2016年6月
一般発売も始まりまして、続々とチケット入手いただき、楽しみにして頂いてる方もたくさんいらっしゃることと存じますが!
本チラシが今週末からお目見えします!
そんな訳で一足早く表面のビジュアル公開♪
暑い夏のご多忙の時期かと存じますが、是非共大阪迄足を運んでくださいませ!(乗組員N)
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- 2016年06月29日水曜日
あっとゆう間に6月も後半。
雨が降ったり止んだりと油断のできない空模様ですね。
本日は昨日に引き続きTEAM O.H.S&wonder×works「キダリダ」が上演されております。
大阪の下町を舞台にした、とても身近な日常のお話。
当日券もご用意されますので、ぜひ劇場に足をお運びくださいませ!
さて、7月5日(火)~6日(水)に上演の
あだち理絵子プロデュース「テノヒラサイズの人生大車輪」のチラシ折り込みですが、
ライトアイ折り込み代行サービスにて一括で行われます。
申込締切:7月2日(土)24時
納品締切:7月3日(日)12時
※有料(1枚につき3.5円)となります。
詳細・お申込みにつきましては、
演劇制作会社ライトアイ WEBサイト
をご確認くださいませ。(乗組員A)
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- 2016年06月25日土曜日
■wonder works&TEAM O.H.S 『キダリダ』、今日初日です!東京のカンパニーの旅公演ですが、中身は完全に大阪の芝居。逆輸入といった感じです。ABCホールでは2011年に一度上演されていて今回が2度目。前に鑑賞した時、かなりの衝撃を受けた記憶があります■朝鮮半島と日本の狭間で過酷な運命に翻弄されてきた男が、生まれ育った大阪の下町に帰って来た。彼はここに辿り着くまでに、ある大きな過ちを犯していた。幼馴染やその家族は、懐かしい彼を温かく迎え入れようとするのですが・・・■在日コリアンの俳優、白国さんの体験が反映された、とても重い話です。しかし、同時にひたすら明るいお話でもあります。酒が入った親友同士の大阪弁のバカ話、これひょっとしたら人類最強のコミュニケーションかもしれないと思わせるほど強烈です。この瞬間には、国境も国籍も関係ないのに・・・、と素直に感じてしまうのです■折しも今日、EUからイギリスが離脱することが決まりました。一つになろうとしてきた欧州に、新たに大きな国境が引き直されることになります。双方言い分はあるのでしょうが、このお芝居の中で高らかに語られる『みんな地球人!』という状況からは、また遠ざかることになりました(艦長)
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- 2016年06月24日金曜日
「だーてぃーびー ~汚れたテレビ~」
チケット一般発売のご案内。
さて!チケット先行予約でご購入頂きました皆様
本当にありがとうございます。
ABCホールWEBよりお申し込み頂きまして、期日までに入金確認させていただきました皆様へは既にチケット発送を済ませております。
お手元にチケット届きましたでしょうか?
どうぞあと2ヶ月後ですが楽しみにお待ちくださいませ◎
※届いてない!という方はABCホールまでお問い合わせください!
(06-6451-6573:ABCホール事務所)
間もなく「本チラシ」のデザインもお目見えするかと思いますが
(もうしばしお待ちください、おもしろそーな素敵チラシあがってきます♪)
チケット発売 6月26日(日)10:00AMより一般発売が
各種プレイガイドを含めて販売致します!
お求めやすいところをご利用くださいませ!
◎ABCホールWEB https://ticket.corich.jp/apply/74315/
◎チケットぴあ http://w.pia.jp/t/dtv/ (PC・モバイル共通)
【Pコード:451-750】
◎イープラス http://eplus.jp/dtv/(PC・モバイル共通)
◎ローソンチケット http://l-tike.com/(PC・モバイル共通)
【Lコード:55957】
公演詳細に着いてはコチラを御確認ください→◎
既に、8月20日(土)17:00及び21日(日)15:00の回が先行販売により
残数少なくなっておりますのでここを狙っている方はどうぞお急ぎください。
テレビ局が保有する劇場でテレビの裏側にキリこむコメディ!
大王:後藤ひろひと5年振りの新作にどうぞご期待ください!(乗組員N)
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- 2016年06月24日金曜日
梅雨時期になりましたので雨模様かと思いきや、夏日のような暑さと交互にやってきて、体調を崩しやすい季節です。が、演劇公演は毎週あちこちの劇場で上演されておりまして、皆様「今週はこれもこれも観たい」と悩まれているのではないでしょうか。
今週末も激戦区!
ABCホールでは、初登場の「未来計画TOP」さんによる「開運!ホストクラブ」を上演致します。
チラシの折り込み日時が決まりましたのでご案内させていただきます。
未来計画TOP 「開運!ホストクラブ」
6月17日(金)16:00〜800部
ご希望の方は上記日時に直接ABCホールまでお越し下さい。
1種類につき1名様要員、後ばさみはございませんのでご注意ください。
演劇カンパニー未来計画TOPさんは20周年!
どうぞ、観劇スケジュールに加えて下さいませ!(乗組員N)
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- 2016年06月13日月曜日
■本欄でいつか一度は記させていただきたいと思っていたのが、先ごろ亡くなった蜷川幸雄さんのことです■逝去が報じられてから数日間のメディアの扱いの大きさはものすごいものでした。後世に残る戯曲を書いた劇作家でもない、まして俳優業からは遥か昔に足を洗われている、あくまで裏方である「専業演出家」として、これだけ多くの人から注目されてこられたのは驚くほかはありません■僕が最後に鑑賞した蜷川作品は、今年2月にシアターBRAVA!で上演された『元禄港歌』だったのですが、先日、蜷川さんも大好きだったというこの劇場のお別れ会に出席させていただき、色々感じることがありました。その席上、BRAVA!の11年の歴史で動員したお客様が200万人に達する、という劇場の方の言葉がありました。すごい数です。しかし同時に、テレビの人気番組なら毎回常にそれよりたくさんの人が視聴している、という数字でもあります■誤解ないように申し添えますが、無論僕はテレビがすごいとか、BRAVA!がどうだとか云いたいのではありません。劇場とは、演劇とはそういう媒体(?)だということです。劇場という狭い空間での作業の積み重ねが、これほど多くの人からの賛辞を獲得するというのは、ヨーロッパのように(よく知らないけど)、演劇が文化の大切なジャンルとして手厚く保護されているわけではない日本では、本当に驚くべきことだと思うのです■蜷川さんの作品を初めて観たのは、1980年前後、『NINAGAWAマクベス』が先だったか『近松心中物語』だったか・・・いずれも、アングラから商業演劇に転向されてからの初期の傑作とされる作品です■強烈だったのは、シェイクスピア劇なのに舞台装置がどう見ても仏壇で、その中に登場する人物が全員身に着けている、当時NHKの人形劇等で人気になっていた辻村ジュサブロー(現・寿三郎)デザインの衣装の異様さとか。平幹二朗、太地喜和子の二人が大量に舞い降る雪の中を道行するクライマックスで、森進一が歌うオリジナルソング(作曲:猪俣公章)が大音量で流れる、そのかすれ声、とか。こういうのを『異化効果』って云うのかなあ、などと思いながら観ていたような気がします■『異化効果』というのはドイツの劇作家・ブレヒトが唱えた、たぶん一筋縄ではいかない演劇理論で、≪観客が劇の流れに感情的に没入してしまわず批評的に観るように仕向ける仕掛け≫で完全な間違いではないと思うのですが、社会の変革を目指す運動という側面も有する種類の演劇で、かつてよく使われていた言葉です■当時、蜷川さんは、小劇場から商業演劇の世界に進出したことで多くの人から批判されたそうですが、それが的外れだったことは、その後の歴史が示しているのではないでしょうか。『高いチケットを買って観に来る全ての観客を満足させるための美しさ、豪華さ、役者の見せ場など商業演劇に必要な要素は担保しつつ、演出の底にはしっかりアンダーグラウンドな精神が残っている』、というのが、ずっと変わらない僕の蜷川演劇についての感想です■アンダーグラウンドという言葉が余りに時代遅れだとすれば、『民衆に寄せる思い』と言い換えてよいと思います。晩年の作品で拝見した中では、『ヘンリー4世』、『元禄港歌』で特に印象に残っていますが、蜷川演出の舞台では、大量に登場する市井の人々、中でも社会的に弱い立場にある人たちが、明るく、猥雑だけれど常に力強く描かれます。そしてその描写が、お話の展開の触媒として作品の中で有効に機能しているのです。「実は物語を動かしているのはこの人たち民衆のエネルギーなんだ」、と思わせる部分が確かにあるのです■幸運にも、僕は蜷川さんの稽古場でのお姿を何度か取材、というより見学させていただいたことがあります。実はその体験で、一番強く記憶に残っているのが、アンサンブルと呼ばれる"その他大勢"的な人たちへの細かい目配りなのです。蜷川さんは、どんな若くても無名でも、彼ら一人ひとりが「自立した俳優としてそこにいる」ことを求めます。あくまで厳しく、深い部分で優しい。有名なモブシーンの迫力は、技術ではなく、そんな姿勢から生まれるのだと知りました■蜷川幸雄の『ひとびと』への思いは、きっと劇中の登場人物に対しても、生身の役者に対しても、同じだったのではないでしょうか(艦長)
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- 2016年06月10日金曜日
■イキウメ『太陽』、あす初日です■2011年に初演され、読売演劇大賞・大賞ほか多くの賞を受賞した、劇団の、そして代表で作・演出の前川知大さんの代表作です。2014年には『太陽2068』というタイトルでリライトされ、先ごろ他界された蜷川幸雄さんが演出されています。さらに、神木隆之介・門脇麦という若手実力派俳優のW主演による映画版『太陽』(監督:入江悠)が、現在まさに公開中です。と、いうわけで、文句なしの話題作。僕は初演版を当ホールで、映画版を試写で拝見しました。蜷川版はTV放映された際に録画したきりまだ・・・という状態です■余談ですが、僕はテレビで舞台中継の番組があると見境なく録画してため込む、という趣味というか本能がありまして、Betamaxに始まり、VHS、DVD、BDと三十数年以上にわたり録り続けてきた結果、その数が現在5~600。ちょっとしたコレクションです。田舎の日本家屋で梅コブ茶など飲みながら、大型モニターで毎日1本古い芝居のビデオを観る、というのが理想の最晩年なんですけど、どうなりますか■余談ついでにさっき使った舞台『中継』という言葉ですが、本来、劇場・スタジアム・事件現場など、放送局の外からリアルタイムで映像を放送局に伝送し、局が『中継ぎ』となって各家庭の受像機に届ける、という意味。だから、もともと生放送の際に使う用語です。演芸はともかく、芝居の生中継なんて今は滅多にありませんが、昔の資料を見ると、テレビ草創期においては、漫才、落語、講談、浪曲、軽演劇はもとより、新劇、歌舞伎、オペラ、能狂言でさえゴールデンアワーに生放送していたそうです■そもそも『テレ・ビジョン』とは、『遠い』+『視覚・光景』ってことで、直接目にすることはできない遥か遠方の映像を、家に居ながら目の当たりにできるというのが真骨頂です。まあ、テレビ局の開局初期はとりあえず無事に電波を送りだすのに手一杯で、自分たちで番組を全部作って番組表を埋める余裕がなかったから、いろんな『中継モノ』が多かったのかもしれません。しかし、簡単には劇場に行くことができない多くの人々のためにも、もっと演劇の番組が増えればいいのにな、と思います■ようやく本題ですが、今回の『太陽』、前述の通り、僕などが今更何も云うことのないほど、すでに各所で高い評価を得ている作品です ■・・・近未来の日本。数十年前のバイオテロで恐ろしいウイルスが地球全土に拡散し、大多数の人間が死滅。わずかに生き延びた人類は、二つの種族に分かれてしまっていた。感染を免れた旧い人類と、感染した後にそれを克服する力を獲得した新しい人類。いつまでも若く強い肉体と知力を持つ、彼らの弱点はただひとつ、太陽の光を浴びると死に至る、という点。夜に生きる彼らは自らを「ノクス」と呼び、旧人類を限られた地域に隔離し、社会を支配していた。そんな暗い未来で繰り広げられる、夜と昼の間の物語■映画版は相当にダークで凄絶な描写もある作品(しかし傑作!)でしたが、イキウメの2016年アップデート版はさて?前川さんの書く台詞にいつも漂う独特のユーモアが、このディストピアSF的世界にも潤いと温もりを与えているはずです■自分ならどちらを選ぶだろう?どう生きるべきだろう?現実世界の諸問題を映す暗喩に満ちた『太陽』、すでに売り切れの回もあるようですが必見です!(艦長)
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- 2016年06月02日木曜日