― 京都中央信用金庫 ―
【第1話】2015年2月23日(月)24:24〜
街が教科書
- 京都中央信用金庫 本店
- 東五条支店 岸本健支店長
- 京都の伝統文化を学ぶ
- 文化教養講座
京都市下京区に本店をおく、京都中央信用金庫。
昭和15年の創立以来、75年にわたって信頼を積み重ねてきました。
京都の金融機関らしく、取引相手が伝統を重んじる業種であることも珍しくありません。
そのため、京都の伝統的な産業についての豊富な知識が必要となります。
東五条支店の岸本健支店長は、文化教養講座で茶道や狂言などの伝統文化を学んだり、さらに時間をみつけては、伝統文化について勉強を怠らないようにしていると言います。
そうやって得た知識は、地域の行事に協力するときなど、様々な場面で役にたつのです。
そして何よりも伝統文化を大切にする街とそこに住む人々と触れあうことで、岸本支店長はいつもこう感じています。京都という街が人間力を向上させてくれる、すなわち京都という街が教科書なのだと。
伝統から学び、時代とともに変化する街と人々を見つめ学ぶことが、京都という地域に密着した金融機関でありつづけるために必要なことなのだと。
少しずつ変わっていく京都の街で、街の未来を見据え、変わらぬ地元愛を貫き続けるプロフェッショナルがいました。
【第2話】2015年2月24日(火)24:24〜
まわりをよく見ろ
京都に根差した地域密着の金融機関であり続けてきた京都中央信用金庫。
毎年2月が近づくと人事部の職員は、寺社仏閣の多い京都ならではの研修の準備で忙しくなります。それは入社前の新入社員を対象にした「お寺」での研修。
金融機関に求められる「コミュニケーション力」や「社会人としての心構え」を学んでもらうための研修です。
2泊3日で行われるこの研修は、朝4時半からはじまり、座禅や写経などさまざまな修行を行います。入社前に研修を受けた人事部の茶園さんは「食事の時間が一番戸惑った」と言います。4人1組でおひつのご飯を一粒残さず、おかずも残さず綺麗に食べ終えなければならないのですが、一番難しいのは会話が禁じられていること。
会話をせず、お互いの食べる分量をそれぞれで判断しなければならないのです。
スタッフとして何度か参加した人事部の末藤さんは、「一人で食べているんじゃない。
まわりをよく見ろ」とよく怒られたといいます。会話ができない状況だからこそ、まわりを見ることで一歩先の行動を考えなければならないのだ、と。
相手のことを考えて、いまなにをすべきかを察知すること、それが、この金融機関に求められているコミュニケーション能力を育てるのです。
心も磨く静かな時間が新たなプロフェッショナルを育てます。
- 人事部 末藤裕美さん
- 入社前の研修はお寺で
- 座禅などの修行を行う
- 食事中も会話は禁止
【第3話】2015年2月25日(水)24:24〜
やらずに諦めるより、やってみてダメならそこで考える
- 京都中央信用金庫 山田川支店
- 山田川支店 眞鍋貴子支店長
- 今では相談を受ける立場に
- 誰もが輝き続けられる
職場を目指して
京都中央信用金庫には、女性が働きやすい職場環境が整っています。
出産経験女性の仕事継続率は実に95%を超えていて、重要なポストを任される女性職員も少なくありません。
女性の支店長も現在11名を数え、その中の1人が山田川支店の眞鍋貴子支店長。
眞鍋支店長が入社してすぐに感じたのが「女性がすごく輝いている職場だな」ということ。
入社1年半で結婚したときも仕事を辞めることは考えもしなかったのだそうです。
そのあと出産のときは迷いましたが、周囲の先輩たちの姿に励まされたと言います。
出産から復帰した先輩からアドバイスをもらい、今では後輩から相談をうける立場になった眞鍋さんですが、その時必ず口にするのが、「やらずに諦めるより、やってみてダメならそこで考えよう」という言葉。
何事もやる前は不安だが、やってみたら意外とできてしまうこともある。それを諦めるのはとてももったいない事だと。
この言葉が言えるのも、性別に関係なくやりたいことにチャレンジできる職場環境があるから。
眞鍋さんは言います。男性も女性も一致団結して、お客様の笑顔につながる仕事をやり遂げて、満足が得られるような山田川支店にしていきたい、と。
ここには、人として輝き続けようとするプロフェッショナルがいました。
【第4話】2015年2月26日(木)24:24〜
ON YOUR SIDE 〜一緒がうれしい〜
近くて便利な金融機関として地元・京都では絶大な知名度と信頼を誇っている京都中央信用金庫。
通勤圏が拡大したことから、地域密着のサービスをより充実させようと、一般店舗としては奈良初出店となる奈良支店を2月に開業しました。
昨年の10月から区域内を訪問している黒田剛史さんは、京都では「中信」で分かってもらえるが、奈良では「京都中央信用金庫です」と言っても「そんな金融機関あるの?」と言われることが多く、苦労したと言います。しかし、粘り強く訪問活動を続けたのは、知ってもらいたいある言葉があったから。それが「ON YOUR SIDE 〜一緒がうれしい〜」京都中央信用金庫のキャッチフレーズなのです。
お客様とともに同じ夢、同じ目標に向かって歩み、一緒に発展する喜びを共有する。
この理念を伝えることで、取引を検討してもらえる時は本当に嬉しい、と黒田さんは感じています。
京都中央信用金庫がこれからも目指すのは、「一緒がうれしい」そう言い合えるお付き合い。
布垣理事長は、こう言います。
「お客様に対するサービスというのは一体なにがサービスなのか?お客様を主体として、いかにお客様に満足してもらえるか、このことが一番大事なこと」なのだと。
地元で愛され、信頼される喜びを、未来に繋ぐプロフェッショナルたちがいました。
- 京都中央信用金庫 奈良支店
- 奈良支店 黒田剛史さん
- 開業に向け奔走
- キャッチフレーズ
- 布垣豊理事長