2011年8月
■とても衝撃的な出来事が起きて、更新が滞ってしまいました。紳助さんが引退を決意するに至った事実の経緯や心の動きは報道された以外知る由もありません。でもひとつだけ云えるのは、とてつもない技と力を持ったお笑い芸人をTV界が失ったということです■4年前、『紳竜の研究』というDVDが発売されました。漫才ブームの立役者であったコンビ《島田紳助・松本竜介》の軌跡、TVではほぼ完全に封印されている往年の漫才が何本か(その中には、僕が今までに見た全ての"漫才"の中のモスト・フェイバリット作品である『THE MANZAI2』における紳竜のネタも含まれています)。そして、2006年早春、元相方・竜介さんが倒れたのを知り、滞在していた沖縄から急遽大阪の病院に駆けつける紳助さんのドキュメントも収録されているとか。この映像は、50歳の誕生日を大好きな沖縄で迎える紳助さんに密着するというABCの番組の制作中に偶然撮影されたものです■僕はこのDVDを発売直後に購入したのですが、実はまだ封を切れないでいます。ありませんか、そういうの?すごーく見たいんだけど次の機会に取っておこう、みたいな、見るのに決意と体力が要る作品■でも今夜、『紳竜の研究』見てみようかなあ・・・
■さて今日、ABCホールでは、大阪大学大学院教授の石黒浩さんと大阪大学教授でもある劇作家・演出家の平田オリザさんの共同作業による、『ロボット演劇』と『アンドロイド演劇』が上演されています(イベント情報ページに掲載していませんでした。すみません)■先ほど僕も拝見しました。お二人の書かれたものや報道などで存在は知っていたのですが、もちろん初体験。いやー、生身の俳優と人間に似せた機械が対峙しているという、その関係そのものがもたらす緊張感がすごいです。この不思議な感じというのは、人間の俳優に『役』が与えられ、戯曲に書かれた虚構のやりとりが始まるときの、独特な空気を更に濃縮したようで・・・つまり、実に演劇的であるといえるのではないかと思います。まだ実験的な色合いが濃い作品ですが、近いうちに本格エンターテインメント演劇にロボット俳優が進出する時代が来るかもしれません■あ、アンドロイド能楽はどうかなあ。能のシテ(主役)って殆どの作品で面をつけていますから、最初から面に似せた顔のアンドロイドを造形するとか。何かすごく刺激的な芸術になりそうな気がするのですが...(艦長)
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- 2011年08月28日日曜日
■京都・五山の送り火、昨夜終わりました■陸前高田の薪の使用につき判断が二転三転した例の一件で、「京都人ってやっぱりアレよねー」って全国から思われたんじゃないかと気になるわけですが・・・■でもひとつ良かったかなと僕が思うのは、妙法とか舟形とか、いろいろな送り火の映像が昨夜から今朝にかけてニュースやワイドショーで流れたお蔭で、あー『五山の送り火』って云うんだ、と全国の人に知ってもらえたんじゃないかということですね。五つのうち大文字がやはり断然有名なので、ヨソの土地の方がよく『大文字焼き』なんて呼んだりするのですが、これ、実は京都人が非常に忌み嫌う表現なのです■この言葉を耳にすると京都の人は『はぁ?大文字焼き、て・・・どこのおまんどすか?』なんて嫌味を云ったりします(おまんはお饅頭のことですね、念の為)。少しはそんなヤなやり取りが減ればなーと、郊外育ちの中途半端な京都人である・・・つまり「ほんまの京都」人からは京都と認めてもらえない地域に育った・・・僕はひっそり思ったりするわけで・・・どうでもいいか(ちなみに、大文字だけを指すときは「大文字の送り火」と云います)。さて
■劇団鹿殺しさん、今朝小屋入りされましたー■現在は東京で活動中の鹿殺しさんですが(この"さん"付けは変だね)、もともとは2000年に関西学院大学で旗揚げされた劇団、つまりルーツは関西なんですね。東京に拠点を移してからもどんどん動員を伸ばし、最近では本多劇場、青山円形劇場というメジャーな小屋に進出、ここABCホールには初の凱旋公演となります■若手劇団らしい猥雑で混沌としてハイテンションな舞台なんですが、どこか品があるよなー、というのが僕の印象。観劇回数は少ないですけど、好きです■今回は、「猫のホテル」の千葉雅子さん、「ナイロン100℃」の峯村リエさん、と先輩劇団から大人気女優をゲストに招いての『夏の女優祭り』。鹿殺し座長で演出の菜月チョビさんを加えた三人で「岸家の三姉妹」を演じるそうです。ABCホールでは朝から舞台づくりが続いているわけですが、普段なら客席となるフロアの中央に、柔道の試合場らしきものが組まれています。どうやらとてつもなく激しい芝居のようです■金曜初日、楽しみだなー(艦長)
8月19日(金) 19:00
20日(土) 13:00 18:00
21日(日) 13:00 (前売完売)
※各回当日券は発売。お勧めは土曜の夜とのこと
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- 2011年08月17日水曜日
暑いですねぇ!!!
怒涛の公演ラッシュが終わり、ちょっとお盆前のひとときABCホールもゆっくりしております。今週末は14日(日)ワタナベエンターテインメントライブスペシャル「笑いで日本を元気に!」です。
その後試写会「探偵はBARにいる」をはさみ、ABCホール初登場「劇団鹿殺し」がやってきます!
東京では青山円形劇場での上演を無事に終え、とても好評な作品のようです。21日(日)13:00の千秋楽は完売いたしておりますので19日(金)19:00・20日(土)13:00・18:00をお早めに!
劇団鹿殺し「岸家の夏」挟み込み情報
8月18日(木)18:00より 900部
1種類につき1名要員・後バサミなし
ご希望の方はホールロビーへお時間までにお越しください。18時ジャストより挟み込みを開始いたします。遅れてこられた方は途中からの挟み込みになりますのでご注意ください。
暑い日々が続きますのでどうぞ体調などお気をつけてABCホールへお越しくださいませ!(乗組員N)
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- 2011年08月10日水曜日
■大阪はまたゲリラ豪雨です。しかも社内は節電で蒸し暑く薄暗い。宝くじのCMで西田敏行さんの歌を聞くと、なんだか胸が締め付けられるような気持ちになる・・・。今年の夏は特別なんだなぁって■さて、ピースピットから続く夏の怒涛シリーズですが・・・ものすごくきれいな女優さんがいっぱい出演して、不条理で、やるせなくて、「あー今日俺演劇観たぞー!!」って気にさせてくれるなんともかっこいい集団、阿佐ヶ谷スパイダースさんは昨日深夜にお帰り■今日から日曜まではうって変わって(?)東京03の三人が登場です。いいなー、東京03。キャラクターがしっかり描かれシュールだけれど確実に笑える、ちょっと演劇的なコント集団ですね。ご存知キングオブコントの第2代チャンプです■当日券アリ。雨に降られるか否かはこの際カケ、さあABCホールへ飛び出してみましょう!
8月5日(金) 19:00
6日(土) 13:00 17:30
7日(日) 13:00 17:30
※当日券は開演30分前に発売
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- 2011年08月05日金曜日
■阿佐ヶ谷スパイダース『荒野に立つ』、おととい日曜日まで18日間に及んだ東京公演を終え、昨日仕込んで今日なんと大阪公演の幕開けです。まあ大変■劇作家・演出家・俳優の長塚圭史さん。彼が紡ぎ出す正常と狂気、日常と非日常が隣り合う世界観をリアリティに満ちた存在感で体現する俳優の伊達暁さん、中山祐一朗さん・・・この3人とスタッフからなる演劇ユニットです(公式サイトより)■前作『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』は見逃しているのですが、賛否渦巻く問題作だったみたいで、以来1年半振りとなる待望の新作です。ABCホールにはもちろん初登場、この空間を気に入ってもらえればいいのですが(艦長)
作/演出・長塚 圭史
出演 安藤 聖
川村紗也
黒木 華
斉藤めぐみ
佐藤みゆき
伊達 暁
中村まこと
中村ゆり
中山祐一朗
長塚圭史
初音映莉子
平栗あつみ
福田転球
水野小論
横田栄司
8月 2日 (火) 19:00
3日 (水) 14:00 19:00
4日 (木) 19:00
当日券に関するお問い合わせは 06-7732-8888 キョードーインフォメーション まで
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- 2011年08月02日火曜日