2010年12月
今年が終わっていく・・・■春に井上ひさしさんが、夏につかこうへいさんが亡くなった年だった。若い日の僕に、演劇の面白さを教えてくれたお二方だ。さびしい■大阪では、ウルトラマーケットとワッハホールが閉まり、精華小劇場の閉館も発表された。小劇場は減る一方だ。どうなっていくのだろう?■ジャルジャルのライブが終わったようだ。さあ2010年最後の撤収!■来年もよろしくお願い致します!ABCホールは多分元気です(艦長)
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- 2010年12月30日木曜日
そういうわけで笑い飯が最後のM-1GPを制しました。よかったよかった。ここABCホールを何度もライブの会場に選んでくれて、とっても漫才をやりやすい小屋だと云ってくれて、もうそれだけで贔屓です(終わったからいいでしょう)。それにしても昨夜は好勝負でした。またゆっくり振り返りましょう。
さて、今年のABCホール最後の催しは、いま宇宙で8番目に面白い若手お笑いコンビ、ジャルジャルのライブです。 しかしどう考えても昨夜までは彼らの頭の中はM-1一色だったはず。あと3日、どう調整してくるのでしょうか!?
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- 2010年12月27日月曜日
■『さいごのえむわん』・・・というフレーズがテレビから流れてきます■あと5日、ですか。なんとなく予感はしていたのですが、いざ現実となると寂しいものですね。『史上最年長決勝進出者、しかも素人のサラリーマン!!』っていう肩書を僕、狙っていただけに■・・・まあM1立ち上げスタッフだったことに免じてこれくらいの戯れ言は許していただきたいのですが、冗談ではなく、若手のお笑いさんたちが大きな目標をひとつ失ったのは間違いないでしょう。よく『賞金1千万円』のことが話題になりますが、それも確かに大きいですけど、コンビで割れば半分だし、税金も取られるわけだし、そんな目先のお金のことより、やはり『M1チャンピオン』という称号が終生ついて回ることが大きい。いずれ別の大きな大会が生まれるのかもしれませんが、これで、『M1チャンピオン』の称号を持つ人類はこの先長らく地球上に10組20人だけ!と決まったわけです。最後の2人の座を目指して、こんどの日曜、それは恐ろしい戦いとなること必定です■考えてみれば、M1の素敵なところは、『笑い』と『真剣勝負』の融合なのです。いや融合しているかどうかは微妙ですが、『人を笑わせる』という、ある一面から見れば非常に間抜けな行為の巧みさを真剣に競い、勝利した者たちに極上の栄誉を与えるという・・・究極の『緊張と緩和』なわけです。とにかく、あの緊張感はすごい。もちろん、日本中にお笑いのコンテストはいくつもあるわけですが、全国ネットのゴールデンアワーで、審査員の人選も含め、『アホなことを言うための空間』をあれだけ緻密に作り出している番組は他にないと思います。世界観の勝利ですね■テレビのネタ番組が次々と終了し、お笑いブームの終焉、みたいなことが巷間云われてますが、いやいや、そんなことはない。M1を核として培われたお笑いパワーは、いずれ全く別の世界の中で大暴れすることでしょう。それはそんな先のことではないはずです■と、信じて待つわの艦長
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- 2010年12月21日火曜日
先述のブログにて!
「キングオブコント」初代チャンピオン:東京03が・・・・・・・・・・
と、書いてしまいましたが!!!!
初代チャンピオンは、バッファロー吾郎 さまでございました・・・・・・(汗)。
昨年夏に1ヶ月間も当ホールにて公演されておりましたバッファロー吾郎さん、大変失礼いたしました。このブログを読んでくださったバッファロー吾郎さんファンの方、東京03ファンの方、大変失礼いたしました・・・!
ご指摘いただくまで気づかずにおりました。。。
「キングオブコント」2代目チャンピオンに輝かれました東京03さんの公演は本日(19日)18:30開演を残すのみ!演技派のコントとても面白いです!
来週にはいよいよラストイヤーとなりましたM-1グランプリも開催されます。ABCホールはここ2年ほど、笑い飯さんが隔月のライブをされております。実に10年中9年M-1に出演されているにも関わらず、無冠の帝王。M-1をレギュラー番組にできるその実力が、ラストイヤーに花咲きますでしょうか?注目しております!
お笑いについてのブログになってしまいました。今年のABCホールラストイベントは30日に今飛ぶ鳥落とす勢いのジャルジャルさんです!皆様お待ちしております!
そして再度、大変失礼いたしました!(乗組員N)
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- 2010年12月19日日曜日
中之島界隈からABCホールのある、ほたるまちの辺りはしっかりイルミネーションがされておりますが、ホール内ではあんまりクリスマスやら年末年始の感じが漂わないもので・・・いまいち実感に欠けております。TVの方は特番収録などスタジオで行われているようですが。。。
いまいち年末年始感が無いのは、もしかしたら年明けにABCホールプロデュースの公演が控えているからかもしれません。
本日は、明日からリリパットアーミーⅡさんの公演HEP HALLで今日から劇場入り・・・という美津乃あわ嬢を捕まえて、またしてもラジオ収録に行ってまいりました。本日のお相手は「本当にこの方は関西小劇場が好きだなあ!!」というABCアナウンサー:上田剛彦氏!上田氏と美津乃嬢は舞台での共演経験もあり、トークも盛り上がりまくりました。(写真は収録直後のお二人♪)
4人の相手役との関係性や、小劇場をたくさん観続けている上田アナ(しかもABCホールプロデュース公演第一弾の舞台に立っている上田アナ)から観た「二人芝居の組み合わせ」や見所についてたくさん、楽しくおしゃべりしました。
この模様は、ABC-R「イベント倶楽部」で、26日(日)夜に流れます!公演の詳細はこちらのホームページ、またご予約などにつきましてはホームページからか、ABCホールにお電話06-6451-6573でも承ります。(深夜早朝は出られませんが、ご了承ください)。
あと2週間で今年も終わりますがABCホールは明日から3日間5ステージで「キングオブコント」初代チャンピオン:東京03が登場します!東の演技派コント師、楽しみです!(乗組員N)
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- 2010年12月16日木曜日
■『漫才が国技になる日』。・・・放送作家で長らくM1のスタッフでもある、倉本美津留さんの今日のつぶやきにあった言葉です■そう、今日はM1グランプリ2010準決勝の日。今年はシステムが変わって、従来東京・大阪で二日間にわたって開催されてきた準決勝が、東京の両国国技館で一斉に行われているのです。うー、行きたい。行ったら行ったで、胃が痛くなるほど緊張するんでしょうが■しかし漫才が本当に国技みたいになって、都道府県対抗の大会が開かれたらどうなるでしょう?やはり大阪勢が強いでしょうか?まあ層は厚い。しかし連覇へのプレッシャーから、隣接する兵庫県尼崎市から大物新人を引き抜き住民票を移して問題になったりして。尼はダウンタウンの生地ですから、レベルの高さは定評のあるところ。ブラマヨ、チュートとM1連覇の実績があり、島田紳助を生んだ京都も強そう■・・・とまあ当初は関西勢と東京の争いでしょうが、何年かすれば東北や九州から天才コンビが出現しないとも限りません。U字工事の栃木弁や千鳥の岡山弁は聞いているだけで楽しい■関西の芸人さんがテレビバラエティ界を席巻しているおかげで、元々のスタンダードであった『標準語≒東京言葉』に加えて、『テレビ用関西弁』(普通の関西人は『ほんまでっか?』なんて云わないし)のふたつが今の放送の言葉を支配しているわけですが、どうもつまらない。今のテレビの閉塞感の原因がこの二極化にあるとは思いませんが、僕個人の加齢のせいからか、ひな壇からのお決まりの突っ込みに時として苦痛を感じるようにもなってきました。本格的なズーズー弁や琉球言葉の漫才が出てこないかなあ■漫才は誰にとっても恐らく絶対にmother tongueでしか出来ない。それほど繊細な言葉の芸術だと思うのです。それに、ネタ作りって実に論理的な思考を要する作業だし、観察力や想像力を育む場にもなる。全国の学校で、土地土地の言葉による漫才教育のムーブメントが起きたりしないかしら。まあ役所主体でやるとロクでもないことになるとは思いますが、少なくとも小学生に英語を習わせるよりはいいんじゃないかなあ。その時こそ、本当に漫才が知的国技になる日であるような気がします■でも全国高校生漫才選手権をやったら、やっぱり『高校生クイズ』さながら、開成・灘の東西の雄に九州のラ・サールが絡んでくる、みたいなことになるんだろうか?■それはそれで面白いですけどね(艦長)
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- 2010年12月12日日曜日
■先週は東京に行って青春してました。2年半このブログを書いてきてはっきり書くのはほぼ初めてなのですが、艦長、とあるアマチュア劇団に参加しているのです。約3年ぶりの東京公演でした。素敵な商店街の奥にある小さい劇場ですが、ほぼ全ステージ満席。僕自身は券売に殆ど貢献していないので非常に心苦しいのですが、本当にありがたいことです■劇団というのは離合集散が付きものなのでなかなか説明しにくいのですが、30年以上前に京都で大学の仲間と立ち上げた劇団が今の僕たちの集団のルーツです。僕やほぼ同期の仲間たちは、みんな卒業と同時に就職したり学問の道に進んだりして、一度芝居から足を洗いました。プロになれるなんて思いもよりませんでした。そして、数年が経ち仕事に慣れてきた時期に、有志が集まって再結成したのです。「思いを断ち切れず」ってやつかもしれません■なぜこんな私事を長々書くかというと・・・つまり学生時代にその魅力の虜になった演劇活動を、生涯の道として選択し脈々と続けている人たちを、僕はすごく尊敬してしまうからなのです。いや、条件はそれだけじゃないなあ、京都の大学に原点がある人たちに特に弱い。憧れちゃう。自分の故郷でもあり、京都の学生街が持つ独特の空気への郷愁みたいなのものもあるのでしょう。
■そういうわけで・・・本日小屋入りのMONO、なわけです。結成後すでに21年、現在のメンバーは男性5人、全員京都の立命館大出身です。うふ。愛です■血なまぐさい大量殺戮ストーリーとか、激しいアクション&ダンスシーンの連続とか、ファン限定のお約束ギャグの連発とか、そういう、良くも悪くもお客様を選ぶ内容は、MONOの作品には決して登場しません。土田英生さんが紡ぎ出す緻密な台詞と奥深い感情表現をベースにした、誰でも楽しめる良質なコメディです。タイトルを見れば一目瞭然、今回はクリスマスにぴったりのお芝居です■まもなく中之島界隈では恒例の『OSAKA光のルネサンス』も開幕しますし、デートコースにABCホールでお芝居を観るっていうのもいいですよぉ!(艦長)
12月 9日(木) 19:30
10日(金) 19:30
11日(土) 14:00 19:00
12日(日) 14:00
13日(月) 19:00
※当日券は開演1時間前から発売
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- 2010年12月08日水曜日
いやはや、12月です。駅から家に帰るまでの道に面したあるお宅のクリスマス・イルミネーションが年を追うごとに豪華になってきて、いまやちょっとしたエレクトリカル・パレード気分を味わうことができます。
さて、来週のABCホールは、京都を拠点に活動するおなじみMONOの『トナカイを数えたら眠れない』。もちろん艦長未見ですが、前にもご紹介したとおり、クリスマスを絶対祝おうとしない人たちのコメディだそうなので、季節にぴったり?のお芝居ですね。現在、東京で公演中。完成度がますます上がりつつ、来週いよいよABCホールで充実の6ステです、お楽しみに!
MONOさん挟み込み情報
12月8日(水)14:00~ 1200部
※1種類につき1名お越しください(後バサミなし)
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- 2010年12月01日水曜日