UFO、宇宙人、怪奇現象など、科学では説明できない超常現象である「オカルト」。横浜国立大学教育人間学部教授の一柳廣孝先生をカシコブレーンに迎え、「人はなぜ、オカルトにハマるのか」を解明していく。
怖い話が大の苦手なモモコは「打ち合わせするだけで、ものすごい怖かった」と冒頭からビクビク。徳井、福田も「不思議な現象を完全否定はできない」と話し、たむけんに至っては「僕は霊が入ってきやすい体質らしいんです」と不思議体験を数多く持っている様子。そんなメンバーだが、一柳先生が研究しているのは、オカルトの真偽ではなく、「オカルトが流行しているその時代に、どんな歴史があるのか、文化があるのかを考えていくこと」だという。例えば、90年代あたりから映画や実話怪談と言った「ジャパニーズ・ホラー」がブームだが、戦後の大きなオカルトブームは70年代だったとか。その頃に流行ったもののひとつが文字盤の上に置いた10円玉が動く「こっくりさん」。暗示にかかりやすい子供たちがパニックを起こし、学校で禁止されるなどの社会問題となった。その「こっくりさん」のルーツは、意外にも明治時代にアメリカから入ってきた占いゲームから発展したものだとか。それなら、「なぜ10円玉が勝手に動くのか?」。その疑問に対して、先生が実験を交えて解き明かしていく。
またオカルトを生み出したとも言える1848年にアメリカの小さな村で起こった「フォックス姉妹事件」の謎を紹介する先生。日本のオカルトの代表として、映画「リング」に登場した“貞子”の母が実在していたことも語り、モモコを震え上がらせる。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルが新企画「リアクション-1グランプリ」を行う。元刑事なのに怖がりな男性、ブラマヨの企画“初めての日本”に参加しているトルコ人のアンディ、そして徳井という3人が、ビビっているリアクションを女性審査員たちが密かに審査する。
横浜国立大学 総合人間科学部教授。専攻は日本近代文学・文化史。著書に『 <こっくりさん> と <千里眼> 』編著に『心霊写真は語る』『ホラー・ジャパネスクの現在』などがある。