Story
ストーリー
最終話
犬田(小宮璃央)は囚えられた水瀬(川津明日香)の解放と引き換えに、ウチュラ(新條由芽)と性行為をすることを決断。セトリ幹部・陽(和田聰宏)の息子である犬田と、国民的女優で性行為等取締法を制定した総理大臣の実娘ウチュラのスキャンダラスな生世界配信がついにスタートする…!
二人が見つめ合いキスをしようとした刹那、配信現場を突き止めたセトリのチームが到着。警報音が鳴り響く中、配信は突如としてBANされ、動転する青原(飯田基祐)や陽(和田聰宏)たち。そこへ突入してきたのは、猿渡(三輪ひとみ)だった。続々と逮捕される青原たち。だが、配信現場には、さっきまでいたはずの犬田とウチュラ、そして水瀬の姿はなかった…。
犬田とウチュラの配信を通して世論は揺れていた。
そんな中で、セトリとして正義を貫く猿渡。セトリでありながら性行為等取締法に疑問を抱きつつも父親としてある決意をする陽。その陽に家族がいることを知りながら愛してしまったカンナ(大久保桜子)。そして、ニュースで息子のことを見守り続ける犬田の母・月子(田山由起)。大人たちの想いが交錯する中、禁断の“アカイリンゴ”をかじってしまった犬田たちが選択した行動とは!?切なくも美しいクライマックスシーンをお見逃しなく!
第9話
ウチュラ(新條由芽)のまさかの裏切りによって、犬田(小宮璃央)と水瀬(川津明日香)は青原に急襲されてしまった。水瀬は気絶させられ、犬田は青原によって連れ去られてしまう。
青原の企みは、セトリ幹部の息子である犬田と国民的女優ウチュラの性行為を世界配信することだった!目的は性行為取締法の撤廃に向けた世論づくり、さらには「腐りきった日本をひっくり返すため」と説く青原。犬田を“その気”にさせるために、数々の性への誘惑を繰り出す青原だが、断固として性行為を拒絶する犬田。そこへやってきたのは、セクシーな衣装を身に纏った壇田(森咲智美)で…。
そんな中、意識を取り戻した水瀬にも危険が迫っていた。一方で、陽の足取りを追っていたセトリの猿渡(三輪ひとみ)とカンナ(大久保桜子)も動き出す。犬田とウチュラは指名手配され、その捜査網は青原へと刻々と近づいていた…。
世界配信へと向けて切迫する中、ウチュラの口から明かされたのは、衝撃の事実だった。ベールに包まれてきたウチュラの背景、そしてウチュラと青原の接点…。ついに明らかになる、日本中を巻き込むまさかの画策とは!?
第8話
青原(飯田基祐)が経営するバーから水瀬(川津明日香)を連れて逃亡した犬田(小宮璃央)。その逃走中に現れたのはウチュラだった。「犬田くんを本気で好きになった」と告げ、一緒に逃げたいというウチュラ。青原の追手が迫る中、3人で逃走することに。
疲労で倒れた犬田を連れて3人でたどり着いたのはウチュラの別荘だった。犬田は“ある心労”が原因で失踪し、体にも重大な異変が起こっていた。水瀬は、犬田とウチュラが性行為をしていないと知り胸をなでおろすが、ウチュラは青原の側近となっている犬田に関わると「命の保証はない」と諭す。だが、それでも水瀬は犬田のそばで元気づけようと心に決めるのだった。
同じ頃、陽(和田聰宏)とただならぬ関係がある様子の青原は、カンナ(大久保桜子)との浮気映像で陽を脅迫し手下のようにこき使っていた。さらに、セトリの情報網に引っかからない場所を陽から聞き出し、危険な計画を企てようとしていたのだった…!
ウチュラの別荘では3人が逃亡生活を続けていた。共同生活を続ける中で、ウチュラのことを怪しんでいた犬田と水瀬だったが、徐々に打ち解け、心と体の距離を近づけていく。しかし、ある人物が来訪したことで、事態は一変する!
第7話
犬田(小宮璃央)とウチュラ(新條由芽)が一緒に消息を絶った。警察が捜索をしているものの足取りがつかめないまま1ヶ月以上経ったある日、ウチュラが学校へと現れた。二人が姿を消す直前、ウチュラから電話で犬田と一緒にいることをほのめかされていた水瀬(川津明日香)は、「犬田を返せ」と迫るのだったが…。
その日の帰り道、水瀬がウチュラの後をつけてやってきたのは、廃ビル街にある怪しげなバー。そこで目にしたのは、かつての気弱そうな雰囲気から豹変した犬田の姿だった!
ウチュラの紹介で青原(飯田基祐)の経営する店でバーテンをしているという犬田は、水瀬との再会にもそっけなく冷たくあしらいながら「セトリになるのは、やめた」と言い放つ。しかも、その店では違法性行為も行われており、水瀬は思わず店を飛び出す。
水瀬は、志場(鈴木康介)と奈々(織田奈那)に店から犬田を助け出したいと相談する。志場の“ある作戦”に乗った水瀬は、改めて犬田のいるバーへと向かうことに。だが、バーの入口を物陰から張り込みをしていたのは、セトリ捜査中の陽(和田聰宏)とカンナ(大久保桜子)だった!
第6話
西袋(池田匡志)の自宅に連れ込まれた水瀬(川津明日香)。実は西袋は、執行猶予中の身だったが、バイトの同僚である水瀬をターゲットにしていたのだった。西袋に見覚えがあった犬田(小宮璃央)は、水瀬が西袋といることを知り助けに向かう。
西袋の自宅から水瀬を救い出した犬田は、これまでにない“胸の痛み”を感じていた。翌日、犬田は学校で志場(鈴木康介)と奈々(織田奈那)から、その痛みは“恋”だと諭される。その一方で、ウチュラ(新條由芽)からは執拗に性行為への誘惑が…。犬田は積極的なアプローチを続けるウチュラに対して困惑しながらも、水瀬に対して芽生え始めている恋心に自分でも気づき始める。
その夜、水瀬の家で勉強会をすることになった犬田。しかも、水瀬から“親が旅行に行っているから”とメッセージが届き、ドギマギしながらも水瀬の家へ。と、そこへ別のメッセージが。それは、父・陽(和田聰宏)と陽の部下・カンナ(大久保桜子)が激しく絡み合う浮気現場を撮影した映像だった!
セトリの幹部として活躍する父に憧れ、自身もセトリになることを夢見ていた犬田にとっては、あまりに信じがたい父の姿に、混乱しパニックに陥った犬田は、水瀬との約束も忘れて街を彷徨うのだったが…。
第5話
セトリによる満を持しての『G-アンツ』への強制捜査が行われた。しかし、既にもぬけの殻で、陽(和田聰宏)、カンナ(大久保桜子)らセトリの面々は肩透かしを食らってしまう。
強制捜査のネタ元は、犬田(小宮璃央)がカンナに伝えたガセネタだった。父である陽を裏切ってしまった犬田だが、“ガサ入れ”を逃れた青原(飯田基祐)によって、拘束されていた志場(鈴木康介)が解放されたことで安堵する。
水瀬(川津明日香)から届いていたメールに気づいた犬田は慌てて水瀬のバイト先であるファミリーレストランへ。心配する水瀬に志場の解放と無事を伝え勉強会に誘うのだが、水瀬はバイト先の同僚・西袋(池田匡志)と二人きりでお笑い芸人のライブへ。そのライブの帰り道、誘い文句に乗せられた水瀬は西袋の自宅へと向かうのだった。
その頃、強制捜査の失敗の責任を取り、謹慎処分となった陽の自宅へとカンナが訪れていた。カンナはリビングに飾られてあった家族写真を見て、犬田が陽の息子であることを知り動揺する。しかし、陽への思いが抑えられないカンナは…。
第4話
犬田(小宮璃央)は、『G-アンツ』から逃げ出した日を境に、志場(鈴木康介)が行方不明になっていることを、奈々(織田奈那)から聞かされた。「志場のこと、助けてほしい!」と奈々から哀願された犬田は、志場と奈々が『G-アンツ』へ入り浸るようになった理由を聞く…。
志場を捜すために『G-アンツ』へとやってきた犬田と奈々。そこには、縛られて痛ましい志場の姿が!青原(飯田基祐)は、志場を助けたかったら“セトリの摘発情報をもってこい”と、犬田に裏取り引きを強要する。
志場の誘拐事件として通報すれば、志場も奈々も性行為取締法で逮捕されてしまう――。犬田は、セトリ捜査官である父・陽(和田聰宏)から情報を盗み出そうと試みる中、セトリ捜査官のカンナ(大久保桜子)から電話で呼び出される。以前、潜入捜査中に襲いかかってきた犬田を逮捕せずに泳がせていたカンナは『G-アンツ』の動向を聞き出そうと考えていたのだが…。
そんな折、水瀬はバイト先のファミリーレストランへ。その休憩中、バイトの先輩・西袋(池田匡志)が水瀬に怪しく近づくのだった。
第3話
『G-アンツ』で犬田(小宮璃央)が性行為の相手に指名された女性は、セトリのおとり捜査官・牛本カンナ(大久保桜子)だった。「強制性交の現行犯」となった犬田は絶望感に打ちひしがれるが、カンナはある思惑を持って犬田を逮捕せずに潜入捜査を続けるのだった。しかし、カンナを怪しむ青原(飯田基祐)は犬田の目の前で別の男たちとの性行為を強要する。
そんな修羅場へとやってきたのは、犬田を心配して後をつけていた水瀬(川津明日香)だった。『G-アンツ』からどさくさに紛れて犬田を連れ出し、その場にいた志場(鈴木康介)の手助けもあって、追手を振り払う。やがて自宅まで逃げ延びた水瀬は、犬田を自分の部屋にかくまうことに。
犬田に対して表向きは言葉悪く接していた水瀬だが、実は内心では強く惹かれていた。ここ最近の犬田の変化を感じ取っていた水瀬は、「犬田となら、いいよ」とキスを交わし…。
一方で、夜の美術室――。壇田(森咲智美)を全裸で縛りつけて淫らに犯していたウチュラ(新條由芽)。犬田を“性の標的”として狙っていた壇田に、「彼に手を出したら、許さない」と告げるのだった。
第2話
犬田(小宮璃央)のクラスへ、突如として転校してきた国民的人気女優・ウチュラ(新條由芽)は、犬田の父がセトリの幹部と知りながら直情的に犬田を誘惑し悶えさせる。だが、その場へとやってきた水瀬(川津明日香)と担任の美術教師・壇田(森咲智美)は犬田のあられもない姿を目撃してしまう。
生徒や同僚教師からの信頼が厚い壇田。実は、『性行為等取締法』の制定以前に性に溺れた過去をもち、違法だと知りながらも密かに何人もの教え子と体を重ね続けていた。そんな壇田の新たなターゲットが犬田だった――。ウチュラに鋭い視線を送り帰宅させた壇田は、悶え乱れた犬田と二人きりになると、教師の表情をほどいて行く…。
その夜、犬田の元に志場(鈴木康介)から『G-アンツ』への誘いのメールが届く。ウチュラに誘惑されてから衝動を抑えきれない犬田は誘いに乗ることを決意。同じ頃、犬田のことを心配していた水瀬は、出かける犬田の姿を見つけると、こっそりと後をつけるのだった。
なぜ性行為が違法なのか?そんな疑問を抱きながら『G-アンツ』へとやってきた犬田。しかしこの日、『G-アンツ』では、セトリによる潜入捜査が行われていて…。
第1話
物語の舞台は、性行為が違法となった日本――。
15年前に制定された性行為等取締法に違反した者は懲役刑の対象となり、厚生労働相性行為取締官(通称セトリ)による捜査の様子がニュースで報道されるのが日常の風景となっていた。
主人公・犬田光(小宮璃央)は、セトリの幹部を父に持ち、自身もセトリを目指す生真面目で優等生な高校2年生。幼馴染みの水瀬優(川津明日香)とはオンライン勉強会をする間柄だが、恋愛感情や下心を感じたことはない。
「性行為に手を染める奴は、人間やめたバカ」。犬田はそう信じて生きてきた。
ある日、犬田は学校の屋上で同級生の志場(鈴木康介)と奈々(織田奈那)からキス(=校則違反)を見せつけられる。注意しつつもドギマギする犬田。志場と奈々は犬田をからかい、廃墟となったラブホテル街にある怪しい会員制クラブ『G-アンツ』へ連れ出す。そこで目にしたのは、性行為に興じる何人もの男女の光景。犬田は、みだらな違法行為が繰り広げられるセクシャルな空間に、これまでに体験したことのない衝動に掻き立てられてしまう。
そんな混乱の中で出会ったのは、人気俳優で犬田が大ファンのウチュラこと宇宙美空(新條由芽)だった!まさかの対面に見惚れてしまうばかりの犬田。しかし、清純派女優として国民的人気を誇るウチュラの乱れた姿を前に、犬田が起こした行動とは…!?
やがて、怪しい会員制クラブ『G-アンツ』を根城にする犯罪組織に巻き込まれていく犬田。そして、妖しい一面をのぞかせる国民的女優・ウチュラが犬田の通う高校へと転校してきて…。