変わった照明器具です。
でも、とってもきれい!
これ全部ガラスビンから作ったものです。照明デザイナーの吉岡幸也さんは10年前から、リサイクルアートに取り組んでいます。
「ビンは捨てられていくものですから、それをなんとかすることができないと思い始めました。」



吉岡さんの作業場には、拾ったり、もらったりしたビンが700本。
色のついたビンはリサイクルが難しく、ほとんどが捨てられてしまうそうです。
でも、彼の手にかかると、見事に新しいいのちが吹き込まれます。



「本来、ビンというのは中身が主役です。中身を使い終わるとこれはゴミとして捨てられる運命にあるんですが、これを作った人は作った人で綺麗に作ろうと作り上げたわけです。それをまた再び蘇らせてあげようと思いました。光を入れるとビンが光るんですよ。」



なるほど、技も光っています。
これも吉岡さんの作品。
要らなくなった車のギアやベアリングを土台にして銅板を加工した、光と陰のアート。
幻想的なリサイクルアートとして、ふたたび命を吹き込まれるビンや廃材。すばらしいですね。