2014年7月24日
■ゲキバカ『0号』、明日初日です。月曜まで計6回上演されます■東京の劇団なのに、うれしいことに大阪が大好きなゲキバカ。「中之島春の文化祭」には出演経験ありですが、ABCホールでの本公演は初めてです。満を持しての『0号』は今回で3回目の上演となる劇団の代表作。ゲキバカは、2009年に改名するまで「劇団コーヒー牛乳」という味わい深い名前を名乗っていたのですが、先日例のラジオ番組でご紹介するために、2008年、劇団コーヒー牛乳時代に上演された本作のDVDを鑑賞しました。いやーいい話です■0号というのは映画用語で、撮影~編集~音入れが終わって、完成前の最後のチェック用として出来上がったフィルムのこと。この0号の試写の結果、微細な色の調整などが行われて、初号、2号・・・と実際に上映されるフィルムがプリントされていくのです■物語の舞台は、明日取り壊されてしまうというある映画撮影所のスタジオ。その最後の夜。アルバイトの若者が警備にあたっていると、謎の老カップルが現れます。そして彼らはこの若者に、この撮影所が、そして映画界が、華やかなりし頃の昔話を始めるのです■・・・私事ですが僕、なぜかこの手の撮影所モノの映画や舞台が大好物なんですよね。代表はやっぱり『蒲田行進曲』(つかこうへい)でしょうか。MGMミュージカルの名作『雨に唄えば』とか、最近だと『ヒューゴの不思議な発明』、あとアカデミー作品賞を受賞したサスペンス映画『アルゴ』も、昔気質のカツドウ屋が陰で大活躍する話です。現在公開中で、あの"5万回斬られた男"福本清三さんが人生初の主役を務めたという映画『太秦ライムライト』もいい味出してると思いますし・・・■実は、今から半世紀ちょっと前に僕が通っていた幼稚園が、太秦の東映京都撮影所に隣接する土地にあったんです。当時はそんなこと知る由もなかったのですが、僕が、映画界が絶好調の頃の撮影所の空気を間近で吸って育ったことは間違いない、こじつけですけど。そんなわけで、撮影所には何だかとても親近感を覚えてしまうのです■今回の『0号』もとても楽しみ!親しみやすく、誰でも笑って泣ける熱い物語です。殺陣や歌やダンスなど、エンターテインメントの要素もたっぷり、なんたって娯楽の王様・映画ですからね(艦長)
7月25日(金) 19:00
26日(土) 14:00 19:00
27日(日) 14:00 19:00
28日(月) 18:00
- 個別ページ
- |
- 2014年07月24日木曜日