みなさん、紙は何からできているか知っていますか?

紙は、木材のチップから作る『パルプ』というものから出来ているんです。パルプとは、木材に含まれているセルロースという繊維を取り出したもので、これが絡みあって紙ができるんです

写真資料:「しらべてみようリサイクル」
フレーベル館刊



でも、この紙を作るために、1年間にひと家族で20本も森の木を切っている計算になります。
なんだか世界中の森が消えてしまいそうですね。木は限りある資源。



そこで、新しく木材から紙を作る以外に、今まで使ってきた古い紙をもう一度紙にする「古紙再生」という方法が考えられました。
実は、私たちの身の回りには、そんな古紙で作られたものがいっぱいあるんです。
新聞紙や雑誌の紙、お菓子の箱なども再生紙なんですよ



再生紙をうまく利用すれば、新たに森の木を切り倒さなくてもすみます。一度使った紙はゴミではありません!
集めれば、資源なんです。
古い紙は、新しい紙として甦ります。



ところで、紙の種類には、大きくふたつに分けることができます。
新聞紙や雑誌などに使う紙は「紙」というのに対し、段ボールや紙パックなどに加工されたものは『板紙』と呼ばれています。



古紙回収のときには、紙と板紙とにちゃんと分別して出すようにしましょう。