― ファミリーイナダ株式会社 ―
【第1話】2019年2月18日(月)24:29〜
不可能を可能にするのは強い精神力
- ファミリーイナダの工場は
自然豊かな大山山麓にある - 開発技術セクションの
グループリーダー 石藤裕大さん - 「人の手の動き」を再現した
最新モデル「ルピナスロボ」 - 「開発を可能にしたのは
強い精神力」と語る石藤さん
鳥取県、大山の麓にあるマッサージチェアのリーディングカンパニー・ファミリーイナダの工場。開発技術セクションの石藤裕大さんがめざしたのは、人の手を超える“もみ心地”の実現でした。
2月に発売された「ルピナスロボ」は、人により近い感覚を出すために、人の手の「第2関節」を世界で初めて再現。まるで、人が揉んでいるかのような心地よさを可能にしました。エアの動きと、メカの動きがうまく融合しないと、人の手の感覚は出せません。スタッフ全員で試行錯誤を重ねながら取り組んだ、これまでにないマッサージチェアの開発。石藤さんは、ある言葉を胸に刻んで、困難な研究に挑みました。それは、ファミリーイナダの社是の一つ、「気魄」という言葉です。「不可能を可能にするような、強い精神力を持って開発に取り組んでいます」と石藤さんは語ります。
去年、「ルピナスロボ」を使って行われた、プロのマッサージ師との「対決企画」。結果は、見事に「ルピナスロボ」が勝利しました。開発チームも、本当に勝てるのか、内心不安はありましたが、結果を聞いて本当にみんなで喜んだといいます。
不可能を可能にするプロフェッショナルがいます。
【第2話】2019年2月19日(火)24:29〜
「実行」とは、勇気ある第一歩を踏み出すこと
昨年、大阪の「なんばスカイオ」にオープンした、マッサージチェアメーカー・ファミリーイナダの直営店。この日、新製品「ルピナスロボ」がやってきました。「機動戦士ガンダム」のキャラクター「シャア・アズナブル」とコラボした真っ赤なモデル。この新製品の販売促進を任されているのが、小西楓さんです。
ルピナスシリーズのコンセプトは「健康管理をするマッサージチェア」。働き盛りの年代の方々に特に使っていただきたいという思いで、「ガンダム世代」の人々に発信するために、コラボした製品です。
CM制作や取材対応に至るまで、会社の広報活動を全て担っている小西さんは、まだ入社3年目。「大変なこともありますけども、前例を知らないからこそ気付ける部分を期待してもらっていると思うので、新しい提案ができるように心がけています」と話します。そんな小西さんが胸に刻む言葉は、ファミリーイナダの社是のひとつ、「実行」。勇気ある第一歩を踏み出すことが大切だと、小西さんは信じています。
これまでにない新機能が多く搭載された「ルピナスロボ」。パンフレットの製作にあたっても、これまでにない試みがありました。「人の手に勝るマッサージの揉み心地」という商品の特徴に合わせて、実際の人間の手と機械の動きとを重ね合わせて見られるようになっています。こうした広報活動を通じて、会社の思いをしっかり伝えていきたいと小西さんは思っています。
新たな道に勇気ある第一歩を記すプロフェッショナルがいます。
- 「なんばスカイオ」6階の
ファミリーイナダ直営店 - 入社3年目の小西楓さんは
広報活動全般を担う - 「ガンダム」とコラボした
真っ赤な「ルピナスロボ」 - 小西さんは「会社の思いを
しっかり伝えたい」と話す
【第3話】2019年2月20日(水)24:29〜
成功に至るまで貫き続ける
- 人工知能を搭載した
最新モデル「ルピナスロボ」 - 「ルピナスロボ」のソフト開発を
担当した森友淳史さん - あらゆる人が「気持ちいい」と
感じられるように改良を重ねる - 「忍耐とは、成功に至るまで
貫き続けること」と話す森友さん
「ひと言で言うと、マッサージチェアに『人の心』が入りました」
そう語るのはマッサージチェアのリーディングカンパニー・ファミリーイナダの研究開発部門でソフト開発に携わる、森友淳史さんです。
「いくらいいピアノでもきちんと調律されていないといい音楽は奏でられないのと同じ。マッサージチェアも、いくらハードの部分が良くなっても操作するソフトが進化しない限り、『人の手』には近づけないし、超えることもできなかった」と森友さんは言います。そのためには、これまでの概念を覆す新たなソフトが必要でした。しかし、その開発は簡単ではありません。「気持ちよさ」は人によって千差万別、同じ動きでも「気持ちいい」という人もいれば「痛い」という人もいます。開発チームは、みんなが気持ちいいと思える動きを作るために、社内の様々な年齢や体格の人に乗ってもらいました。そうやって改良を重ねて完成させた「ルピナスロボ」。森友さんは「私の仕事にはファミリーイナダの社是の一つである『忍耐』が欠かせないと思っています。『忍耐』とは成功に至るまで貫き続けることです」と話します。
これまでは設定した動きしかできなかったマッサージチェアが、人工知能を搭載することによって、自ら判断し、使う人の体の状態に合わせてもみ方を調節するように進化しました。森友さんは「『人間を超えるマッサージチェアを作る』と言い続けていた、一つの目標が達成できた」と胸を張ります。
忍耐を成功に繋げるプロフェッショナルがいます。
【第4話】2019年2月21日(木)24:29〜
人に喜びや感動を与えない製品は創る意味がない
1962年に創業した、マッサージチェアのリーディングカンパニー・ファミリーイナダ。創業当時から開発の指揮を執ってきたのが、創業者の稲田二千武会長です。ベンチャー的なモノづくりが好きだという稲田会長は、様々な工夫を重ねて革新的な機能を搭載したマッサージチェアを次々と開発、多くの製品を世に送り出してきました。現在では世界70カ国に製品を輸出、海外でも多くの賞を受賞しています。稲田会長の自慢は、ファミリーイナダの圧倒的な開発力。「何十年も先を行ってます」と胸を張ります。
今月発売された最新モデル「ルピナスロボ」は、人工知能を搭載。一人ひとりの、その日の体調に合わせた、最適なマッサージを行うのはもちろん、家族全員の健康状態も管理できます。稲田会長は、開発に込めた思いをこう語ります。「喜びですね。『ああ良かったな』と感動してもらう。それがなければ、意味がない。私には、世界のすべての人々に、マッサージチェアを必需品として普及させていきたいという夢があります。より一層努力して、世界に向けて感動ある製品を提供させていただきます」
世界の人々の健康に貢献し続けるプロフェッショナルたちがいました。
- 創業以来革新的な製品を
発表してきたファミリーイナダ - 世界70カ国に製品を輸出、
海外でも多くの賞を受賞 - 自ら開発の先頭に立ってきた
創業者・稲田二千武会長 - 「喜びや感動を与えられなければ
意味がない」と語る稲田会長