― 株式会社ユニクエスト ―
【第1話】2020年2月24日(月)24:24〜
『大切なのは「自分が使いたい商品であるか」』
- ユニクエストが提供する
葬儀サービス「小さなお葬式」 - サービス立ち上げから関わる
八田知巳 取締役・法人営業部長 - 高品質・低価格・明瞭なプランを
全国で提供するために交渉を進めた - 「自分が使いたい商品を
提供することが大切」と話す
インターネットで申し込める葬儀のセットプラン「小さなお葬式」。一般的な葬儀費用の全国平均は約120万円と言われていますが、「小さなお葬式」ではその半額以下で行うことができるということです。サービスの立ち上げから関わっている、ユニクエスト取締役・法人営業部長の八田知巳さんは「お葬式の業界は今までお客さまの要望があまり反映されてこなかった。お客さまから『過剰なサービスも無くて、自分たちの思っていたお葬式でよかった』という声を聞くのが喜びです」と話します。
高品質で低価格、しかも明瞭なセットプランを全国どこでも利用できるように葬儀社と交渉し、使える式場は現在4000以上あります。当初はどこに行っても「ネットのお葬式なんて」という反応だったそうですが、八田さんは、自分たちがどういうことを目指しているのかを対面で説明して、提携してもらえるようになったといいます。
八田さんは、「自分や自分の家族がいつかは使うのがお葬式。なので、大切なのは『自分がユーザーとして使いたい商品であるか』ということ」と思いを語ります。そして、「お葬式と言ったら『小さなお葬式』」と思ってもらえるように、納得できるサービス、自慢できるサービスをしっかり作っていって、世の中の方にもっと知っていただきたい」と考えています。
葬儀の新たなスタンダードをめざすプロフェッショナルがいます。
【第2話】2020年2月25日(火)24:24〜
『お客さま一人一人とまっすぐ向き合う』
「小さなお葬式」を運営するユニクエストの大阪市西区の本社にはコールセンターがあり、専門のスタッフが24時間体制で、葬儀に関する相談や問い合わせに対応しています。
営業部の今井英里さんは、コールスタッフとして入社して7年目。「最期のお別れというのは人生で何度も経験するものではないので、不安になっているお客さまからのお問合せが大変多いです。ですから、相談されたことは何でも答えられるように準備しておかなくてはならない」と心構えを語ります。
新人スタッフの教育を行うのも今井さんの大事な役目。座学はもちろん、最初のうちは、電話での対応をモニタリングして、アドバイスを送ります。その中で後輩たちに必ず教えるのは、「相手の気持ちに寄り添うことも大事だが、そこで一緒に落ち込んではだめ。ご葬儀を手配することだけが私たちの仕事ではありません。大切な人を亡くされて悲しみにくれる中にお電話をいただいているので、マニュアルだけでなく、お客さまお一人お一人とまっすぐ向き合うことが大事」ということだといいます。
今井さんは、対応したお客さんから、葬儀が終わった後に「今井さんに対応してもらってよかった」という手紙を受け取ったことがあるとか。そんな思いを後輩にも味わってほしいと思っています。
不安を安心に変えるプロフェッショナルがいます。
- ユニクエストの本社にある
24時間対応のコールセンター - コールスタッフ7年目の
今井英里さん - 新人スタッフの教育も
今井さんの仕事 - 対応したお客さんから感謝される
ことに喜びを感じるという今井さん
【第3話】2020年2月26日(水)24:24〜
『“違和感”が自分を成長させてくれる』
- 「小さなお葬式」では全国で
同じサービスが受けられる - お寺との提携の交渉をする
法人営業部の中村明博さん - 葬儀業界は年齢層が高いため
苦労もあるという - 時代のニーズを意識した
取り組みを絶えず続ける中村さん
インターネットで依頼できる葬儀サービス「小さなお葬式」を運営するユニクエストの法人営業部の中村明博さんは、全国どこでも同じサービスを受けられるよう、様々な地域の葬儀社やお寺との新規提携の開拓を担当しています。提携を結ぶ際にはネットや電話で済ますのではなく、一軒一軒実際に足を運んで話をして契約することを大事にしていますが、年齢層が高い葬儀業界ならではの苦労もあるといいます。「やはりインターネットで葬儀やお寺を手配するといった所に違和感を感じていらっしゃる方が多いのかなと思っています。ただ、私はその“違和感”というものをとても大切にしています」と中村さんは話します。
中村さんが大切にする“違和感”とは、新しいことにチャレンジしたり何かを取り入れる時に感じる「不安」のことだといいます。中村さんは、そういった“違和感”を取り入れていくことが自身の成長にもつながっていくと考えています。
「“違和感”を感じなくなってしまった時というのはその仕事に慣れてしまった時だと思うので、その感覚を大切にしていきたいと思っています」そう言って、絶えず時代のニーズを意識した取り組みを続ける中村さん。提携したお寺の「新しい環境づくり」へのお手伝いとして、ホームページの制作を始めました。「ホームページを制作することによって、お寺さまともコミュニケーションをとる場が増えましたので、いい関係になっていると思います」と話します。
違和感を成長の糧にするプロフェッショナルがいます。
【第4話】2020年2月27日(木)24:24〜
『ゴールは明確に プロセスは柔軟に』
CMでもおなじみの葬儀サービス「小さなお葬式」。サウンドロゴが耳に残るこのCMを手掛けたのが、ユニクエスト経営企画室の佐藤寛子さんです。佐藤さんは、顧客がお葬式を依頼する際にどういった点に不安に感じるかをアンケート調査して、そこからヒントを得てCMを作ってきました。実際に「小さなお葬式」への依頼件数が徐々に増えてきていることから、自分たちが発信したことがきちんと伝わっているという実感とやりがいを感じています。
「小さなお葬式」を広めるため、佐藤さんは新サービスの開発にも関わっています。それが、SNSを使って遺族に香典やメッセージを送ることができる「enishi」というサービスです(3月サービス開始予定)。「遠方ですと直接お葬式に参列できなかったりする方もいらっしゃるので、少しでも弔いの気持ちを届けたいという方に向けて開発しました」と佐藤さんは話します。
CMを作るにあたっては制作の途中で訴求ポイントを変えることがあり、新サービスの開発でも、仕様が途中で変更になることは頻繁にあるそうです。そんな中で佐藤さんは、「ゴールは明確に プロセスは柔軟に」という言葉を大切にしています。
「小さなお葬式」では、利用者だけでなく、提携している寺院などに向けたアプリも開発。葬儀業界に新たな風を吹き込んでいます。「私のゴールは『小さなお葬式』を日本の葬儀のスタンダードにすることです。それを達成するために、改善と振り返りをスピード感をもって取り組んでいきたい」と佐藤さんは話しています。
社会に必要とされるサービスを探求し続けるプロフェッショナルたちがいました。
- 「小さなお葬式」のCMを手掛けた
経営企画室の佐藤寛子さん - 新しいサービスの開発も
進めている - 開発の途中での方針変更も
頻繁にあるという - 「『小さなお葬式』を、日本の葬儀の
スタンダードにしたい」と話す
佐藤さん