放送内容

ヤンマー株式会社のロゴマーク ― ヤンマー株式会社 ―

1912年に創立、100年以上にわたり日本の農業を支え続けてきたヤンマー株式会社。
未来の農業のために目指していること、それは「新しい農業をクリエイト」すること。農業界のパイオニアが見据えている、次の100年とは?そこに秘められた「アフォリズム」とは…。

【第1話】2015年7月6日(月)24:24〜

農業に誇りを

  • ヤンマー株式会社 本社の写真ですヤンマー株式会社 本社
  • アグリ事業本部 プロダクトマネジャー 日高 茂實さんの写真ですアグリ事業本部
    プロダクトマネジャー
    日高 茂實さん
  • 開発を手掛けたトラクター「YTシリーズ」(イメージ写真です)開発を手掛けたトラクター
    「YTシリーズ」
  • 乗り心地を確認(イメージ写真です)乗り心地を確認

100年以上日本の農業を支え続けてきたヤンマー株式会社。今年5月に販売を開始した新たなトラクター・YTシリーズは、1から作り上げたフルモデルチェンジのトラクターです。開発者の1人、日高さんはデザインや性能を全力で一新したと言います。その理由は…「農業に誇りを」感じてもらいたいから。日高さんは、農家の人たちから「日本の農業の地位を上げたい」という声をよく聞くと言います。働くこと、乗ることに誇りが持てるようなトラクターを作る為、最も重視したことの1つが「居住性」でした。
トラクターはただの作業車ではない、農家の人たちの「居住空間」だと考えたのです。
農家の人たちが乗り続ける時間は、1日10時間以上。乗っていて疲れないよう、エアサスペンションのシートをはじめ、パネル類の見やすさ、スイッチやレバーの位置など様々な工夫を凝らしました。
さらにデザインは「カッコよさ」にこだわり、洗練されたものに。
農家の人たちの期待に応えたい、という想いが、「農業に誇りを」感じることができるトラクターを生みだしたのです。さらには期待に応えるのはもちろん、その期待を超えるために新たなチャレンジをし続けたい、と日高さんは言います。
100年以上の変わらぬ信頼を、新たなブランド力につなげようとするプロフェッショナルがいます。

【第2話】2015年7月7日(火)24:24〜

できないと言う前に、どうやったらできるかを考える

1912年の創立以来、農業機械の分野で、確かな信頼を積み重ねてきたヤンマー株式会社。
いま日本の農業を大きく変える新たなシステム「スマートアシスト」の普及をめざしています。
「スマートアシスト」とは、トラクターなどの農業機械にGPSを搭載し、位置情報や稼働状況を管理。365日24時間体制で見守り続けるサービスです。
この「スマートアシスト」について、展示会での説明を担当するのが木村さん。
全国を飛び回る多忙な日々の中、実際に使っている農家の方を訪ねることも。お客様の声を直接聞くことがとても大切だと木村さんは言います。スマートアシストのよさを展示会などで伝えるときに、実際に使っている人の声を取り入れる方がわかりやすく説明できるからです。
しかし、新しいシステムゆえに、課題が見つかることも。
お客様から要望があった時に、木村さんはいつもこう考えます。「できないと言う前に、どうやったらできるかを考える」ことが大事だと。解決法を考えることが、農業の新しいカタチを作っていくのに繋がっていくのではないか。
日本の農業自体が大きく変わっている、そんな時代に自分が立ち会えて嬉しいと話す木村さん。
ここにお客様の声を農業の未来につなげるプロフェッショナルがいます。

  • リモートサポートセンターの写真ですリモートサポートセンター
  • 365日24時間見守るサービス(イメージ写真です)365日24時間見守るサービス
  • スマートアシストグループ 木村 岬さんの写真ですスマートアシストグループ
    木村 岬さん
  • 農家の人々の声を聞くことが大切(イメージ写真です)農家の人々の声を聞くことが大切

【第3話】2015年7月8日(水)24:24〜

大地は学校

  • 北海道にある「アグリソリューションセンター」の写真です北海道にある
    「アグリソリューションセンター」
  • センター内のショールームの写真ですセンター内のショールーム
  • アグリソリューションセンター アグリサポート部 芳賀 陵太郎さんの写真ですアグリソリューションセンター
    アグリサポート部
    芳賀 陵太郎さん
  • デモフィールドの写真ですデモフィールド
  • 「土」の上で試乗の写真です「土」の上で試乗

北海道江別市。ここにヤンマーの情報発信基地「アグリソリューションセンター」があります。
ショールームエリアにはグッズや最新のトラクターYTシリーズなどが展示され、見学者は実際に触れることも可能。今の農業を身近に感じることができます。
敷地には、広大なデモフィールドを備え、最新のトラクターに試乗することもできます。本当の機能をアスファルトの上でなく、実際の畑の土の上で感じてもらいたいからだ、とトラクターなど操縦の講師を務める芳賀さんは言います。
日本の中でも最先端をいく北海道の農業。芳賀さん自身も様々な農地を訪れ、実際に大地に触れることは勉強になるといいます。それは同じ作物でも畑の作り方から個人個人で変わるため、その数だけトラクターの操作法も変えていかなければならいからだと。芳賀さんにとって「大地は学校」なのです。
そうして得た情報は「アグリソリューションセンター」を通して生産者と共有。その積み重ねが「新たな農業をクリエイト」しているのです。日々の勉強が自分たちの仕事だという芳賀さん、北の大地で土の大切さを知るプロフェッショナルがいます。

【第4話】2015年7月9日(木)24:39〜

生きた土作り

創立以来100年以上、日本の農業を支え続けてきたヤンマー株式会社は、次なる100年に向け今こそ「新しい農業のカタチをつくりだすとき」だと考えています。
いま世界の人口はすごい勢いで伸びていて、「食糧」が世界で非常に注目されています。
今までの生産性を重視したやり方では地球環境への負荷が大きく、持続ができません。
「持続可能な農業」を可能にするためにヤンマーが注目したのが「土作り」でした。
小林常務は言います。「土は生きている。生きた土がおいしくて体にもよい、いい作物を作る。
だから"生きた土作り"が本当の農業のキーポイントなのだ」と。
ヤンマーが目指す、地球に優しい循環型農業はまさに「生きた土作り」。トラクターについても、土や環境に負荷がかからないよう、軽量化や燃費効率を上げる工夫をしています。「ただの機械」ではなく生きた土づくりの「パートナー」として考えているのです。
さらに、この土作りは人づくりと同じだと小林さんは考えています。社員が作物と同じように生き生きと、のびのびと働ける土=会社作りが大切だと。そうすればチカラを発揮できるし、いい人材が育っていくのだと。
「新たな農業をクリエイト」するために必要な「生きた土作り」。
農業の未来に思いを馳せながら、プロフェッショナルたちはきょうも新しい農業にチャレンジしています。

  • ヤンマー株式会社 本社の写真ですヤンマー株式会社 本社
  • 常務取締役 小林 直樹さんの写真です常務取締役 小林 直樹さん
  • トラクターはパートナー(イメージ写真です)トラクターはパートナー
  • 「土作り」と「人づくり」は同じ(イメージ写真です)「土作り」と「人づくり」は同じ