環 境 家 計 簿
 今回は、最近よく耳にする「環境家計簿」をご紹介しましょう。
 現在、地球温暖化の原因になっている二酸化炭素(CO2)の1割以上は一般の家庭から出ています。
 しかも1年間の伸び率は、平均で4%を越えているんです。
 そこで、家庭で使っている電気やガスの使用量やゴミのからいったいどれだけのCO2を出しているのかをチェックしてみようと考え出されたのが、「環境家計簿」なんです。
 CO2を出さないように努力をするということが、電気やガス代を節約することにつながっていると、これを見れば一目瞭然にわかります。
 本屋に行けば、毎日つけるものから1ヶ月ごとにまとめてつけるものまで、色々なタイプの環境家計簿が並んでいます。
 また自治体などで、独自に作って配布しているところもあります。
 では、具体的にCO2の量をどうやって計算するかというと…
 1.電気、ガス、水道については、1ヶ月分の使用量をメーターもしくは請求書で調べて、使用量の一覧に記入します。

 2.アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、ガラス瓶、紙パック、食品トレーなど、リサイクルに出さずに捨ててしまったものを数えて記入します。

 3.これらの使用量に、排出係数をかけ算します。排出係数は、項目によってあらかじめ決まっています。
 たとえば、
電気は   0.12
都市ガスは 0.64
水道は   0.16

です。
 こうして出た数字の合計が、皆さんのご家庭から出ているCO2の量です。


 この数字が並んだところで、
 排出量を減らすためには、どこを減らせばよいかがわかります。
記録を残しておくと、だんだん排出量が減ってきて、なおかつ家計もいくらか節約できる……
というわけです。

「環境家計簿」は地球にやさしい活動のひとつです。
簡単でしょ。
皆さんも是非「環境家計簿」を使って、CO2の排出量と生活費の削減を目指してチャレンジしてみましょう。
きっとスリム化がはかれますよ。


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