京の都ができて1200年あまり。その歴史の中で、多くの人々があらゆる場所でさまざまな死を遂げてきた。現在の京の繁華街もほんの150年前には、幕末の志士たちが暗殺され血塗られた場所。そんな京都に潜む謎を伝える「京都裏ミステリー案内パート2」をお送りする。
迎えたカシコブレーンは、4度目の出演になる作家の山口敏太郎先生。すでに70冊にのぼる本を出版している先生が、今回取り上げるのは「京都裏ミステリー七不思議スポット2」。その前に、夏の風物詩である祇園祭りは、怨霊の祟りを鎮めるために行われていること、山鉾は怨霊に対する武器であることを話して、皆を驚かせる。それだけでなく、御所の北東に位置する塀に、怨霊対策として猿が飾られている理由も解説。それは十二支からなる風水に基づいているという。
京都ミステリーへの興味が高まったところで、いよいよ本題の“七不思議スポット2”へ。7~5位の中には、女の執念の恐ろしさを思い知らされる妙満寺の「清姫の呪いの鐘」が入っている。修験者の安珍に一目惚れした清姫。だが、想いは叶わず、安珍に裏切られた怒りでヘビになった清姫は、鐘の中に隠れた安珍を追い、鐘に巻き付いて焼き殺してしまったという。焼かれた鐘を後にもう一度作ったが、鐘をつけば天災や人々が病に倒れたのだとか。続いて、4~2位には、養源寺の「血天井」が。徳川家康の家臣、鳥居元忠の兵が石田三成に惨敗した戦で、血だらけになった伏見城の床を、足に敷かれることのない天井板にするよう家康が命じたものが「血天井」。血の手形や足形が残る生々しい血天井の映像に、「ほんまにあるの?」、「当時の血なんですか?」と凡人たちから、驚きの質問が続出。「寺へ行けば、丁寧に解説してもらえますよ」という山口先生の言葉に、凡人たちはまた驚く。残す1位に選ばれたスポット。それは、「冥土の入り口」と言われる井戸がある場所で…。
「ハテナの自由研究」は、 ブラマヨが「女の修羅場な話2」をお届けする。集まった3人の女性が告白する、壮絶な修羅場とは!?
ビーバップ4回目の出演。作家、ライター、妖怪研究家、漫画原作者。96年学研ムーのミステリーコンテストにて論考「妖怪進化論」で優秀賞を受賞。その後、「竜馬からの手紙」「ドリームスターコンテスト小説部門」などを受賞。