東西南北 龍介がゆく

◆月亭八方さんをゲストに迎え、最近作られた「エコ落語」についてお話を聞きました。

『落語というのは本来、地域社会でのちょっとした問題を取り上げるもの、「隣の奥さんがどうした」「向かいの息子がこうした」って言う感じにね。
 今、環境問題、ゴミ問題などが日常の話題になっていますね。それを落語にできないかなと思っていました。そうしたら、ABCテレビから、創立50周年の企画番組で環境先進国に行ってみないかとのお話が・・・。「八方視察団 欧州エコロ路を行く」という番組で、5月6日(土)に放送されました。すごく良いタイミングでした。百聞は一見にしかず。”環境先進国”と呼ばれるドイツやスイスに行って、落語のネタをいろいろと拾えました。
 今回、一番思ったのは、これらの国の人々は自分のまだ見ぬ孫子の世代まできれいな環境を残したいと認識しているけど、日本人にはそういう意識が足りないのでは・・・ということです。
 「環境」と言うとなんか大それた感じがしますが、そんなに難しく考えず、「環境」について一人一人が意識することが第一歩。この「エコ落語」が意識を少しでも呼び起こす手助けになればいいと思います。環境問題を身近に、足元から考えようというお話になっています。
6月5日 月亭八方』