折り込み情報
お芝居を見に行くと、アンケートのほかにたくさんのチラシを渡されることがありますよね?
近々行われる他の公演情報や、その舞台に出演されている役者さんの次の公演情報だったりします。人気のある公演やたくさん出演者がいらっしゃる公演などは、かなりの厚みになってたりします。
演劇界(特に小演劇界)には大切な「広報宣伝」の1つなのですが、もちろん地道に1枚ずつ「挟み込み」という作業を開演前にしているわけです。あまり他のチラシにご興味のない方も一度だけでもお目通しいただけると幸いです★
さて、ABCホールも公演団体さんによっては「挟み込み」作業が行われます。このブログを活用して挟み込み情報も今後アップしていこうと思いますのでまたチェックしてください。(乗組員)
2月19日(木)~23日(月)
MONO「床下のほら吹き男」挟み込み情報
2月18日(水)14:00~ 1200部 ABCホールロビーにて
チラシ1種類につき1名さまご来場ください。
※後挟みは受け付けておりません、ご了承ください。
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- 2009年02月11日水曜日
劇団ピープルパープルさん、けさ劇場入りです。先週ホールはちょっと開店休業状態だったので、久々に活気が戻ってきています。阪神・淡路大震災の時の消防署の特別救助隊員の人たちを描いたお芝居『ORANGE』は、金・土・日、各1回の3回公演です(すごく体力を使う芝居なので、一日一回が限度だとか)。
前売りチケットは完売。当日券ですが、金はそれなりの数、土・日は若干枚のみの発売です【発売開始は開演1時間前・ホール受付にて】
1/30(金) 開演 18:30
1/31(土) 開演 14:00
2/01(日) 開演 13:00
■ABCホールに何が出来るのか?何に対して?大袈裟に云えば文化に対して■先日小さな集会に参加させてもらって、また大きな宿題が僕(たち)の前に横たわっていることを再認識させられました。別に秘密集会ではないと思うので書きますけど、関西で小劇場演劇の「制作」に携わっている幾人かの人たちのミーティングがあったのです■「制作」という言葉は演劇の世界ではちょっと限定的というか特殊な使われ方をしていて、まあ実に大変な仕事です。適切な喩えかどうかアレですが、演出家とか座長という立場の人がお父さんだとすれば、公演全体のお母さんかな?スタッフ・キャスト・劇場との折衝、スケジュール調整、チケット管理、お金の管理、チラシやプレスリリースや招待状などの広報・宣伝活動、劇場との打ち合わせ、チラシの挟み込み、公演が始まればチケットと座席のとりまとめ、受付周りの仕切り、弁当の手配から打ち上げの準備、終われば精算・・・公演全体の運営における、舞台表現に直接関わる部分以外の一切合財といっても過言ではありません。そんなデキル女たち(実際、ほとんどが女性)■そんな人たちから、ABCホールは何を期待されているのでしょうか?この現場の声の中にこそ僕たちが考えていくべき「問題」が隠れているんじゃないか?と思いつつ、お話をうかがっていたわけです■今、民間・公共の別を問わず多くの劇場が、所有者の経済的負担、不採算性という理由で消え去り、あるいは存続の危機に瀕しています。そんな状況において、ABCホールは取り敢えず「今ここにある」、「当面なくなることはない」・・・というだけで、ひとまずの存在価値はあるわけです■また、ABCホールの設備や、上演団体の方々に対するホスピタリティも中々のものであると自負しています(エヘン)。もちろん、放送局というかなり特殊な企業の本社ビルの一角にあるという事情で、例えばセキュリティが厳重だとか、搬入物の動線が結構長くて複雑だとか、そういったやや面倒なところはあると思いますが、どこのホールだって何かしらの欠点を抱えているわけで・・・■そういえば、今はなき扇町ミュージアムスクエア(OMS)には客席の中にぶっとい柱があって、どう舞台を組んでもかなりの死角が出来てしまい、劇場としては不都合極まりない空間でした。でもそんなことはお構いなしに、OMSは関西小劇場界、サブカル界の梁山泊的存在として誰からも愛されていました。あばたもえくぼで、「あの柱が好き!」という役者さんだっていたと思います■話があっちゃこっちゃ行ってしまって恐縮ですが、そう、ABCホールに何が出来るか、何をすべきかってことです■現在、日本は深刻な不況下にあります。音楽にしても演芸にしても演劇にしても、お金を払って舞台芸術を鑑賞するという行為は、最低限の衣食住が保障されないとありえないわけで、そういう余裕のない人の数は相当増えていると考えて間違いないでしょう。巷では、「高額チケットが全く売れない」、「海外のビッグアーティストの来日公演が中止に」などのニュースが溢れていますが、その波は、ABCホールで公演をされるようなこじんまりした団体・個人の活動にも影響を与えているはずです。チケット売上げの伸び悩みとか、活動を支える生活基盤の不安とか・・・■で、ABCホールに何が出来るか、です(ほんとに今日は筋立てて文章が書けません。飲みながら喋ってるみたいです。でもまあ、それほど悩ましかったりするわけで)■ABCホールはその名のとおりABCのホールで、つまり持ち主が、関西を対象エリアとする放送局であるわけで・・・そうなると期待されるのは当然・・・うーん・・・でも、今回ミーティングに参加させてもらって、いっぱいヒントをもらった気がします■とりあえず、小さなことからコツコツと!■どこまで出来るかわかりませんが、皆さんから「あそこは(あの人は)、ABCホールに出てから成長したよねー」と言ってもらえるように、お手伝いをしていきたいと思うのです(艦長)
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- 2009年01月26日月曜日