こんなめずらしい魚は、いったいどこの海で撮った魚の写真?
おにかます
エダマシクラゲ
ミナミウシバタ
ヒメイカ


実は、これは全部大阪湾の生き物なんですよ。
「大阪湾は、昔は生活の排水や工場排水などによってかなり汚れていたようですが、最近は美しくなっていろいろな生き物たちが戻ってきているようですよ。」と海遊館広報室の新野大さん。


大阪の海遊館にお勤めの新野さんは、10年前から仕事の合間に大阪湾に潜っては魚の写真を撮り続けています。
シマイサキの魚がとれました。
「夏に生まれて、今ではこのぐらいになり、群れでたくさん泳いでいます。」


春先は、ウミタマの群れが、夏にはチョウチョウウオが訪れ豊かな海洋環境の大阪湾でもいいことばかりではないようです。


ガザミ(渡りガニ)やチチュウカイミドリガニという本来日本の海にはいないものがいます。外国船の船底に入って運ばれたらしく、このまま 増え続けると大阪湾の生態系が変わってしまうかもしれません。


「汚いと思われている大阪湾ですが、いろんな生き物に出会えて楽しい気持ちになりますし、とても豊かな海だと思います」と新野さんは語ってくれました。


私たちの手でキレイにしていきたいですね。