世界に通じる企業がある大阪の町、“モノづくりの聖地”と言えば、東大阪のこと。航空機メーカーのボーイング社が、日本初の優良工場として認定した会社「アオキ」をはじめ、完成したネジの精密さはNASA公認という「ハードロック工業」など、世界に誇る企業がたくさん集まっている。その東大阪には、6500軒もの町工場が。何故、東大阪の技術力がここまで世界を制することができたのか!?今夜はカシコブレーンに、関西大学社会学部教授の大西正曹先生を迎えて「誇り高き職人たち~スピリッツ・オブ・東大阪~」をお送りする。
東大阪と言えば、今年の1月23日にほとんどの部品を東大阪製で作った人工衛星「まいど1号」を打ち上げたことで話題になった。「高度経済成長期の頃には、独立した人たちが東大阪へやってきたんです。貸工場があるし、中古の機械もある。仕事も隣近所で回していた」という先生。そんな下町ネットワークが根付いていた東大阪だが、バブル崩壊で町全体が閉塞感に包まれてしまった時期があるという。その状況を打破したきっかけが、人工衛星「まいど」。このことがきっかけで世界に東大阪の力を認知させることに。そのVTRを見たたむけんは、「映画化しましょう!」と感動する。大西先生いわく「小さな領域なんですが、『このことにかけては、天才ちゃうか?』と思うような職人さんがいるのが、東大阪」なんだとか。例えば、「削る」、「穴を開ける」、「曲げる」、「磨く」など、その一部分に関して、世界一と言える腕を持つのだという。「株式会社タカコ」も東大阪から世界を動かした企業のひとつ。「世界を変えたい」と思う若干29歳の社長の夢を叶えるために、ベテラン職人たちが手助けする再現VTRも紹介。このVTRを見終えると、今度は徳井が、「スゴい!ほんまに泣くのを必死にガマンした!!」と言って、拍手で大絶賛する。それほど、胸を熱くした奇跡の物語とは…。
スタジオには、東大阪が生み出したアイデア商品2品が登場。お母さんが握ったようなおにぎりが作れる「おむすびころりん」を試した後、出てきたのは「アイデアトイレ」。ある機能がついているのだが、それを当てるために福田と森が、順にトイレの便座に座ってシュミレーションしてみる。
「ハテナの自由研究」では、たむけんの初企画が始動。「現代っ子はファンタジーを信じるか?」をテーマに、小学1年生と2年生の2人の子供が、どこまでファンタジーを信じているのか、こっそり試してみる。
関西大学 社会学部教授。専門は社会システムデザイン。各地で経営者の後継者を集め、次世代企業を目指して商品開発セミナーや第二創業塾を主催したり、NHK21世紀ビジネス塾講師を務めたりもしている。著書に「よみがえる地財産業」など。
この回の内容に興味がある方は・・・
![]() |
![]() |
![]() |