「大阪の人たちは、無意識のうちに脳を鍛えている」というのは、あらゆる分野でマルチな才能を発揮する脳科学者の茂木健一郎先生。そこで今回は、茂木先生をカシコブレーンに迎えて「大阪脳の秘密」に迫ってみる。
「大阪は日本のNY。新大阪へ降りた瞬間、『何やってもいいんだ』って思うよね」という先生は、大阪人のアドリブの力に感心するという。「アドリブでやってるってことは、ドーパミンを出しっぱなしにしてるってこと」だとか。先生はやしきたかじんの番組に出演した際、アドリブの連発にビックリしたことを話す。
そんな先生が大阪脳を分析すると4つに分かれるという。「ズバズバ脳」、「ええんちゃう?脳」など、大阪人なら誰もが持っている4つの特徴に、「うわ~、わかります!!」と福田をはじめ、凡人みんなが多いに納得。そのなかに、“ミラーニューロン”という聞きなれない言葉が。「他人の経験を自分のことのように受け取る神経細胞のこと」なのだが、凡人たちはピンとこない。「近年の脳科学界で“ミラーニューロン”の発見は、スゴイことなんだよ!」と力説する茂木先生。そして、なんとか理解しようとする凡人たちは質問攻め。その様子に先生は「スゴイね、この番組!!東京の番組では、ここまで突っ込んで聞いてこないよ」とタジタジになる。そこで、江川が助け舟を出し“ミラーニューロン“発見のスゴさをもう1度、解いてみる。凡人たちに、理解できたのか?
また「大阪の人たちのスゴイところは、自分でボケて自分で突っ込むことができること」と“ノリツッコミ”を絶賛する茂木先生。そこで、モモコとたむけんは“ノリツッコミ”のお手本をみせて、先生を喜ばせる。
後半は、脳を鍛えるための「ひらめき力UP!モギテスト」を実施。「ひらめきは、今までに持っているものから出てくる」ということで、初キスの光景を思い出すことを提案する。「いったん忘れたことを思い出そうとすると脳の前頭葉が活性化するんです。細かいことまで、思い出してみてください」と言われて、一番意気込んだのは筒井。「初めてのキスのことは、絶対忘れへんよ」と絵に描いて当時を振り返る。他のメンバーもそれぞれのドキドキ体験を事細かに描いて、順に語っていく。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「心眼の世界3」。その道を極めた達人は、心の目だけで技を発揮できるのか?それを調べるために、3人の達人に集まってもらう。なかでも息を呑む居合い斬りは必見!
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学 大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。主な著書に「脳とクオリア」「脳を活かす勉強法」など。