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2014年7月

初舞台!

■昨日・7月9日(水)、三上市朗・木下政治の2人による『大田王2014ジゴワット』映像部分収録は無事夕方に終了。木下さんは、きっとその後も残って皆と一緒にわいわいやりたかったはずですが、台風で帰れなくなっては大変と、残念ながら予定を切り上げて帰京されました■そして夜は、たまたまABCホールが空いているというわけで、初めて本番の舞台で揃ってお稽古。現在ラインアップされているネタは全部で何と20!ほど。練習不要の企画モノもちょっとだけあるわけですが、それでも大変です。この日は、たしか1997年の第1回目の「大田王」の公演で伝説となったあのネタの練習を最後にみんなでやりました。そして、大した意味なくシメの撮影■いやー、それにしても豪華だ!(や) IMG_3178.JPG

今日は撮影

■『大田王2014ジゴワット』の制作作業もいよいよ追い込みに入ってきた感じ■今朝、まずはおなじみ「浦川泰幸の劇場に行こう!」のゲストとして三上市朗さんをお招きし、PR活動。同じ京都人で、僕より9つも年下なのになんでしょうあの落ち着きぶりは。声も素敵だし。毎日稽古を見続けている僕ですが、台本を初見で読み合わせるときの三上さんの巧さといったら!プロの俳優さんに失礼なことを言ってるかも知れませんが、「なんでこの人こんな上手に台詞いわはんにゃろ!?」とあきれてしまいます。一瞬にして持っていかれる。

■さて、昨日書いたとおり昨夕木下政治さんが来阪され、今日は映像作品の撮影日でもあるのです。本当は木下さんにも生で出演していただきたかったのですが、某超大物アーティストの舞台作品への出演が早々に決まっており、今回は映像のみの登場となりました。映像ディレクターは、関西小劇場界とは長い付き合いで大田王メンバーの信頼も厚い垂見トモユキ。台風の接近でいろいろ予定変更は余儀なくされたものの、撮影は快調に進んでいます。何を撮ってるかって?ヒントはこの写真です。僕が大王に「あれをまたやって」と泣いて頼んだ作品(あ、設定は同じでも中身は新作です、念の為)。マニアには分かりますよね。この2人でしか成立しない、後藤ひろひと渾身の「静かな演劇」です。ご期待下さい!(や)

※20日(日)、21日(月・祝)の前売りが完売しました。(土)マチネも残り僅か。 (木)(金)(土)の夜が狙い目です!

(左・三上市朗 右・木下政治)IMG_3175.JPG

コント

■『大田王2014ジゴワット』、連日熱く面白いお稽古が続いております。本格的なシチュエーション短編劇あり、ナンセンスあり、音楽ネタあり、大喜利的なアドリブネタあり、実にくだらないコーナーあり・・・新作をメインに、過去公演(17年前と15年前)の懐かしの傑作を織り交ぜつつ、現在のところ全部で20近い『ネタ』を上演することになりそうです■稽古場にいると、後藤ひろひと、土田英生、川下大洋、石原正一・・・豪華な作家陣が書き下ろしたコントの初読みを目撃することができてめちゃくちゃ幸せです。役者陣も、さすが初見から超面白い!がっちりチューンアップして、本番でお披露目しますので、絶対見逃してはなりません■

・・・というわけで、僕はコント大好き人間なのですが、テレビの世界ではコントは今受難の時期を迎えているよう。数年前・・・ピークは2007-8年頃でしょうか、テレビにはプライム帯、深夜帯を問わず、『ネタ番組』が溢れていました。持ち時間1組4~5分から短いのは1分まで、芸人さん達が爆笑ネタを競い、軒並み高視聴率を獲得していました。しかし、今やネタブームは完全に終わりました。最近では、下積みの長かった芸人さんがようやく大型のコンテストに優勝しても、アルバイトを辞められない時代になっていると聞きます■実は現在、テレビにおけるコントというジャンルではNHKが孤軍奮闘しています。レギュラーで、「コント」という言葉がタイトルに入った番組が僕の知る限りで3つ。三宅裕司さんが座長を務める公開コント、選抜された7人の若手芸人によるスタジオコント、そして内村光良さんをリーダーとする一座のコント番組・・・。本当に頑張っている。少し前、これらを名指しで「わざわざNHKで作らなくてもいい番組」みたいに批判した議員さんがいましたが、何をかいわんや、これらはNHKでしか作れないのです。セットに何百万円もかけ、何時間も稽古して、出来上がる作品はたった数分・・・。ロケ、ゲーム、クイズ、トークなどで作る番組に比べて、コント番組はとてつもなくコストパフォーマンスが悪い。お金の面を含めいろんな状況が日々シビアになっているテレビ界において、コント番組は立派な"絶滅危惧種"です■日々の視聴率にきっと民間放送ほどはシビアじゃないNHKだからこそ守っていかなければならない。いや是非守って下さい、お願いします。

8人.jpg■翻ってわが『大田王2014ジゴワット』■演劇は元々コストパフォーマンスが最悪の世界なわけで、稽古は大変ですがスタッフ・キャストみんな慣れっこ。川下・三上・後藤・楠見・土田・腹筋・久保田・石原の8人に、今夜、映像出演の木下政治さんも合流!あるときは絶妙の間で台詞を合わせ、ある時はキレキレのダンスで腰を振り、闘いつつ楽しみつつ完成形がおぼろげに姿を現してきた感じです。めっちゃ面白いよー!ご期待下さい!(や)

03、本日から

第16回東京03単独公演『あるがままの君でいないで』全国ツアーの大阪公演、本日初日で日曜日まで全5ステージです■ふつう音楽でも演劇でも"全国ツアー"と銘打っても主要都市数か所での開催、というケースが多いと思うのですが、東京03の今回のツアーは北海道から沖縄まで15か所。看板に偽りなしです。あまり大きくない会場を選び、お客様に近い距離で自信のネタを観てもらう。その真面目な姿勢が伝わってくるようで、嬉しくなってしまいます■生のコントだけでなく、間に流れる映像、角田さんたちが作るオリジナルの音楽も含めて東京03の舞台はいつもすごくハイレベル!土日は完売していますので、是非今日か明日に。お天気は悪いですけど、絶対観る価値アリです(や)

京03単独公演 『あるがままの君でいないで』

あるがままの.jpg7月3日(木)      19:00

   4日(金)      19:00

   5日(土) 13:30  18:00

   6日(日)  15:00

 

※7/3(木)、4(金)の当日券については下記まで

06-6357-4400 サウンドクリエーター

 

※7/5(土)、6(日)は完売。キャンセルが出た場合のみ発売

大田王2014ジゴワット、本格発進!

■昨日もお伝えしましたが、大田王メンバー、いよいよ作品に向けて本格始動しました!遅い?いやそんなことはありません。ここで、『大田王』公演の作り方、つまりレシピをざっとご説明します。

■原則として出演者全員が最低ひとつは短編作品(ネタ)を提出し、その作・演出をする。本格コント、一人芝居、ダンス、大喜利、なんでもアリ

■過去2回の公演で披露したネタの中から、今回久し振りに再演したい作品をいくつかセレクトする

■以上のネタのラインアップは全員の合議で決め、全体の構成を後藤ひろひと氏が担当する

■というわけなんですが、もう皆さん『やりたいこと』の種は頭の中やパソコンやスマホの中にあって、今から全員でそれを具現化するだけという・・・。とはいえかつての大田王の公演は1997年と1999年ですからみんな30歳前後、元気溌剌の若者でした。 IMG_3157.JPGいまや立派な中年集団となったこのカンパニー、膝や腰の痛み、健康診断の結果などの話題が昨夜の飲み会でも出ていたりします■しかし演劇人としての15年間の成長が、ちっぽけな老いの問題を凌駕するすることは間違いありません!これから20日間、じっくり観察してみたいと思っています(や)

 

写真は、右手前から反時計回りに、久保田浩、土田英生、後藤ひろひと、川下大洋、三上市朗、石原正一、楠見薫(ごめんなさい、顔が半分切れちゃいました)

※腹筋善之介さんは欠席

本日発売!

さあ、7月です。今年も半分終わったのかーって愕然とする日ですが、2014年の7月1日はそんなこといってられません!いよいよ『大田王2014ジゴワット』の稽古スタートです。あと40分!さて稽古場でみんなの顔を観る前に、ずっと隠し持っていた写真を公開させていただきます。本日発売の『Meets Regional』8月号に、大田王がまるまる1頁出ています。写真はその時の[川下+三上+大王]=大田王の撮影風景。また同じく、本日発売の『Kansai Walker』にもドカーーンと掲載!ぜひぜひお読みください。そしてチケットまだの人は急がないと! IMG_3128.JPG

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