ビーバップ!ハイヒール

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2009年02月19日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

失われた「食」の知恵

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井、福田)
浜口順子
岡元昇(ABCアナウンサー)

世界中の料理が食べられる、グルメ大国ニッポン。そんな飽食の時代だが、「日本の本質的な食の豊かさは昭和10年代が一番ベストだと思う」と話すのは、本日のカシコブレーンである食文化研究家の魚柄仁之助先生。「家には電子レンジも暖房器具もありません」と言う魚柄先生から興味深い「失われた『食』の知恵」を学んでいく。

「“ビーバップ”で初めて、ゲストの先生を2度見しました」と徳井が言うように、その風貌に思わず見入ってしまう魚柄先生。「今の時期、僕の家は5度くらい。僕は『寒い』と感じないんです」と言う先生の足元は、素足に雪駄。それに驚愕するリンゴだが「履物は雪駄と下駄しか持ってない」と先生はキッパリ。自身の日常生活が昭和10年代と言い切る先生は、「1ヵ月の食費はカミさんと2人で1万5000~6000円」と言って皆を驚かせる。

先生が「一番、食が豊かだった」という昭和10年代は主婦の間で一大料理ブームが起こった時期だとか。その理由は、関東大震災以降、炭火に代わる熱源としてガスが普及したため。簡単に着火や火加減が調節できるので、手の込んだ料理が家で作れるようになったという。そうは言っても、高級食材が一般家庭で手に入る時代ではない。そこで「明るい食品偽装」が開発されたという。ジャガイモで作るホットケーキ、卵と塩で作るカラスミなどを実際にスタジオで試食する。出演中に食べ物を口にすることを嫌ってきた筒井だが、今回はカラスミに手を伸ばすという珍場面も。さて、そのお味は…。続いて「先人たちの貯蔵法」を紹介。「干す」、「漬ける」、「瓶詰め」という3種の方法の中で、特に「干す」を推奨する魚柄先生。「干すと濃い味になります。ビタミンDも増えるんですよ」と言い、ニンニクやショウガの干し方も解説する。また、100g78円の鶏肉も100g581円の秋田県産最高級比内地鶏に負けない味になる、魔法のかけ方や日本生まれの洋食「コロッケ」の誕生物語も紹介する。

「ハテナの自由研究」では、チュートリアルが「自分調査2」をお届けする。「周りから自分がどう思われているのか?」が気になる3人の応募者を調査。その1人がたむけんなのだが、調査の結果は…。

魚柄 仁之助(うおつか じんのすけ)
魚柄 仁之助(うおつか じんのすけ)

食文化研究家。実家は大正時代から続く古典料理屋。明治~大正~昭和の料理本を中心とする食文化に関する史料を大量に収集し、それを元に日本人の食文化の変遷を研究している。主な著書に「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」「食べ方上手だった日本人」「うおつか流台所リストラ術」など。

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