 青山さんは考えています。



「昔から近江商人の言葉としてあるのが、"売り手よし、買い手よし、そして世間よし3歩よし"これを目指していきたいですね。」



将来は、廃油から作る燃料を売る ガソリンスタンドに!と若き近江商人の 挑戦は続きます。



問合わせ先   油藤(あぶらとう)商事
           Tel.0749−35−2081