― 新教育総合研究会 株式会社 ―
【第1話】2016年2月29日(月)24:24〜
失敗を知らない人は、成長に気づけない
- 間仕切りがない教室
- 講師1名が生徒3名を指導
- 大阪南エリア教室管理担当
仲井勇貴さん - 「生徒の成長に気づく」ことが大切
新教育総合研究会が運営する「個別指導キャンパス」は、約230の教室で1万人を超える生徒の学習を指導しています。
この学習塾の指導スタイルは、4つの机を向かい合わせにし、1人の講師が3人を教えるのが基本。個別指導というと、生徒と生徒の間を仕切りで仕切っていることが多いのですが、生徒全員に講師の目が行き届くように仕切りをなくしているのです。
その上で大切にしているのが、生徒の成長に気づくこと。学習意欲を引き出すためのポイントだと教室管理担当の仲井さんはいいます。
しかし、塾の講師の多くは学校の成績に恵まれ失敗の経験があまりない人が多いため、生徒たちに教える上で「なんでそんなことが出来ないんだ」という風に失敗ばかり目がいってしまいがち。「失敗を知らない人は、成長に気づけない」ことが多いのだといいます。そこで仲井さんは、講師たちにどんなに小さなことでも生徒の成長にきづくように、と指導しています。例えば挨拶ができるようになったとか、脱いだ靴が揃えられるようになったとか…勉強以外のことでも何でも一人一人の日々の成長を見逃さず、生徒に合わせたほめ方をしていく。それが、やる気を引き出し成績を伸ばすことになるのです。
ここには、褒めることを大切にし、子どもたちの成長を見逃さないプロフェッショナルがいます。
【第2話】2016年3月1日(火)24:24〜
「やればできる」と気づかせること
『個別指導キャンパス』を運営する新教育総合研究会。
使われている教材はレベルに合わせて様々です。その教材の作成などを担当しているのが米田祐太さん。
各地域の入試問題や各学校の定期テストの内容を常にチェック、自分で問題を解き、対策用のプリントなどを作成しています。また、毎年変化する学校の教科書のラインナップや教材ごとの難易度も知っておかなくてはなりません。
この塾の教材は、他ではあまり見られない工夫がされています。それは講師が黒板に書く内容を教材に載せている、ということ。生徒がわかるまで丁寧に指導ができるようにするためなのだそう。
米田さんは言います。大切なのは生徒自身に「やればできる」と気づかせること、なのだと。キャンパスならではの教材を使うことで、自信ややる気を持ってほしいという思いを抱きながら、日々教材の選定やテキスト作成を行っています。
ここには、生徒のやる気を生み出す教材づくりのプロフェッショナルがいます。
- 「個別指導キャンパス」のテキスト
- 教務研究室 米田祐太さん
- 講師が黒板に書く内容を掲載
- 「やればできる」に繋がる
テキスト目指して
【第3話】2016年3月2日(水)24:24〜
自分の道は、自分で切り拓く
- 運営企画室 井上智惠さん
- 「人間力を磨ける人」を重視
- チャレンジする姿勢が大事
- 後輩から刺激をうけることも
『個別指導キャンパス』を運営する新教育総合研究会は、求人倍率が112倍(2015年度)という人気企業。入社希望者の面接を担当するのが井上智惠さんです。
この会社が重視しているのは「人間力」。生徒にとって塾の先生は身近な大人で、将来のモデルとなる存在であるため、自分で自分の人間力を磨くことができる人を求めているのです。
新入社員はまず、各教室の責任者、教室長の仕事につきます。「1年目だから」とか「新入社員」だからといったことが一切通用しない教壇の上。生徒からも保護者の方からも先生と呼ばれることになるため、社会人としてのマナーを新人研修でみっちり指導、人間力を向上します。
さらに人間力を磨くために大切なこと、それは積極的にものごとにチャレンジする姿勢。井上さんは言います。求めているのは、「自分の道は自分で切り拓く」人なのだ、と。
この会社では立候補制度を導入。経験に関係なくチャレンジしたいという気持ちさえあればやりたいことができる環境が整っています。井上さんは、自身が面接をして採用になった社員が、入社後にイキイキと仕事をしているのを見ると「私も道を切り拓いて行かなきゃ。頑張ろう!」と力をもらうのだそう。
ここには、自らの道を切り拓いていくプロフェッショナルがいます。
【第4話】2016年3月3日(木)24:24〜
信頼なくして成績は伸びない
たった3名の生徒から始めた個別指導塾を、およそ230教室、生徒数1万人以上にまで成長させたのが、新教育総合研究会の福盛代表です。
福盛代表は、成功の秘訣を「講師が生徒の信頼を得ること」なのだと言います。
生徒の些細なことでも褒めて「この先生の言うことなら話を聞いてみたい」と思わせ、話を聞いてもらえるようになれば、あとは生徒のやる気をいかに持続させるかなのだと。
つまり「信頼なくして成績は伸びない」のだ、と。
さらに、保護者からも信頼されることが大切だと言います。教育のことがきっかけになって夫婦関係のグチのようなことまで相談されるようになると、さらに本音で指導ができるようになるからだそう。信頼関係ができれば、様々な指導プランも気軽に提案することができるのです。例えば、入塾後、成績が上がらなければ授業料を1ヵ月分無料にするという「成績保証制度」も保護者との対話の中から生まれました。
「進学実績」をアピールする事で信頼を得ようとする塾が多い中、この塾は「誰にも負けない努力をする講師や社員を見て、信頼してもらいたい」という想いがあります。「信頼さえしてもらえれば、どんな生徒が来ても例外なく成績を上げてみせる自信がある」と言い切る姿勢こそが、生徒・保護者との信頼関係を築く第一歩なのかもしれません。
この会社には教育の未来を見つめるプロフェッショナルたちがいました。
- 代表取締役 福盛訓之さん
- 生徒数3人の塾が
今では1万人以上に - 成功の秘訣は「信頼関係を築くこと」
- 保護者との信頼関係も大切