2010年7月
■劇団レトルト内閣『絶叫ソング』、本日初日を迎えました。
エレガンスロックと称するお洒落なオリジナル楽曲、流れるような豊かな台詞表現などで独特の世界を作り上げる、ちょっとアーバンな雰囲気を持つ劇団です■この文を書くために久しぶりに劇団ウェブサイトを開いてみたのですが、デザインがめちゃくちゃかっこよくなってる!かっこいいだけじゃなくて、すごく見やすい!面白い!各メンバーの動画による紹介や演劇用語辞典(!)もあるし、公演特設サイトでは、今回の日替わりゲストである美津乃あわさんと上田剛彦アナウンサーの対談なども見ることができます。面白いなー。アーバンだなー。座長の川内さんは映像制作やWEBデザインのプロでもあるんですね...なるほど■そういえばこのレトルト内閣にはなんと漫才コンビもいたのでした。もちろん今回も出演される藤京子、福田恵のご両人で、コンビ名は『安定志向』。お二人とも有名大卒の公務員さんで、去年のM-1で3回戦進出の実績を誇っています(これ、結構すごいこと)■若い人たちへの演劇の普及活動などにも力を注いでおられるということで、何かと興味の尽きない劇団レトルト内閣。ぜひぜひ劇場に足を運んで、ご自身の目と耳でその魅力に触れてみてください!(艦長)
7月30日(金) 19:30
31日(土) 15:00 19:00
8月 1日(日) 13:00 16:00
★日替わりキャスト 7/30,31・・・上田剛彦
8/1・・・美津乃あわ
★当日券は開演45分前から発売
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- 2010年07月30日金曜日
■このところ週3くらいのペースで演劇鑑賞をしていて、まあ楽しんだり感心したりガッカリしたりしているわけなんですが、先日、演劇じゃないですけど、エライモノを観てしまいました■本当に遅ればせながらで恐縮ですが、アニメ『トイ・ストーリー』(1995)です。公開中の『3』を観る前にまず、と思って1作目のDVDを借りたんですが・・・すごいじゃないですか!なんで15年間誰も教えてくれなかったんだ!友だち少ないからなあ・・・■日本でのセルビデオの出荷本数が190万本!とのことですから大抵の方はご存知なんでしょうが、まったく恐ろしく完成度の高い作品ですね。たった80分ほどの本編の中に、ファンタジー、ミュージカル、スラップスティック、カーアクション、ホラー・・・あらゆる映画的エンターテインメントの要素がぎっしり詰まっています■中でもウッディとバズという2人の主人公のバディ・ムービーとしての描写が素晴らしい。《いがみ合っていた2人が共通の目的のために協力しあい次第に友情が芽生えていく・・・》という黄金のパターンが、ストーリーの縦糸として全編を貫きます。手に汗握るクライマックスでは、ちょっと露骨な伏線に思えたある小道具による問題解決策があっさり裏切られ、そして鮮やかにもうひとつの伏線が回収される・・・もう見事としかいいようがありません■しかも、レンタルショップのサービス期間中で、なんとDVDが1週間で百円。うーん、百円でこんなもの観られちゃったら、しかも、すべてコンピューターで描かれたキャラクターたちにあれだけ心躍らされちゃったら、何だかつらいよなあ・・・一人の役者として■役者じゃねーよ!(艦長)
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- 2010年07月29日木曜日
■夏。ABCは昔から甲子園の高校野球中継に全社を挙げて盛り上がるのですが、もうひとつ、数年前から当社のお笑い制作班は、この季節になると『M-1グランプリ』のシーズン到来!とテンションが上がって参ります■もちろん決勝は年末なのですが、夏から1回戦の戦いがスタートするんですね。今年はどんな新しいスターが生まれるのか?1回戦からすべての会場にカメラが入り、笑いの戦士たちの戦いが記録されてゆきます■さて、M-1といえば絶対忘れてはならないコンビが、そう!笑い飯。2002年の第2回大会からすべて決勝に進出し、3位・2位・5位・2位・4位・5位・4位・2位・・・という恐るべき記録を残す男たち。もう優勝3回分くらいの値打ちはあるんじゃないですか?■特に、巷間最後の挑戦と云われていた昨年2009年の決勝の1本目のネタ『鳥人』は、昨年当ブログでも絶賛した2003年の伝説のネタ『奈良県立歴史民俗博物館』をも超える神がかり的な面白さで、たしか大会委員長の紳助さんが感動して満点の100点をつけたんですよね■なのに・・・2本目、「一度M-1でやってみたかった」という、彼らの初期のちょっとシモがかったネタで、審査員全員から文句なしの『0票』!なんだか笑い飯らしいといえばらしくて面白いのですが、1本目で僕、テレビを観ながら鳥肌を立てていただけに・・・ね■聞くところによると大会規程に小さな変更があり、今年も参加資格が出来たとのこと。この幸運を無駄にはしないでほしい、いやこのまま無冠の帝王でいる方が芸人として面白いのか、などと余計な心配をしてしまうのですが、今年もあります!『笑い飯のABCホールLIVE5』(8/23)。いよいよ本当のラスト・チャレンジに向けて始動した笑い飯に、今年もやっぱり注目です(艦長)
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- 2010年07月26日月曜日
今朝方の地震にはちょっと驚きましたが皆様大丈夫でしたでしょうか?朝日放送新社屋は耐震構造ばっちりだとのことですので上演中でもご心配なく(?)・・・かどうかはまだ地震が来ていないので分かりませんが・・・こないにこしたことはありません。。。
急に豪雨に襲われたかと思いきや、真夏日で、天気予報が毎日「今年一番の暑さ」というておりますが、水分補給と熱射病にはどうぞお気をつけくださいませ。
さて、暑い7月のラストそして8月の最初になります劇団レトルト内閣。挟み込み情報が出ました。
劇団レトルト内閣「絶叫ソング」
7月29日(木)18:00~800部
※1種類につき1名要員 ※後バサミなし
上記日時にご希望の方はABCホールロビーへお越しくださいませ。(乗組員N)
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- 2010年07月21日水曜日
■竹下宏太郎×福田転球×遠藤久美子『四畳半ブルース』本日初日です!
■いわゆる「乗り打ち」という形式で、今日の早朝にスタッフが小屋入りし、突貫作業で準備を行い、夜には公演が行われます。出演者3人に加え、3人編成のバックバンドが入るということで、何が始まるのか気になりますねー■作・演出も兼ねる竹下宏太郎さんは振付師としても超メジャーで、特に印象に残るところでは、アーノルド・シュワルツェネッガーのカップ麺のCM、細川ふーみんの入浴剤のCM(大好き!)など多数のCMの振付をしておられます。だから、当然ダンスの要素も入ってくるはずだし、福田転球さんは何をしでかすかわからない異次元な空気を持った役者さんだし、遠藤久美子さんがこの濃い二人の男優と一体どんなアンサンブルを作り出すのか・・・!?本当に興味は尽きません■とにかく普通の演劇に終わらないことだけはたしかなようですが、更に盛りだくさんなことに終演後には毎回トークショウ『宏太郎の部屋』もあって、本日は竹下さんが所属する演劇ユニットPiperのDOCこと川下大洋さん。こちらもお楽しみです!(艦長)
『四畳半ブルース』 作・演出・振付 竹下宏太郎
出演 竹下宏太郎 福田転球 遠藤久美子
7月 16日(金) 19:00
17日(土) 13:00 17:00
18日(日) 13:00
■当日券は開演1時間前より発売
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- 2010年07月16日金曜日
■ワールドカップの行方も、参院選の結果も、今日はちょっとどうでもいい感じ。
つかこうへいさんが亡くなられたことを知って、ショックです・・・
■今年初めにガンであることを公表され、以来メディアには一切露出がなく、夏の大作舞台『広島に原爆を落とす日』の演出も別の方がされるのを知って、ずっと不安を抱き続けていたのです。少し前、ABCホールで「北区つかこうへい劇団」の公演をやらないかというお話もあったのですが、ツアーそのものがとりやめになった由。 すでに健康上の問題があったのかもしれません■個人的な話で恐縮ですが、つかさんがいなければ、いま僕は100%艦長ではないのです。18歳・高3の冬につか作品に出会うことがなければ、全く別の人生を歩んでいたはずなので・・・。 合掌
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- 2010年07月12日月曜日
■土曜の午後■劇団kochoさん本番中のホールの楽屋では、二人の大物ゲストが、出番の合間に何やらあーだこーだと会談中
伊藤えん魔さんはオペラ座の怪人のテーマと共に登場する謎の文化住宅管理人、美津乃あわさんは奇怪な絵描き唄を歌う謎の訪問販売員。 そして楽屋では、二人とも若手役者の記念撮影モデルとして活躍中であります(艦長)
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- 2010年07月10日土曜日
■昨夜は珍しく早く帰宅し、ゴハンを食べ終わって、9時台のサスペンスドラマを見ていたのです。最近堅実に視聴率を稼いでいるこの種のドラマを、たまにはちゃんと見てみようなどと思って。ところが僕、冒頭のシーンでたちまちこの作品のトリコになってしまいました■・・・夜明け前。ある部屋に男が一人忍び込んできます。彼は首尾よくあるモノを見つけだし、それを目の前にかざしてマグライトの光で中身を確認すると、小さく、しかしハッキリ叫ぶのです。『やったぜ!これさえあれば!』・・・と次の瞬間、暗闇で何者かのナイフが一閃し、男は死んでしまいます。そしてカットは変わり、朝の訪れと共に警察の現場検証が始まっている・・・という、まあ定番の出だしなわけですが■食いついてしまったのは、何といっても元小劇場界のスターだった俳優さんが演じる、侵入者にして被害者となる男の台詞ですね。わざわざ黒ずくめの服を着て抜き足差し足で忍び込んでおいて、『そんな独りごと言うかっ!』・・・と突っ込みそうなところなんですが、そう思ったのではありません■なるほどこれがゴールデンのテレビなんだな、と。脚本家さんも演出スタッフも、そういうツッコミが入るのは百も承知のはずで、『でもこれが必要なんだ』と確信して男にしゃべらせているのです。現に、洗い物をしながら、さらにインターネットの将棋中継も気になりながらテレビを見ていた僕が、一瞬にして物語の設定を理解してしまったわけで・・・■『彼は悪い奴だけど犯罪のプロではない。依頼された盗みではなく、換金するためでもなく、自分がソレを欲していたのだ』という事情を、一言で視聴者にすり込むことに成功しています■しかし、映画だとやはりこれは少々カッコわるい演出ですよね。暗闇の中で椅子に固定され、画面に集中することを義務づけられている観客、何よりその作品を観るために自ら千数百円を出費している観客に対して、過剰な説明は時に冒涜行為です■俳優の仕草、表情、台詞回し、挿入されるモノや風景のカット・・・その他全ての情報から、物語の輪郭、作品の肌触りを徐々に感じとっていくことが映画を観る喜びだったりするからです。そういう読み取りを助けるために映画にはクローズアップという技法があるのです。テレビ画面ではせいぜい実物大ですが、スクリーンで長さ数メートルもの悪漢の顔が『やったぜ!』などとつぶやけば、それは滑稽でしょう■・・・なんてね、そんなことを考えながら、洗い物も終わった後半はドラマに集中していたのです。犯人探しの推理には二重のミス・ディレクションが仕掛けられていて、紆余曲折の後、ようやく最後に事件の真相が判明します。私が本当にアリっ?と思ったのはドラマの終盤、真犯人が供述を始めてからなんですが・・・まあその話はやめておきましょう■ところでこの『やったぜ!』、舞台だとどうなんでしょう?暗闇、座席に固定、能動的、という点では映画と同じですが、舞台にはアップはありません。小さなABCホールだって、幅10メートルほどの舞台が常に観客の視野に入っているわけで、もっと大きな劇場ではなおさら俳優の表情だけでは伝わりにくい場合もあるでしょう。だから、舞台では舞台独特の演技術が進化し、そこに音響や照明などの助けが加わって、そのあたりを描写していくわけです■真正面を向いて台詞を言う(歌舞伎の見得のように)、人物の心の動きと共に照明が変化する、なんてことはテレビや映画では通常ありえない■つまり、テレビ、映画、舞台では、作り手と観客が共有しているリアリティの次元・・・『本当らしく見せる―感じる』上での約束事・・・がそれぞれ異なるのですね■まあ僕は芝居のストーリーの理解力が極端に低いので、時と場合にもよりますが個人的には、『大事なことは台詞でハッキリ言って欲しいな』と思ったりもしますけど。ひとこと聞き逃すとオハナシが分からなくなる演劇(結構よくあるんですよ)って苦手。駄目かなあ・・・(艦長)
■さてABCホール、本日は、独自の演技術(?)で90年代の関西小劇場シーンを駆け抜けた美女劇団、現在はアラフォー女性劇団、kochoさんの小屋入りです。『文化でドゥヴィドゥバ』というちょっと不思議なタイトルの作品ですが、この『文化』って、『文化住宅』の文化なのだそう。伊藤えん魔氏はじめ賑やかな客演陣、美津乃あわさんなどの日替わりゲストも交えて、果たしてどんな舞台になるのでしょうか・・・!?
7月 9日(金) 19:30
10日(土) 14:00
11日(日) 14:00
★当日券は開演1時間前より発売です
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- 2010年07月08日木曜日
さて、いよいよ本日より7月「下半期」開始です。時の流れは恐ろしいものです!ABCホールはおかげさまで年内、しいては年明け数ヶ月ぐらいはスケジュールが埋まっております。本当にありがたいことです。たくさんの表現者とたくさんの観客を取り持つホールとしての役割はやはり稼働率も大事ですが、皆様に愛されるホールになっていかなくてはと思います。2010年下半期もどうぞご贔屓に!
7月第2弾は、劇団kochoさん。老舗「お姉さん劇団」が一度休止していた活動をおととしから再度開催ということで、ABCホールも文化祭が初登場、今回は大人数の本公演での登場です。
挟み込みは下記で行います。
7月8日(木)15:00~ 700部 ABCホールロビーにて
※チラシ1種類につき1名要員 ※後バサミなし
ご希望の方は、上記日時に指定枚数をお持ちの上、直接ホールロビーへお越しください。暑い夏、水分補給を忘れずに、涼しいホールへどうぞ!(乗組員N)
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- 2010年07月01日木曜日