― 阪急阪神不動産株式会社 ―
阪急・阪神の不動産部門が統合されて誕生した、総合不動産デベロッパー・阪急阪神不動産。街づくりに携わる開発事業や、分譲住宅の高級ブランド「ジオ」等を展開する住宅事業をはじめ、時代に合った新しいワークスペースの提案や顧客の要望にとことん寄り添うリノベーション事業まで、その仕事のジャンルは多岐にわたります。そんな現場で働くスタッフたちが心に抱くアフォリズムとは・・・
【第1話】2021年3月29日(月)24:24~
「こうなったらいいな」を形にする
「ストレージア」
開発メンバーの山田さんパイプの総延長は5m必要
アクセスも重要
「こうなったらいいな」に
耳を傾ける
阪急阪神不動産の高級住宅ブランド「ジオ」。分譲一戸建ての「ジオガーデン」や数々の受賞歴を誇る分譲マンション「ジオ」など、クオリティの高さで知られています。その進化の歴史に新たなページを加えたのが、今までにない収納空間「ストレージア」の開発です。
開発メンバーの一人である山田さんは、訪問調査やモニター会にも関わり、特に衣類を掛ける収納に不足を感じる人が多いことを実感しました。モニターさんに衣類の数を数えてもらったところ大体100着は「掛けたい」という要望があることが分かったのです。問題はそのハンガーパイプの長さを確保すること。その上で廊下や各部屋からアクセスができ、さらには生活スタイルの変化に合わせて自由にカスタマイズできるようにするために非常に苦労したと言います。設計にも携わった山田さんが仕事をするうえで大切にしていること、それはお客様の「もっとこうなったらいいな」という声に柔軟に対応し、形にすること。
「どれだけお客様の実際の生活にあったお住まいを提供できるかということが、私たちの仕事のすべてです」
住む人の想いに寄り添うプロフェッショナルがいます。
【第2話】2021年3月30日(火)24:24~
自分自身もアップデートする
阪急阪神不動産が大阪・梅田で運営している会員制のワークスペース「GVH#5」。共同オフィスや個室、コミュニケーションスペースなど、24時間365日いつでも利用することができます。「共用スペースで起業して、会社が成長するにしたがって個室から収容人数の多い部屋へ移るなど、会社の成長に合わせて柔軟な使い方ができる点も魅力」と利用者の評価も上々。こうしたベンチャー企業の応援を目的とした「GVH#5」の運営に携わっているのが二川さん。利用者の声を聞きながら施設を時代が求める形へとアップデートしていくのも運営スタッフの仕事です。例えば「テレフォンブース」。メールやチャットなどで仕事を進めていける時代になぜテレフォンブースなのか?きっかけは共用スペースの利用者から寄せられた「周囲に気兼ねすることなくリモート会議がしたい」という要望でした。テレワークが中心の昨今ならではの需要にもいち早く対応しました。ハード面だけではなく、投資家や既存の企業とのビジネスマッチなど様々な相談事にも対応し、ソフト面でもサポートします。「多岐にわたるベンチャー企業を応援していくためには、常に勉強を欠かさず、新しい知識をアップデートすることが大切です」と二川さん。現在進めているのはリモートによる新たな交流の場となるバーチャルスペースの設計。
時代に合った新しい価値やサービスを提供するため、日々、自分自身をアップデートし続けるプロフェッショナルがいます。
「GVH#5」
運営メンバーの二川さんベンチャー企業を応援する
ワークスペース時代のニーズで生まれた
テレフォンブースハード・ソフト両面からの
サポートも仕事常に自分自身をアップデート
【第3話】2021年3月31日(水)24:24~
想像を超える提案をする
リノベーション設計担当の太田さん
こだわりは手描きの提案資料
要望を具体的に見える形に
さりげなく小物を図面に配置
原点である自身のポートフォリオ
阪急阪神不動産では戸建て住宅やマンションなどのリノベーションにも力を入れています。担当している太田さんが特にこだわっているのはプランを提案する際の資料。単に図面で表すだけではなく、手描きで色付けし、小物を書き添え、完成形をイメージしやすくしています。「お客様の好みを聞き出して、さりげなく提案資料の中に落とし込んでおくといった工夫もしています。情報があふれている時代ですから、あらかじめある程度の完成形を思い描いて相談に来られるお客様が多くなっています。そんなお客様に、思っていた想像を超える、ワクワクして笑顔になっていただけるような提案がしたいんです」と語る太田さん。その原点は、学生時代から手掛けてきた自分の作品をまとめてきた作品集。そこにはお客様の笑顔に接したときの自分自身のワクワク体験が凝縮されています。内装デザインから発注業務まですべてを自分で担当する際には、予算内でどこまで提案できるかに悩むことも多く、そんな時にはこの作品集を見返して原点に立ち返るようにしているのだと言います。
そこには、住む人を笑顔にする提案のプロフェッショナルがいます。
【第4話】2021年4月1日(木)24:24~
完成がゴールではない。ここが新たなスタート・・・
阪急阪神不動産が建て替え工事を進めていた神戸阪急ビルが、神戸三宮阪急ビルと名前を変えて、2021年4月末にいよいよオープン予定。森永常務も学生の頃からおなじみだったこのビルは神戸市民にとってはランドマーク的な建物。当時の面影を残すことをポイントにデザインは選定されました。上層階はオフィスやホテル、地下2階から地上3階には商業施設が入ります。特に飲食ゾーンは神戸らしい雰囲気になるようデザインにもこだわりが。地元を愛する神戸っ子が誇りに思えるよう、上品でお洒落な意匠が随所に施されています。もちろん、デザインだけではなく安全・快適に利用してもらえるように常に利用者の視点に立って建て替えを進めてきました。ただ、今回の建物の完成は決してゴールではありません。「阪急阪神不動産は100年以上、地域に密着して歩んできた企業です。建物はお客様に利用していただくことでまた新たな命が吹き込まれるものだと思います。10年後、20年後、街とともに成長していく、ここからがスタートになると思います。住んで良かったと思っていただける街づくり、それが私たちの目標です」と森永常務。
街づくりのDNAを受け継ぐプロフェッショナルたちがいました。
神戸三宮阪急ビル
商業・オフィスビルの開発を統括
森永常務上層階はオフィス・ホテル
低層階は商業施設神戸らしさにこだわったデザイン
受け継がれる街づくりのDNA