幼いころに誰もが口ずさんだ童謡。そこに隠された謎を解く、カシコブレーンが再び登場。童謡研究家の合田道人先生が「童謡の謎~秘められた もうひとつのメッセージ~」を解説していく。
まずは「なぜか世界中が知っている あのメロディの謎」から。代表曲は「むすんでひらいて」。街角で、外国人の方に聞いてもらうと、各国の人が「知っている」と答えたこの曲。作曲者はフランスの思想家、ルソー。その後、賛美歌にもなり世界中に広がった。その曲を日本で広めたのは、24歳で愛知県師範学校の校長を務めていた伊沢修二。明治初期、「子供たちに音楽の授業を」とアメリカへ西洋音楽を学びに行った人物。そこで「むすんでひらいて」に出会ったという。実はこの曲には、ある特徴があり、それが当時の日本に馴染みやすい理由だったのだとか。この特長が今でも日本の民謡や演歌に受け継がれているという合田先生は、演歌界の大御所・北島三郎の「函館の女」の1フレーズや幾つかの童謡を使って説明。その特徴とは?!
伊沢修二がプロデュースした曲のひとつが「蝶々」。次はこの歌の歌詞に迫ってみる。あらためて歌詞をボードで見ると「ホステスさんの歌みたい」と勘が冴えるモモコ。「じつは、男と女のことを歌っているようなんです」と合田先生が言うとモモコは得意げな顔に。さらに先生は、実はこの童謡がなんと4番まであることを明かす。モモコを筆頭に、ついついみんなで歌詞の中にエロさを感じる部分を探してしまうほどの、「蝶々」の歌詞の全貌とは?!
「知らずに歌ってた!CMに潜む童謡」では、ヨドバシカメラなどのCMソングを紹介していく。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルが新企画「私ってどう?」をお届け。最近は、周囲の人に自分がどう思われているか、興信所で調べてもらう人が増えているとか。そんな「自己調査」を、ビーバップ流に調べてみる。
7月31日放送以来2回目の登場。童謡研究家。2002年に『童謡の謎』全三冊を出版、童謡ブームの火付け役と呼ばれる。現在は童謡研究家のほかに音楽番組の構成や司会、CDの監修・解説、新聞雑誌の執筆連載などとして活躍中。