◎寒天フィルムを改良してゴミのでない包装材を作る?!
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オブラートのように食品を包み、熱湯に触れると溶けるという厚さ0.1ミリの寒天フィルムの改良に長野県食品工業試験場が県内の企業と共同で成功しました。長野県は寒天が特産で、寒天フィルムはおよそ5年前に製品化され、乾燥食品の包装材に使われていましたが、水分を含んだものは包装できませんでした。
しかし、長野県食品工業試験場などは、表面に油脂成分をコーティングして耐水性を高めることに成功しました。
この寒天フィルムの活用範囲は広いそうです。
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つぎは、 |
◎古紙で植物を育てよう!!
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植物を育てるために古い紙を裁断するなどして、土によく似た「培地」を作り出す技術を、山口県徳山市の会社が開発しました。
この会社は、西日本技術開発といい、特殊な装置を使って電話帳などの古紙をふわふわの綿状になるよう裁断し、その後圧縮・加工して土によく似た水を保つことができる「培地」にします。
こうして出来た鉢植え用「培地」を直径10cmの鉢用で150円程度を目安に販売を予定しています。
既に西日本技術開発は、この「培地」でトマトや花の栽培に成功しています。「紙はもともと植物であり、環境に優しいリサイクル商品」として販売拡大に自信を示しています。
この西日本技術開発さんに電話をかけてお話を伺ったところ、たまたま紙の卵パックが重ねて置いてあるのをながめていて、ふと紙を土の代わりに出来ないかと考えたそうです。そして、仕事の合間にあれやこれやと試行錯誤を繰り返しているうちに10年くらいで出来たようです。
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